golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

ベートーヴェン「交響曲第6番《田園》、第8番」クリュイタンス

2012-12-13 23:33:24 | Weblog
今日は、何故か電車の中でITに長けた感じ(?)の年配の方を色々見掛けた日。

外出途上の東海道線では、前の席の人がスマホを慣れた手付きでいじっているかと思えば、隣に立っている2人連れは、「マウスを右クリックして…」とか、「イメージフォルダに…」とか、「ブルーレイが…」等々の会話をずっとされていました。

何れも70歳代という雰囲気の方々。

帰りの電車の中でも、こちらは60歳代かなという方ですが、ずっとiPadをいじっていらっしゃいました。

ちょっと前までは、年配者はITに弱いという図式が一般的に成り立っていましたが、結構それが崩れて来たかなと感じた1日でした。

写真は、先日新宿で見掛けた、地下街で暖を取る丸々太った鳩の群れ。

アンドレ・クリュイタンス指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(EMI盤)

ワルターの物などとともに昔から評判の良かったクリュイタンスの「田園」。

明るく、田園に着いた喜ばしさが伝わる演奏。

クリュイタンスの美質とベルリン・フィルの重厚さが上手くブレンドされ、この曲に相応しい演奏となっています。

嵐の場面も穏やかで、慈雨とさえ思ってしまいます。

8番の刷り込み演奏は、もしかしたらクリュイタンスの指揮??

フルトヴェングラー指揮ベルリン・フィルの演奏というレコードでこの曲に親しんだのですが、これはクリュイタンスの演奏という噂もあった曰く付きの代物。

わざと音質を悪くして、それらしくしているといった記事もどこかで読んだことがあります。

真相がどうだったのかは分かりませんが、当時はそれほどフルトヴェングラーが神格化されていた時代。

そのLPの演奏は、かなり熱狂的で、8番も7番と双子の兄弟と思わせるものでありました。

しかし、こちらの演奏は、抑制の効いた美しいもので、当時の記憶の中のあのLPは少なくともこの演奏では無かったのではないでしょうか。

ベルリン・フィルの重厚な響きに明るさが灯り、気品の加わり、この曲の持ち味と良く合った演奏に思います。

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