golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

リスト「交響詩《タッソー、悲劇と勝利》」シルヴェストリ、「ハンガリー幻想曲」アンダ、他

2012-12-04 23:23:11 | Weblog
下の方のCDには相当な荷重が掛かっていそう。

ベッドの脇などに乱雑にCDを積み上げたりしているのですが、BOXが潰れ掛かっているものが目に着きました。

週末に少し整理しないといけませんね。

昔は1枚1枚を貴重品のように丁寧に扱っていたものが、BOX物や中古品など安価に手に入ってしまうようになると扱いもぞんざいになって良くないですね。

【交響詩《タッソー、悲劇と勝利》】
コンスタンティン・シルヴェストリ指揮フィルハーモニア管弦楽団(1957年録音、ステレオ)
【ハンガリー幻想曲】
ゲザ・アンダ(ピアノ)、オットー・アッカーマン指揮フィルハーモニア管弦楽団(1955年録音、モノラル)
【詩的で宗教的な調べ~第7曲《葬送、1849年10月》】
ウラディミール・ホロヴィッツ(ピアノ)(1932年録音、モノラル)
(MEMBRAN盤)

「交響詩《タッソー、悲劇と勝利」は、初めて聴きましたが、後のワーグナーを思わせる劇的でスケールの大きい響き。

ピアノ曲が面白いと思い出したリストですが、オーケストラ曲も聴き応えのある作品が色々ありそうですね。

異形の奇才シルヴェストリの指揮は、一般的な演奏とどれほど違っているか、他と聴き比べてみないといけませんね。

「ハンガリー幻想曲」は、ピアノの妙技にオーケストラの厚手の響きが加わり、親しみ易い旋律もあって楽しい作品。

「ニヒルなロマンチシズム」と言ったら変な表現ですが、甘美であったり、濃厚なであったりなどのロマン派音楽の中で、リストのピアノ曲はどこか冷めたところがある気がしておりました。

そこが、今一つ馴染めないところであったような気が致します。

ところが、その辺こそがリストの面白さなのかな、と思い出しました。

「詩的で宗教的な調べ~第7曲《葬送、1849年10月》」の冒頭などもロマン派から近代を通り越して現代曲にも通じるクールな感覚が致します。

しかし、その後にロマン派らしい美しいメロディも。

妙技性に美しいメロディが絡むが、どこか醒めた感覚が通底しているのがリストなのかな。

いずれにしても、リストが益々面白くなって参りました。

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