golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

サン=サーンス「歌劇《サムソンとデリラ》」フレスティエ

2012-01-29 21:49:21 | Weblog
今日は、年1回の廃水管清掃でメンテナンス業者の方がいらっしゃいました。

台所や風呂場などの廃水管に、高圧のジェット噴射を掛けて管内の汚れを取り、詰まりを防ぐのが目的です。

その際、洗面台の下のS字型の管がだいぶ腐食しているとの指摘を受ける。

あまり高圧を掛けると穴が開いてしまう懸念があるので、圧力を低めにしますとのこと。

そう言えば、以前も水漏れを直して貰った業者からも腐食の指摘があったっけ。

今度、交換しないといけないなあ。

しかし、こういう微妙な所の修理が一番迷う。

自分でも比較的簡単に出来そうだし、失敗すると廃水漏れでヤバイし。

業者に頼んで、もし高いと馬鹿馬鹿しいし、自分でホームセンターで部品探して直すのもまたリスクあるし。そもそも、ピタリとはまる部品が見付かるか分からない…。

今度の休みに状態を良く見て考えましょう。

ジョゼ・ルッショーニ(テノール、サムソン)、エレヌ・ブヴィエ(メゾソプラノ、デリラ)、ポール・カバネル(バリトン、ダゴンの大司祭)、シャルル・カンボン(バス、アビメレク)、アンリ・メデュス(バス、ヘブライの老人)、ルイ・フレスティエ指揮パリ・オペラ座管弦楽団、合唱団(MEMBRAN盤)

この有名なオペラは、図書館でCDを借りてちょっと聴いた事がある位で、どんな曲か記憶にも残っておりませんでした。

指揮者も歌手も知らない人ばかりの1946年の古い録音。

懸念しつつ聴き始めたら、前奏からドラマチックな音楽に引き込まれました。曲にも演奏にも。

指揮者のルイ・フレスティエ(1892~1976)についてちょっと検索してみたら、パリ・オペラ座などで活躍した指揮者、作曲家という情報とともに、ベルリオーズ「幻想交響曲」がなかなかの名演らしいとの情報も。

ドラマチックな表出が得意らしいと合点が行くとともに、その幻想を振ったオケの名前にも目が止まりました。

チェント・ソリ管弦楽団!

遥か昔、クラシックを聴き始めた頃、コロンビアから出ていた廉価盤LPにこのオケの物がありました。

購入はしなかったのですが、当時雑誌(今は無き「ステレオ芸術」誌)のレコード評で、楽団名に掛けて「無名の楽団で“ちゃんと”した演奏か心配だったが、意外にしっかりした演奏だった」といった趣旨の事が書いてあったのが、妙に記憶に残っております。

思わぬ所で、思わぬオケの名前に遭遇。

ついでに、その時のLPは果たして何の曲だったのだろうと検索してみると、コロンビアの「パルナス1000」シリーズという1,000円盤に、ストラヴィンスキー「ペトルーシュカ」(ルドルフ・アンベール指揮)があった事を発見。

記憶のLPは確かこれです。

更に驚いたことに、ここでピアノを弾いているのは、イヴォンヌ・ロリオ!

メシアンの二度目の夫人で、メシアンの名演を色々残している名ピアニストであります。

更に、ルイ・フレスティエの夫人は、リュセット・デカーヴ!との事。

ジョリヴェ「赤道協奏曲」のディスクで個人的に馴染みのピアニストであります。

懐かしい名前が色々繋がりました。

だいぶ横道に逸れました。

さて、この「サムソンとデリラ」。

フレスティエのキビキビとドラマチックに進める指揮に、ルッショーニ、ブヴィエを中心とした張りのある歌声で一気に聴いてしまいました。

録音こそ古いものの、これはなかなかの名演奏ではないでしょうか。

さて、聴いて来たこの10枚組の激安サン=サーンスBOXもこれが最後ですが、今迄比較的馴染み薄だった天才作曲家の魅力の一端を知る事が出来たのは大収穫でした。

「クリスマス・オラトリオ」という隠れ名曲や室内楽にも魅力的な作品があること、今更感の強かった「動物の謝肉祭」が今聴いても十分楽しめる作品であること、昔から好きな交響曲第3番、ヴァイオリン協奏曲第3番を改めて楽しんだり。

ヒストリカル音源中心ですが、交響曲、協奏曲、室内楽、声楽曲、オペラと各ジャンルに渡った収録で、作曲家の全体像を鳥瞰するのにも好適でした。

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