golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

バッハ「カンタータ第21,42番」ヘレヴェッヘ

2010-07-14 23:02:23 | Weblog
今日は、会社帰りに書店で資格試験のテキストを見る。

先日受験した資格の一つ上級も、内容が少し深くなっている程度でさほど難しく無いことが判明。

テキスト1冊購入。10月初の試験日までまだ2ヶ月半あり、ちゃんと勉強すれば十分合格出来る。

これを受験することに決める。

他にも、さほど難しく無く、内容に興味も持てる資格がいくつかあり。

簡単な資格を少しずつ集めてみようか、と思います。

まあ、いずれも実用性はあまりありそうも無いですが(笑)。

バーバラ・シュリック(ソプラノ)、ジェラール・レーヌ(カウンターテナー)、ハワード・クルーク(テノール)、ピーター・ハーヴェイ(バス、21番)、ペーター・コーイ(バス、42番)、フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮コレギウム・ヴォカーレ(Harmonia Mundi France盤)

第21番「わがうちに憂いは満ちぬ」
第42番「この同じ安息日の夕べ」

第21番は昔から大好きなカンタータ。

LP時代はリヒター、CDになってからはアーノンクールで親しんで来た作品です。

落ち着いた曲調の中にも、若きバッハのたぎる情熱を感じられる音楽。現代楽器、古楽器と様式は違えども、リヒター、アーノンクールの演奏でそういう印象を抱いておりました。

私にとって、現在のバッハ声楽曲演奏でのエース中のエース、ヘレヴェッヘの演奏を大層期待して聴取。

最初は既存のイメージと違って、ちょっと違和感もありました。力強さとは異質な非常に繊細な演奏でしたから。

しかし、聴き直してみると、透明で柔らかく気品に満ちたバッハ。やはり、ヘレヴェッヘのバッハは素晴らしい!

落葉がハラハラと舞い散るような哀調を湛えたシンフォニアに始まり、静謐な美しさを保って曲が進んで行きます。

決して冷めた演奏では無く、常に暖かさを保っていますが声高になること無く、上質の温もりとツヤを感じさせてくれる演奏。

今までのイメージとは違ったこの曲の新鮮な一面を魅せてくれました。

そしてまた1曲、素晴らしいカンタータ見っけ!!!第42番。

たぶん初めて聴く曲。

木管とヴァイオリンを中心に喜ばしくも繊細な美しさのシンフォニア。

短いレチタティーヴォに続き、10分を超えるこの曲の中核を成すアリア。シンフォニアのイメージの延長線上にある木管と弦の伴奏に載ってカウンターテナーが穏やかに歌う。幸福に満たされた最上質の音楽。

続く、チェロの弾むリズムを伴奏にしたソプラノとテノールのデュエットや、喜び跳ねるヴァイオリン伴奏のテノールのアリアなど魅力満載。

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