golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

シューマン「交響曲第3 番《ライン》」コンヴィチュニー

2008-06-02 22:37:36 | Weblog
昨日TVで、中国の水の都、東洋のベニスとも呼ばれる蘇州で汚濁した水路を浄化する日中共同プロジェクトというのを特集していた。

日本の研究者が開発し、国内で素晴らしい実績を上げている方法が採用されたとのこと。

微細な炭素繊維の束を汚染された湖沼に入れて置くと、浄化作用を持つバクテリアが集まって来る。

バクテリアが水を綺麗にするとともに、そのバクテリアを餌にする魚介類も集まって来る。

そういった食物連鎖のメカニズムも働き、更に水は浄化される、といったような理屈だった。

まだ開始して日が浅いが、炭素繊維に魚が卵を生み付けるなどの成果が出始めたとのこと。

素人目ながら、画期的な方法で凄いなと思いました。

コンヴィチュニー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管(PHILIPS盤)

シューマンがこの曲を作曲した当時、ライン川は清流だったのでしょうね。

しかし、このフランツ・コンヴィチュニー(1901~1962)の指揮で聴くと、化学汚染は勿論無いにしても、むしろどんより濁った大河の流れを感じます。

細部を神経質に気にしないしない、おおらかな演奏。

ゲヴァントハウスの重心の低いくすんだ響きもこの曲にマッチしているように感じます。

「へたうま」という言葉がありますが、ぶっきらぼうで、細部を研いたりしないおおらかなコンヴィチュニーの指揮もそんな感覚。

評価の分かれる指揮者だと思いますが、味わいあって私は結構好きですね。

さて、今晩はアルコールにだいぶ汚染された我が身体。

浄化の切り札は野菜ジュースか何かですかねえ?

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