エラー

携帯契約停止、他社への転出処理が発端　孫社長が謝罪
（2006年10月30日22時21分 朝日新聞） 　

番号持ち運び制によって携帯電話会社を変更する契約業務を２日続けて停止したソフトバンクモバイルの孫正義社長が３０日夕、緊急に記者会見し、システムの障害で利用者や同業他社に迷惑をかけたことを陳謝した。障害の原因については、他社へ乗り換える転出の処理が滞ったことがきっかけになったと明らかにした。 　

以前のエントリで漫然とソフトバンク携帯の料金が安いのではと思っていたのですが、そうでもなかったようですね（詳しくはこちらなど参照。また、「予想外割」の広告がわかりにくかったとして公取委の調査がはいったようです。）。


契約停止騒動の当初は、ソフトバンクは他社からの乗換えが殺到したのが原因といい、逆にauやDocomoはソフトバンクからの切り替えが原因だと言い合いになっていたのですが、結局au、Docomoの主張が正しかったということになります。 　


ソフトバンクはYahooBBのときも当初は接続が追いつかないということがあったのですが、今回は契約者が他社に逃げるというビジネス上のマイナスに技術力不足の印象が加わったので、ダメージは結構大きいのではないかと思います。 　


上場してキャッシュが余っても数字あわせのM&Aに走らず勝負を重ねてきたソフトバンクは後を追う他者に比べて立派だと思っているのですが、積極的な守備とエラーは紙一重、ということなんでしょう。