一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

夏休み

2005-07-29 | うろうろ歩き
今日からしばらく、南の島でのんびりしてきます。


でも、植木に自動水やり器をセットしたり、犬を預けたりと、準備が大変です。


それと、持っていく本の選択に悩んでいます(で、いつも読みもしないハードカバーを持詰め込んでしまうんだよな・・・)


旅行先にはPCは持っていきませんので、しばらく更新もお休みです。
(帰ってきて気が向いたら、旅行の話をupします)


ではでは。


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スペースシャトルと骨太な基本設計

2005-07-28 | よしなしごと
スペースシャトルが打ち上げられました。

シャトル上昇時に外部燃料タンクから破片脱落かなどというトラブルもあったようですが、大事に至らない事を祈ります。

ところでこのスペースシャトル、NASAが低予算で宇宙開発をするために再利用型の宇宙船を開発したもので、開発計画は1972年(大阪万博の2年後!)、最初の打ち上げが1981年でした。

とすると、かれこれ15年前の技術が今も使われているわけです。

昔、IBMに勤めていた叔父が「スペースシャトルの着陸時の姿勢制御は3台のコンピュータ(もちろんIBM製)の多数決でやってるんだ」と教えてくれた事があります(そのときは、コンピュータも間違うことがあるんだよ、という文脈の話でしたが)。
僕はそれはコンピュータの計算速度が遅かった時代の話で、今は違うんだろうと思って調べてみたら、基本的には同じ物を使っているようです。

NASAのHPによると、シャトルを制御するのはIBM製の"General-Purpose Computers(GPC)"というコンピュータで、5系統の多数決という構成のようです。
このGPCは、1990年代初頭にプロセッサの高速化とメモリの大容量化のアップグレードが行われましたが、基本的には当初のシステムを使っているようです。
(技術用語がいっぱいなので、あまり理解できているとはいえません)

3台じゃなくて5台に増えたのかな?とおもってもう少し調べると、宇宙開発事業団のHPに詳しい(日本語の)解説がありました。

そもそもこれは「フォールト・トレランス」("fault tolerance"=故障許容)という、システムの一部に故障が生じても全体を正常に稼動させる技術のようです。

リアルタイムで1系統の故障を感知するのには3系統での多数決が必要で、それを2系統同時の故障を感知するために4系統での多数決をするシステムのようです。それにさらにバックアップが1系統で合計5台のコンピュータを使っているということのようです。
(その意味では叔父の「3台の多数決」というのも正しかったわけです)


15年前(計画時点では25年前)の1980年の時点(その当時パソコンなんてマニアだけのものだったのでは?)で、その後15年近くの使用に耐えられるほどの骨太な基本設計がなされていたということに、(パソコンが2,3年で陳腐化するのを目の当たりにしている)素人としては驚くばかりです。


最先端というのは必ずしも最新である必要はなく、基本設計(骨太なポリシー)がしっかりしていて信頼性が高いということが大事なんだと思います。


仕事一般でもあてはまることかもしれません。
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暑い日こそカレー、のはずが・・・

2005-07-27 | 飲んだり食べたり
東京都心で最高気温35.6度だったそうですが、日差しは強かったものの、風もあり、湿度も低かったので気温の割には日陰を歩けばまあましだったかな、という感じでした。


こういう暑い日はやはりカレーだろう、ということで昼食はカレー専門店へ。

行ったのはメニューは「インドカリー」単品(大盛りもしてくれない)だけ。
しかもむちゃくちゃ辛いうえにシャビシャビのルーがとても熱いので、食べるのは難行苦行の店。

ただこの手のキワモノは、月に1度くらいは食べてみてもいいかというマゾヒスティックな欲求を刺激するので、オフィス街にあることもあって十分繁盛してました。

しかし人気をあてこんでか度重なる値上げをして、数年前に1200円になったあたりからは足が遠のいてました。
また、最近本格的なカレー店(「インド・パキスタン料理」と国連が聞いたら涙を流しそうな名乗り方ですが、ヒンドゥー・イスラム双方にとって異教徒の地なので仲良く出来るのでしょうか?)がオープンしたり、昼食時にワゴン車で売りに来るカレーショップが増えたりと、充実したカレーライフ(?)をおくれる環境が整ってきたこともあります。
(中にはこのようなハズレもありますが)


今日は日差しが強かったせいか、かれこれ1年ぶりに件の店で難行苦行をしてみよう、というマゾヒスティックな気持ちが起きたのかもしれません(カミュの『異邦人』の逆ですね)


久しぶりに訪れた店でしたが、以前はお約束だった行列もなく、すぐに席につけたあたりから、異変の兆候がありました。

とにかく単品なので注文もなく出てくるカレーを見て、ルーの色が変わっているのにびっくり。
以前は黄色が強かったのが、オレンジっぽくなっている。
実際、味のほうも、パプリカが多めに入っていて、以前の何だかわからないスパイスとガーリックの強烈なルーが、よくある普通の辛口カレー程度になっていました。
もともと具はジャガイモとニンジンとタマネギと煮込んで硬くなった牛肉という何の変哲もないものだったので、全体として特徴のないカレーになってました。

客足が減ったので多少一般向けに味を変えたのかもしれないけど、それは失敗のように思います。

でも、帰り際にレジに「おつりのないようにお願いします」などと張り紙がしてあるあたりをみると、店主は相変わらず強気なのかもしれません。


なんか、同窓会とかですっかり変わってしまった友人を見てしまったような気分・・・


ということで、ちょっと拍子抜けな昼食でした。
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道路公団副総裁逮捕の意味

2005-07-26 | 余計なひとこと
道路公団の内田副総裁を逮捕 橋梁談合事件で東京地検(2005年 7月26日 (火) 03:06) について

今までは談合と言えば企業が悪い、というだけで、摘発された企業も「あってはならないことがおきました、襟を正します」と頭を下げては繰り返す、そしてまた「企業はけしからん」とマスコミに叩かれる、という状態でした。

今回「官側」の逮捕(公正取引委員会の告発によるものとしては初)で、談合というのは公務員の天下り(=組織のピラミッド維持)とか、発注側の検査コストの軽減とか、業界の横並びでの成長や技術力の維持とかそういうのが全部ワンセットになった高度成長期の産業界のメカニズムに組み込まれていたものだ、ということが明らかになった(というか皆知っていたけど言わなかっただけか)わけですね。

これを機会に、では、今後は新たな枠組みをどのようにしていくのか、という前向きな議論がなされればいいと思います。

****************

ということで検察は今回「タブーにメスを入れた」と評価されるべきなのかもしれませんが、確か2,3週間前の週刊文春(多分)に気になる記事がありました。

それは、経済産業省の大臣官房企画室が外郭団体「産業研究所」の調査・研究委託費で裏金を作っていた問題に関して、当初は裏金(=横領)だけでなく、プールした裏金を利用して経済産業省のキャリア官僚がカネボウ株を売買した件で、インサイダー取引疑惑があり、東京地検に事情聴取されていた、という話。
しかしこれが立件され、経産省のキャリア官僚から逮捕者が出ると「小泉政権に打撃」と経産省と法務省が手打ちをしたので、結局担当者の辞職で沙汰やみになった、というのが記事の内容。


しかしその後も裏金問題は、辞職した経産省の官僚を市民オンブズマンが刑事告発するなど、「世間の怒り」が収まらないので、検察は道路公団副総裁をスケープゴートとして差し出した、という側面もあるのではないか、
というのが僕の憶測


もともと他省庁に比べて許認可権の少ない経済産業省は、高度経済成長の終焉以後、許認可・行政指導型から政策官庁への脱皮をめざしていました。
その中でバブル崩壊以降、産業再生等について積極的な提言をし、また今回の企業価値防衛ガイドラインの公表など敵対的買収問題にいち早く対応したことで、金融庁などとせめぎあいながら存在感を確保しました。
(それ自体は組織維持の動機から出たものであろうと何であろうと、方向性としてはいいんじゃないかと思います)


法務省(検察)としても、叩く(敵に回す)のなら経産省より従来型の国土交通省のほうが得策、という判断が少しはあったのかもしれません。


また、さらにうがって考えると、道路公団の内田副総裁は国交省からの天下りではなく、道路公団プロパーの人なので、内田氏の逮捕事態で国土交通省(のキャリア官僚)が直接傷つくわけではなく、また、民営化の流れから行っても、道路公団は天下り先としての機能を期待できなくなっているので、ここで叩かれても国交省自体のダメージは限定的、という考えもあったのかもしれません。

*******************

まあ、上の憶測はヨタ話としておくとして

それでも、少しずつは健全な方に向かいつつあると考えた方がいいんでしょう。

********************

<参考:その後の関連エントリ>

経産省の裏金事件はこれで幕引き?
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誤認射殺

2005-07-25 | よしなしごと
ロンドンの地下鉄で射殺された青年は、実は無関係だったと公表されました


とんでもない人違いだったわけですが、スコットランドヤード(ロンドン警視庁)のイアン・ブレア総監は
"This is a tragedy. The Metropolitan Police accepts full responsibility. To the family I can only express my deep regrets."
と責任を認めながらも自爆テロの容疑者に対する"shoot to kill" policyは継続する、と言っています。


テロの直後だけに、市民の安全と被疑者の人権(この場合は人権どころか人命ですが)のバランスについてはいろいろな議論があると思います。

少なくとも、今回の悲劇の原因がどこにあるのか("shoot to kill" policyが判断基準があいまいで危険なものなのか、捜査官の能力不足なのか、捜査員に非白人に対する先入観があって尾行対象を選別しているのではないか。はたまた厚着をして捜査官の制止を(それと知らずに)振り切ったら射殺されてもしょうがないのかetc.)というところは議論されるべきだと思います。

"Times on line"によると、今回の被害者は自宅のブロックがたまたまテロ関係者の潜伏先としてマークされていたため、ずっと尾行をされていたそうで、バスに乗る際には見逃して尾行を継続していて、地下鉄に乗ろうとした時に取り押さえようとして逃げたので自爆テロ犯と誤認して射殺してしまったそうです。

であれば、せめて最初に家を出た時点で服装が怪しければ尋問するとかの方法はなかったのでしょうか。
(もし他の容疑者を見つけ出すために「泳がせる」捜査手法だったとしたら、地下鉄に乗ろうとした時点で急にあせる必要はなかったわけです)


もっとも、BBCTimes on lineのサイトを見る限りは、あくまでも警察の捜査・逮捕方法の是非という議論をベースになされていて、アメリカの9.11直後ように「今は戦時だ」とか「非常事態における権利の制限」というベースでは語られていない(大衆紙などでは語られているのかもしれませんが)ところには救いを感じます。


恐怖や敵意が連鎖反応を起こすことはテロリストの思うツボでしょうから。


ただ早速、被害者は実はビザが切れていたなんぞと発表されるあたりは、そう、見識が高いとばかりも行ってられないのかもしれません。


日本で起きたらどうだったろう
自分が被害者の家族だったら
いきなり銃をつきつけられた被害者だったら
逆にそのときの捜査官や警察側の人間だったら

と、いろいろ考えさせられる事件です。
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六本木ヒルズの気になるところ

2005-07-24 | うろうろ歩き
といっても、話題のスポットではなく「気に障る」ところの話。


六本木ヒルズに行くといつも気になるのが


この、無骨な監視カメラ





建物や外構のデザインに凝っている割りに、あまりに手を抜いているような気がしてならない。

カメラの下にある中途半端に俯角がついた四角いスピーカー(らしきもの)が無骨さの上に不安定さをもたらしているし、灰色に塗って目立たなくしたつもりが、かえって目立ってしまうという逆効果になっているように思う。

確かに監視カメラは、その存在をアピールすることで抑止効果をもたせるということもあるんだろうが、それならもっとデザイン的に目立たせるようなものを作ったらよかったのではないだろうか。
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STAR WARS EpisodeⅢ(ネタバレ注意)

2005-07-24 | キネマ
遅まきながらスター・ウォーズ エピソード3を観に行きました。

前日に調べたら六本木のバージンシネマで朝一の回でいい席が取れたので、早起きして行きました。

自動座席指定のためか、ほとんどが中央部に固まっていて、ちょっと異様ですが、客の入りは半分弱でした。
既に集客が落ちているのでしょうか。
客席を見ると、中高生よりは(僕のような)中年が多く、最初からシリーズ全部を観ているファンに支えられているのかな、と思いました。

本編が終わっても、テロップが最後まで流れるまでほとんどのひとが席を立たず、場内が明るくなって「あ~あ、ついに終わっちゃったか~」という感慨にふけっている人(僕も含め)が多かったようです。
(なので、最後の最後のSpecial thanksのところで "to all the member of SONY Atsugi studio"と出てきたときに場内が「オオーッ」とどよめいたりというおまけがありました)

僕もコアなファンじゃないのですが、せっかくなら最後まで、と観に行ってしまったわけで、このへんがうまく続編を成功させて「大河ドラマ」にしたてた商売上手なところなのでしょう。


さて、実際の中身ですが、ストーリーとしては粗いですが、そもそも最後の展開はばれてしまっているので、その辺はお構いなく、アクションシーンや戦闘シーンを十分に楽しんでもらおう、とふんだんに金をかけた映画でした。

ストーリー的にはアナキン・スカイウォーカーが「暗黒面に堕ちる」ところなどは「おいおい、こんなに手もなく騙されるようじゃダース・ベイダーになってもちゃんとつとまるのだろうか?」と要らぬ心配がしたくなるほどナイーブだったり、ジェダイも脇が甘すぎたりと「おいおい」というような展開も多いです。
あと、R2D2も「こんな機能があったのならepisode4で使ってれば良かったじゃないか」というくらいの大活躍(それはそれで面白いのですが)です。

でも、アクションシーンは、画面の隅々に至るまでびっしりと作りこまれています。
戦闘シーンの端っこでチョロチョロする機械とか、戦闘機や戦車が破壊されたときの部品や乗員の飛び散り方とか、ライト・セイバーで金属を切ったときに断面が赤熱するところ(多分今まではなかったと思います)など、今回は「総仕上げ」風に凝っていました。

ちょっと以外だったのは、ダース・ベイダーの声が記憶にあるより若かった事。でも同じジェームス・アール・ジョーンズがやっていたんですね。


ヒマがあったらDVDセットでも買って、トリビアなネタを発掘するのもいいかと思います。
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地震

2005-07-23 | 天災・人災
地震がおきたときは駅に向かう途中でした。

歩いていてもはっきりわかるくらいの強い縦揺れで、しかもけっこう強くかつ長く続きました。

ちょうど鉄道の高架線の脇を歩いていたのですが、架線同士が揺れてバチバチぶつかっているので、電車が脱線して落ちてくるんじゃないか、と思わず近くの建物の陰に隠れました。

僕は今まで震度5が最大の経験なのですが、それよりは揺れなかったかな、という感じでした。
震度5でもかなり揺れたという記憶があるので、阪神淡路大震災や新潟のような震度6とか7だと、ほとんど動けないんでしょうね・・・


上を見て心配になったのが電柱。
今や変圧器のほかに光ケーブルやらなにやらいっぱい機器が載っていて、大きい揺れに対して不安定そうです。


駅に近づくにつれ、建物から飛び出してきたらしき人たちで道路が騒然としてましたが、いきなり外に飛び出すのも危ないかもしれません。



僕の利用する電車は比較的早く動き出したのですが、地下鉄はまだ動いておらず、また、帰りのときまでダイヤは乱れっぱなしでした。
でも、駅のアナウンスでは地震の関係で列車が遅れて「ご迷惑をおかけし、まことに申し訳ございません」と連呼していたのはちょっとへりくだりすぎじゃないかと思いました。

やはり線路の安全点検は大事ですし、時間がかかると思います。それを十分説明すれば、福知山線の事故もあるので、乗客も「危険でもいいから走らせろ」などという人もいないでしょうから。

「安全確認のために一部運休や徐行運転をしています。ご協力ありがとうございます」程度で十分なのではないかな、と思いました。
なんか企業の「とりあえず謝っておけ」モードが感じられて、ちょっと引っかかってしまいました。
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ボーマン嚢(のう)

2005-07-22 | よしなしごと
昨日の断酒の効果か、早寝の効果か今日はだいぶ回復しました。

昨日は家に帰ってblog書いて(犬の写真を撮ったりはしてましたが)速攻で寝てしまったので知らなかったのですが、朝起きて見ると中国人民元が切り上げられて通貨バスケット制に移行してるわ、ロンドンでは爆破テロがまた起きるわでびっくりしました。


今日は夕方のミーティングの後食事(結局飲んでるんですけど

食べ過ぎ・のみ過ぎが続くといわゆる「腹部膨満感」になりがちなのですが、おかげさまでおさまりつつあります。


ところで、胃薬の「適応症」などによく書いてある「腹部膨満感」ですが、この言葉からはいつも「ボーマン嚢(のう)」という言葉を連想してしまいします。

でも、「ボーマン嚢」って何のことだったかは、ずっと思い出せなかったんですよね
確か中学か高校の生物で出てきたと思うのですが・・・

しかし、周りに知っている人間もいないし、わざわざ調べるのも面倒なので、放っておきました。


そこで今回、一念発起して調べてみたのですが、

実はボーマン嚢とは腎臓の機能単位で、血液をろ過して尿のもとを作る組織のことのようです。

意外と大事なものだったんですね


なんかすっきりしたので、今日は気分よく眠れそうです。
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軽い夏バテ?

2005-07-21 | よしなしごと
ここのところ体調が今ひとつです。

酒席が続いたのと(そうでなくとも飲んでしまうのですが)、熱帯夜で明け方早めに目が醒めてしまったり(歳のせいか?)して寝不足と、昼間は昼間で屋外と室内の温度差(建物でも暑いところと冷房効きすぎのところがある)のせいか、どうもしゃきっとしません。


今日は早めに帰ったのですが、珍しくビールも飲む気にならず、これは相当まずいのではないか、と内心心配しております。


そう言う目で周りを見ると、全体に夏バテ気味のようです。


室内のパキラは葉っぱに元気がありません。
日光不足かな、ということで外に出してやりました。
週末かけて日光に当ててやろうと思います


犬もこんな具合でやる気なさげです。




でも、もともとマイペースなやつなので、床に腹をつけていると冷たくて気持ちがいいだけだと思います。
上目遣いで様子を伺っているうちは大丈夫でしょう。


ということで、今日はとっとと寝て養生することにします。
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「10年遅れている」ことの意味

2005-07-20 | 乱読日記
2つのビジネスの崩壊についての本を読みました。

ひとつは日本長期信用銀行
もうひとつはヘッジファンドのLTCM

参考になったのは、組織の崩壊過程よりも、組織の隆盛を生み出した諸制度のしくみや金融市場などのバックグラウンドの説明(それぞれ大部の前半分を費やしています)です。

アメリカの金融市場が1970年代以降いかに急速に整備されてきたか(逆にそれまではいかに規制があったか)、日本の1980年代の「金融ビッグバン」が従来の規制になれた金融機関を何のトレーニングもなく無防備に"global financial market"にわが身を晒す事だったかがよくわかります。

よく日本はアメリカに10年遅れている、と言われますが「だから早くキャッチアップすべき」という議論は当然なのですが、「いかに10年先を行っている(=場数を踏んでいる)連中にカモられないか」ということもきちんと考えた方がいいと思いました。
自分の目の前のことだけでなく、世界のなかでの自分や他のプレーヤーの位置関係の全体像を俯瞰できる能力が大事ですね。


さらに、この優れた著作が(米国の話がテーマの後者はさておき)2つとも外国人による、というところもちょっと残念な感じがしました。


セイビング・ザ・サン―リップルウッドと新生銀行の誕生






LTCM伝説―怪物ヘッジファンドの栄光と挫折






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ボーン・スプレマシー(ネタバレ注意)

2005-07-19 | キネマ
「ボーン・アイデンティティ」と2作並べると、これは結局カーアクション+観光案内映画だと気がつきました。

2作目はストーリーすら中盤でバレバレで、見どころはカーアクション。

特にモスクワの地下道での2台がくんずほぐれつ前後左右にぶつかったりスピンをしながらのスタントはどうやったんだか見当もつかない、という迫力です。

それと、この監督は小さい車が好きなんですね。
「ボーン・アイデンティティ」ではミニがパリの路地を縦横無尽に走り回りましたが、今回はゴア(インドのリゾート)の路地をスズキジムニーでかっとんだり、モスクワの街中をラーダ(多分)のタクシーでベンツの覆面パトカー(でも、つぶしちゃうので2代前のW124型だったりするところがご愛嬌)やゲレンデ・ヴァーゲン(軍用車ベースのベンツの4駆)と渡り合うところなど、(カーアクションについてだけは)見どころ満載です。
絵的にも、狭い隙間をギリギリで抜けていくってのはかっこいいですしね。


それと、観光案内というのはハリウッド=アメリカマーケットからみてアメリカ人の旅行先風の都市を舞台にしているところ。

前作は確かマルセイユ沖で拾われ、チューリッヒ(ジュネーブだったか?)を経由して、パリがメイン。ラストシーンがギリシャ(だったと思う)

今回はインドのゴアからスタート。
ヨーロッパの「先端系」の人々のトレンドになりつつあるとか。イビザで当てたクラブ経営者とかがリゾートホテルを建ててたりするらしいです。

次に、ベルリン。ここも東ベルリン名物「世界時計」前で待ち合わせちゃったりして、しっかり観光案内です。

そしてモスクワ。さすがに赤の広場とかは出ませんでしたが、カーアクションで街の雰囲気は満喫できました。

ラストシーンはニューヨーク(CIAの本部はヴァージニア州ラングレーだったんじゃ?とか余計なお世話かw)ってとこもご愛嬌ですね。


まあ、あんまり凄惨な映像も出てこないので、気分転換に見るにはいいと思います。
DVDレンタル代としては旧作7泊8日くらいが適当かも(間違っても延滞料は払わないように!)






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ねずみ除けの金網は黒です

2005-07-18 | ネタ


知りませんでした・・・

どなたか理由をご存知の方がいたら教えてください。

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投資サービス法(商品説明のつづき)

2005-07-17 | よしなしごと

昨日の話のちょっとまじめな続き

占いゲームがどこ製であってもそんなに被害はないのでしょうが、最近、従来の株式や投資信託だけでなく「ラーメンファンド」のような新手の投資商品が出てきていて、従来の個別投資商品ごとの規制では投資家の保護に足りないのでは、という問題意識から、「投資サービス法」の制定が計画され、早ければ2006年度中に施行される予定です。(くわしくはこちら参照)

従来も投資信託などは「金融商品の販売等に関する法律」(金融商品販売法)で規制がされていたのですが、最近はこの法律の規制に当たらない私募(特定少数の投資家を対象にした)による投資商品や、あえて規制を回避するような怪しげな商品(たまにDMが来たりしませんか?)が出てきています。

※上にあげた「ラーメンファンド」は詳しくは知らないのですが、別にそれが怪しいといっているわけではありません。念のため。


これは方向としてはいいと思いますし、消費者保護だけでなく、資金需要のある側も、今まで以上に柔軟な資金調達手法が取れるというメリットもあると思います。

しかしこれは逆に、さまざまな商品が出てくる分、個人投資家のほうもより一層知識をもたなければならない、ということを意味します。

今まで消費者保護に欠ける、というので問題になった代表例としては、変額保険があります。
これはバブル期に変額保険の勧誘にあたり、元本割れのリスクを説明せず、借入金により保険金を払う事の節税メリット+運用益の説明ばかりしていた(その結果保険を解約しても借金しか残らなくなった)というものです。

保険は対象外なのですが金融商品販売法(平成12年制定)も、このような問題をうけ、勧誘する金融商品が元本割れをするリスクがあることに説明義務を課しています。

(金融商品販売業者等の説明義務)
第三条  金融商品販売業者等は、金融商品の販売等を業として行おうとするときは、当該金融商品の販売等に係る金融商品の販売が行われるまでの間に、顧客に対し、次に掲げる事項(以下「重要事項」という。)について説明をしなければならない。
一  当該金融商品の販売について金利、通貨の価格、有価証券市場における相場その他の指標に係る変動を直接の原因として元本欠損が生ずるおそれがあるときは、その旨及び当該指標
二  当該金融商品の販売について当該金融商品の販売を行う者その他の者の業務又は財産の状況の変化を直接の原因として元本欠損が生ずるおそれがあるときは、その旨及び当該者
三  前二号に掲げるもののほか、当該金融商品の販売について顧客の判断に影響を及ぼすこととなる重要なものとして政令で定める事由を直接の原因として元本欠損が生ずるおそれがあるときは、その旨及び当該事由
四  当該金融商品の販売の対象である権利を行使することができる期間の制限又は当該金融商品の販売に係る契約の解除をすることができる期間の制限があるときは、その旨

ただ、実際問題としては「相場変動により元本割れするおそれがありますよ」程度では、「投資をしよう」と意気込んでいる人には馬の耳に念仏でしょう。さらに、説明内容も具体的に「この商品は借り入れでレバレッジを利かせているので、投資対象の資産が30%下落した時点で元本がゼロになります」とまでは言ってくれないのではないでしょうか?

住宅ローンのリスク説明義務化、金融庁、金利上昇を懸念というような動きもあり、このへんは投資サービス法の整備の中で議論されるのかもしれませんが

大事な事は

投資商品を買った場合のリスクは説明してくれるかもしれないが、その投資商品を買うべきかどうかの意思決定に十分な情報の提供がなされているかは保証されない

ということです。

たとえば投資信託や外貨預金で、手数料を冷静に計算すると、投資期間によっては収益を上回ってしまう事もあります。

たとえば「〇〇政府国債 米ドル建 5年 金利7.3%」などが証券会社などでよく売られています。
証券会社も一応それなりの安定度のある国の国債を扱っているとは思いますが、上の「〇〇」はけっこう微妙そうな東欧の国だったりします。

とにかく高金利、ということであれば、デフォルト・リスク(格付け)と金利のバランスや、運用期間中の解約ができるか、解約の場合の買取価格や手数料を考える必要があります。特にその「〇〇国」の事情に詳くないのであれば「〇〇国」がどこであろうと格付けを基準に考えた方がいいわけです。(でも、なぜか格付けが同じでも人によっては南米より東欧の国の方が安全ぽく思えたりすることもあるかもしれません)

一方、エマージング・マーケットでは、政府(国債)より調達金利の低い(格付けの高い)企業(資源関係の会社など)があったりするので、「〇〇国に賭ける」なら、国債を買うのがベストの選択か(期中に時価で売れないならキャピタル・ゲインをとれない)ではないわけです。

このように今後ますます投資商品が増えてくると思いますが、「だまされない」というのは最低線として、自分で理解したうえで投資商品を選択する(=リスクをとる)ことを学ぶ必要があると思います。

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ジョークとボキャ貧と不当表示の不連続性について

2005-07-16 | 余計なひとこと
ないだろ、そりゃ・・・




と、これを見つけて脱力してしまったのですが、



これを書いた人の意図は何だったろう、と考えると

① とりあえず「イタリア製」と書いておけばありがたがって使う人が増えるだろう
② 「ローマ名所」とか「イタリアで有名(な「真実の口」)」などと書きたかったけど語彙不足で思い浮かんだのがこのフレーズだった
③ 単なるジョーク

のどれかでしょう


食品とか金融商品だと一般消費者の信用が第一なので正確・保守的な表現が最優先で不当表示はご法度なのでしょうが、こういうお遊び系のものは不当表示とジョークの境目は難しいですね。

あまり堅苦しいことを言っても生活にゆとりがなくなってしまいます。


多分消費者側も「この手のものは所詮お遊びなんだから」というゆとりを持つことが大事なんだとおもいます。

でも、占いなどはけっこう真剣に信じる人がいるようですし、もっとひどいと「霊感商法」などというのもあります。

この手の「信じるか信じないかは本人の勝手」というようなものに消費者保護をどこまで考えるかはけっこう難しい問題かも知れません。

※そういえば昔住んでいたところの近所に「宇宙一の出玉」をキャッチコピーにしたパチンコ屋がありましたが、ここまでいけば誇大広告だとは言われないでしょうね


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