一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

スグレモノだと思うのですが

2007-06-30 | よしなしごと
以前も取り上げた便座問題ですが、関心を持っているのは私だけではないようです。




昨日のレストランで見つけたもの。













便座開閉用の後付けハンドルです。


確かにこれがあると下げるときにバタンとなったりしませんし、あげるときにも便座と便器の間に手を入れるという、ちょいとした気持ち悪さを解消してくれます。
また、お店の人が掃除するときにも便利ですね。

便座に座ったときに太腿に当たらないかどうかは実際に座ってみなかったのでわかりませんが、位置的には大丈夫なように思います。


でも、これを見たのは今回が初めてなので、あまり普及していないようです。
「便座 取っ手」で検索してみるとこれとはちょっと形状の違う商品がヒットしました(「クリーンタッチ」)。
ただ、検索結果は大量に出てくる「幼児用便座 取っ手つき」(要するにおまる)に埋もれてしまっています。

普及するにはこのあたりも課題なのかもしれません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

朝からこれかよ・・・

2007-06-29 | よしなしごと
緒方・元公安調査庁長官ら3人逮捕、詐欺容疑で
(2007年6月28日(木)16:52 読売新聞)

今朝のNHKニュースに朝堂院大覚氏のインタビューが出ていたので、この手の人(たとえばこちら参照)までテレビに出すのか、と驚きました。
特に朝の食卓と対極にある雰囲気の方ですので。


朝堂院氏の主張はESPIOをご参照。


競売逃れや詐欺にしては仕掛けがずさんなので、検察がOBを使った罠を仕掛けたのかとも思っていたのですが、これがホントだとすると、一弁護士になった時点で悪い友達と付きうようになってしまった、という単にそれだけの話になってしまいます。

でも、総連側も簡単に騙されたもので。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

宮沢喜一氏逝去

2007-06-29 | まつりごと
宮沢喜一元首相が死去
(2007年6月28日(木)19:31 朝日新聞)

ニュースを見ていたら、首相経験者がその後大蔵大臣に就任したのは高橋是清以来ということで「戦後の高橋是清」とも言われた、と言っていました。

ちょうど今高橋是清の自伝を読みかけなのですが、元祖の波乱万丈の人生に比べると、最後まで「エリート」でいられた最後の人、という印象を持ってます。

大正8年生まれなので、池田勇人(明治33年生まれ)の世代のような戦争によるキャリアの挫折もなく(参照)、政治家になってからもいわゆる「55年体制」の恩恵でそのまま偉くなってきた人、という感じです。

「あの人はエリートだから」と周りからも持ち上げやすいし持ち上げられやすく、さらに国民に対しても「害をなす」というイメージがなかった(その点中曽根康弘氏とは性格が違いますね)ので、自民党が困ったときにひょいと担ぎ出される、という役割だったように思います。
なので、結局「55年体制」の幕引きとか、小渕内閣での金融危機対策の切り札(でも、結局は「お札」程度の役割だったような・・・)などをやることになったのでしょう。

経歴を改めてみても、70年代80年代が政治家としてはピークで、91年(結局バブルとその後遺症の遠因が発生したときですね)に首相になったというのがちょっと遅すぎたような感もあります。


合掌
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「結果より過程」の原点

2007-06-28 | よしなしごと
昔の友人連中と久しぶりに飲みました。

その中のひとりが、最新型の「AQUOS品質」の携帯を持っていました。
もともとメカ好き、新製品好きの奴なのですが、彼の自慢はそれにとどまりません。

あくまでも携帯は手段であって、出張の多い彼の本来の目的は
 ① お気に入りのエロDVDをコピーガードをはずしてコピー
 ② それをi-mode用のソフトに変換
 ③ さらに携帯にダウンロード
して、出張先で楽しむのだとか

実際に見せてもらいました。
確かに「AQUOS品質」の3インチディスプレイの中で「AV品質」が再現されるのはそれなりに感動なのですが、ちょいと箱庭的であります。
携帯に入れても人前で観れるものではないのですから、ノートPCのより大きな画面のほうがいいようにも思います。
(ノートPCだと動画再生ソフトの履歴をプレゼン中に間違って再生、などということもありえますのでそれなりには注意が必要でしょうが。)

でも彼によると、それだけ苦労をして(特にファイル変換とダウンロードに時間がかかるらしい)携帯に詰め込んだソフトを見るのは、格段の喜びがあるそうです。


僕らの世代はエロを得るにも努力と苦労が必要だった世代なので、その気持ちはよ~くわかります。

最近の若者を「すぐ結果に結び付けたがる」などと批判するオジサンモードの根本は、こんなところにあるのかもしれないなぁ、などと思った次第。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

同工異曲?

2007-06-27 | あきなひ

とりいそぎのmemo

東京証券取引所
上場会社代表者への「MSCB等の発行及び開示並びに第三者割当増資等の開示に関する要請」について
(2007年6月25日)  

MSCB等については、上場会社自らが、発行条件及び利用方法次第では株式の希薄化などによって既存株主に不利益をもたらし得る商品性を有するものであることを十分に理解し、発行を行う際には、流通市場への影響及び株主の権利に十分に配慮することと、資金使途や発行条件等について適切な情報開示を行うことの必要性が高まっていると考えられます。  

上場会社各社におかれましては、これらMSCB等の発行及び開示並びに第三者割当増資等の開示に際しては、以下の点について、御留意いただくようお願い申し上げます。 

上場会社は、MSCB等の発行を行う際には、調達資金の使途、新株予約権等の行使条件の合理性、MSCB等の発行数量及び当該発行に伴う株式の希薄化の合理性等について十分に確認・検討を行ったうえで、流通市場への影響及び株主の権利に十分に配慮すること。

上場会社は、MSCB等の発行を行う際には、当該資金調達方法を選択した理由、調達する資金の使途、発行条件の合理性等について、わかりやすく具体的な説明を行うこと。  

上記のほか、上場会社は、第三者割当により株式、新株予約権又は新株予約権付社債の発行を行う際には、当該資金調達方法を選択した理由、調達する資金の使途、発行条件の合理性等について、わかりやすく具体的な説明を行うこと。


同日付でグッドウィルグループが出したのが
第三者割当による新株予約権発行に関するお知らせ

「最低資本調達金額保証型」ファイナンス(Floored Block Finance=“FBF”) などと称してますが、要するにドイツ銀行は3ヶ月間に40%の下落リスクを5%の報酬でとったということのようです。

「最低資本調達金額保証型」ファイナンス(Floored Block Finance=“FBF”)とMSCB 等の商品との相違点及び比較メリット

① 発行株数が完全に固定されているため、MSCB でよく見られる、「株価下落により発行株数増加→ さらに多くの株式の売り→株価下落により発行株数増加→さらに多くの株式の売り」といった悪循環(デス・スパイラル)にはなりません。
② 一般的にMSCB では、社債権者は株価が下限転換価格(フロア価格)を下回った場合に繰上償還(プット)できる権利を有しており、株価下落によって被るリスクは限定的です。対して、FBF では割当先にフロア価格未満の株価下落リスクが完全に残るため、株価下落の要因となる権利行使及び売却を回避するインセンティブが、割当先にて働くと考えております。
③ 一般的にMSCB では、上限転換価格(キャップ価格)が存在するため、会社が享受できる株価上昇の恩恵には限りがありますが、FBF では株価上昇の恩恵を100%享受することが可能です。
④ MSCB は発行時に負債計上されますが、FBF は発行時に「本新株予約権の払込金額の総額(条件決定日の普通株式終値の60%相当(フロア金額))」に相当する部分が、純資産として計上されます。
⑤ MSCB と異なり、当社による当該新株予約権の取得以外の理由で、割当先に対し資金返済の必要性はありません。

とあります。
確かにMSCBのように売り浴びせられるリスクは限定的ではありますが、逆に株価が下がれば資金調達額が減少するしくみなわけで、本当に必要な資金額(=真水)はいくらなのか、はたまたホントに調達の理由があるのか(またはそれほど困っているのか)という疑念がわくという意味では同じような感じもします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Grand Cinq または Quai des Orfevres

2007-06-27 | M&A
昨日のエントリで取り上げたパリのシテ島の"Quai des Orfevres"(日本語だと「金細工河岸」?)のつづきです。

現在ヴァンドーム広場には高級宝飾店が軒を連ねていて、そのなかでも高級宝飾協会が認めた高級宝飾5店は「グランサンク」と呼ばれています。

これらの店は帝政の時代はパレ・ロワイヤルのあたりに集積していたそうですが、その職人たちの工房がシテ島にあったのでしょうか。

1990年代には、世界的な高級ブランドが老舗中の老舗であるグランサンクを傘下に入れようと熾烈な買収合戦を仕掛けていた、というのを(あまりファッションとか宝飾品には縁のない人生を送ってきたはずの)某高級ブランドに勤務する知人から聞いたことがあったので、前回の前振りになった次第です。

この5店とはメレリオ・ディ・メレー、ショーメ、モーブッサン、ブシュロン、ヴァン クリーフ&アーペルでいずれも王侯貴族などが顧客のお店です。

上の5店のうちリンクしていない3店は、既に大手の傘下に入っています。
ショーメがLVMH(ルイ・ヴィトン・モエ・ヘネシー)グループ
ブシュロンがグッチグループ
ヴァン クリーフ&アーペルがリシュモン(カルティエ・ピアジェなどを傘下に持つ)グループ
(聞きかじりの知識なので、updateされていないかもしれません)

このあたりの歴史はこちらをご参照ください。
※またこの記事を書いている途中で見つけた宝石月夜話という宝石業界の方のブログは、畑違いのものが読んでも楽しめます。


考えてみれば最近話題の投資ファンドによるM&Aでなくても、買収でグループを大きくしていくという手法は昔からよくある話ではありますし、ファンド規制を言っているヨーロッパでもけっこう盛んに行われていました。

酒類販売だと、アブサンの代用酒であるパスティス(参照、『南仏プロヴァンスの12ヶ月』では日常的な飲み物として登場しますね)から大きくなったペルノ・リカールとか、自動車業界だとアルファ・ロメオを傘下におさめたフィアットとかBMWがminiを、アウディがランボルギーニをと日常茶飯事ですね。


たとえばA社が「A社の商品」というブランド力があって十分に業績を上げていれば、経営の独立性を損なったり従業員に対して強引なコストカットをしても買収側には何のプラスにもならないので、買収者は「いいタニマチ」でいたほうが得になります(高級宝飾店などはあまり強引なことをして顧客が離れるのは得ではないのではないかと思います)。
逆に業績が低迷している会社については、現経営陣や従業員のパフォーマンスがよくないわけなので経営陣をすげかえたりコストカットをしたりする必要があります(自動車会社なんかはそうみたいですね)。


でも考えてみると、世の中の大半の企業はそんなにドラスティックに業績が変わるというのは少ないはずで、逆に言えば「誰が経営者をやっても当面はそこそこ現状維持はできる」という状態の企業が多いのではないでしょうか。

経営者や従業員も「無理せずそこそこ仲良く楽しくやろう」となるわけです。それを「家族的経営」と言ったりしますね。
また株主も、非上場ならもちろん、上場していたとしても株主は配当があって市場全体にリンクした株価上昇があればそんなに文句を言わないのが普通でしょう。

そこに、ライ○ドアとか○天のように株式公開したものの投資先がなく現金が余っている企業にとっては、多少高くても連結の収益を取り込めるので自社の株価にはプラスに働くので買ってしまおうということになるわけです。
または、そういう会社が出てくることを見越して、会社を買っておいて、資産を切り分けリストラをして売りやすくするという投資ファンドもでてくるわけです(いわばマグロを買って解体して切り身で売る卸問屋のようなものですね)。


いや、ここで企業価値とは何ぞやとか会社は誰のものか、などと言うつもりはないです(酔っ払ってるしw)。

ただ何で「無理せずそこそこ仲良く楽しくやろう」とか、「職人気質で儲けはそこそこだけどいい会社」という、個人的にはなじむ世界は資本市場には居づらくなってしまっているな(それを理屈で語ると岩井克人とか、マルクスまで遡ってしまうのかもしれませんが)、それでも「ブランド」とか「職人」のてっぺんというのは、買収にしてもまた違うロジックが働いているのかな、と思ったもので。

(なんかとっちらかったエントリですが、推敲する余力もないのでそのままアップします)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『あるいは裏切りという名の犬』

2007-06-26 | キネマ
原題は"36 Quai des Orfevres"といい、パリ警視庁の住所のことのようです。
"Quai des Orfevres"というのは英語で"quay of the goldsmiths"、日本語だと「金細工河岸」とでもいうのかな?シテ島のあたりは昔から宝飾店が多かったのでしょう。
Google Mapでいうとこのあたりです。

日本語のタイトルは、昔のフランス映画っぽくしようとして過度な思わせぶりが鼻につくというか安っぽくなってしまった感じがします。
(でも直訳だと「港町十三番地」になっちゃうかw)


当初は以前観た『インファナル・アフェアーズ』のハリウッドリメイク版の『ディパーテッド』を借りようと思ったのですが、レオナルド・デカプリオとマッド・デイモンという組み合わせに二の足を踏んで、クライム・サスペンスならフランス製のほうが見応えがあるだろうとこれを借りました。


結果正解でした。


ネタバレはもったいないので、あら筋は書きませんが、脚本が練れていて、役者も芸達者だし、要所要所のセリフも泣かせてくれます。
更にアクションシーンも手抜きなしで、完成度が高い映画だと思います。

最後の展開の一端は直前で予測できてしまうのですが、主人公(ダニエル・オートゥイユ)と敵役(ジェラール・ドパルデュー)が最後まで濃くからみあって魅せてくれます。


なんかあらすじを書かないとこれぐらいしか書けませんが、まあ、騙されたと思って(騙されてもDVDレンタル代約400円と2時間が無駄になるだけですので)ご覧ください。
あ、でも、暴力シーンが苦手な方は避けたほうがいいかも。


これもハリウッドでリメイクが決定ということですが、ブルース・ウイリスとかは使ってほしくないですね。


ところでダニエル・オートゥイユとジェラール・ドパルデューのコンビは、うだつの上がらないサラリーマンがリストラを避けるためにゲイだとウソのカミングアウトをするコメディ『メルシィ!人生』と同じ組み合わせです。

そのときも上司はジェラール・ドパルデューでした。
なんとなく組み合わせの妙が働くコンビなのでしょうか。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

次善の策

2007-06-25 | あきなひ

ミート社、全従業員を解雇へ 従業員側「一方的だ」
(2007年6月25日(月)13:23 朝日新聞)  

ミートホープは25日、約60人いる全従業員を解雇する方針を決めた。  

午前中、役員が会社で従業員を集め、これまでの経緯を説明。「会社の存続が危うい。みなさんへの補償などを話し合いたい」とした上で、26日にも解雇を通告する方針であることを伝えた。従業員側は「一方的だ」「私たちにも生活がある」などと訴えた。  

この事件、追加報道を見るほどに、ほとんどがウソで固めた会社だったことと、それを小売店や消費者(僕もひょっとしたら食べていたかもしれない)が気づかなかったことに驚きます(味覚ってけっこういい加減なものですね・・・)。  

余談ですが、埼玉県の東松山市では「やきとり」といいながら豚肉を使うんですよね。
もっとも皆承知なのでこれは不当表示ではないですが。
なにしろお店の組合自体が「東松山やきとり組合」ですからw
(詳しくはWikipediaの「焼き鳥」の中の「焼き鳥の地域差」の項をごらんください。)


さて、本題。

会社としてはここまで実態が明らかになってしまっていると、いずれにしろ再起は難しそうですね。だとすれば、ここで解雇に対して拒否反応を示したとしても、やがて給料の遅配、倒産ということになることは必至だと思います。
それなら「皆さんへの補償などを話し合いたい」と言っているうちに、それに乗って、退職金に加え少しでも多くの解雇予告手当を手に入れることが次善の策としては大事なのではないでしょうか。  

まあ、ここまでインチキをする社長なので、補償といっても大したことはないに決まっている(下手すると単なる時間稼ぎかも)という読みが働いているのかもしれませんが。


いずれにしろ、ここまでくればどんなに怒っても事態は好転しないと思うので、ショックはわかりますが、まずは「実を取る」ことを優先した方がいいと思います。
特に人数が60人と少ないのですから、多少はどうにかなるのではないでしょうか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『もやしもん』

2007-06-24 | 乱読日記

造り酒屋の跡取りで、菌が見えて菌たちと会話が出来るという主人公が農大に入学して、そこにいる不思議な教授や妙な先輩たちとの物語です。

かなり綿密に取材をしているようで、ストーリーの脇にちりばめられている発酵や醸造、食品加工についての豆知識や作者の問題提起も(その方が!?)楽しめます。


今回も平成16年の酒税法改正で、従来の<醸造用アルコールを添加せずかつ精米歩合70%以上>という基準から精米歩合の制限がなくなっていたということを知りました。
つまり  

「かつての純米酒の基準では『米ぬか』として捨てる所もタンクに入れてお酒にしているからよ」
(登場人物のせりふ)

市場原理とはいえ人気が出るとすぐに乱造するのは問題ですね。

人気といえば芋焼酎も原材料の芋がなくなってきたりとか、蒸留した後のもろみは今まで海中投棄されていたのが大量になり産業廃棄物とされたので処分費が価格に跳ね返ってきているなど(これはテレビのニュースでやってました)の問題もあるそうです。

今回携帯ストラップつきの限定版というのを買いました。
ついてきたのがこれ



作中に登場する菌の中でポピュラーなA.オリゼー菌(黄麹)ですw
ストラップ部分がビニールなので質感はいまいちですが、菌のフィギュア(海洋堂製作!)の部分だけ取り外せるようになっています。


またこの本、表紙が毎回ガラッと違うお遊びも楽しめます(本屋で見つけにくいのが難点ですがw)
最後に各巻の表紙を載せます。

これが今回(5巻)の表紙


これが裏表紙



あとは1巻から順番です。





















コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ビリーズブートキャンプ

2007-06-23 | よしなしごと

来日して話題になっていますが、先日ビックカメラでDVDを流しているのを見ました。

エアロビクスとダンベルとチューブトレーニングをミックスした感じのプログラムですが、かなり運動量が多いので、1回50~60分くらいあるプログラムを毎日やれば確かに効果は出ると思います。
(ただ、けっこう脚を高く上げたりするので、股関節のストレッチなどを十分にやっておかないとちょいと危険かもしれません。)


プログラムの内容よりはこれだけの運動を飽きずに楽しくできるというところがブームの理由だと思うのですが、ビリー氏の筋肉隆々の身体と愛嬌のある顔に浮かんだちょっと人工的な笑顔と、なんとなく普段使ってない筋肉が鍛えられそうなちょっと独特の動き、そして後ろで運動している生徒役をハイタッチなどで激励と、いかにもアメリカ的な盛り上げ方をします。

確かに長時間の運動では、飽きないためにはこういう単純な刺激のほうが有効だと思います。

「ブートキャンプ」というのは米軍の新人向け基礎訓練のことを言うらしいですが、ビリー氏は映画などに出てくる鬼教官と違って、自らハードな運動を笑顔を浮かべながらこなしています。「ハリウッドのセレブ」の間で有名なインストラクターとのことですが、なんとなくわかるような気がします。


まあ、いかにもアメリカ的、とまとめようとしてふと思いついたのですが、


実はこれ、山本五十六の名言

「やってみせ、いって聞かせて、させてみて、褒めてやらねば人は動かじ」

を実践しているとも言えますね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ノウハウの弊害

2007-06-22 | あきなひ
シエスパの事故ですが、
温泉施設爆発 ガス濃度、検査せず
(2007年6月21日(木)00:32 朝日新聞)
などを見ると、施設の運営者であるユニマット・ビューティーアンドスパも管理を受託した日立ビルシステムも、メタンガスの危険性やガス分離装置が設置されている意味合いを理解していなかったのではないかと思います。


温泉施設自体は、設計会社と建設会社に発注して下請けに温泉の専門家を入れれば作ることができます。
そのとき設計者は温泉をくみ上げるときにメタンガスが出ることとメタンガスの危険性については承知しているはずです(この施設にも分離装置がありした)。

そして出来上がった施設(建物)の維持管理については、法定点検や日常のメンテナンスはビル管理業者に委託でき、あとは施設の運営のための体制を準備すれば営業することはできます。


今回はその管理体制のところで、メタンガス・分離装置の安全管理の部分がポテンヒットになってしまっていたのではないでしょうか。

おそらくビル管理業者の管理委託契約は、通常の事務所・店舗ビルをベースに標準的な管理仕様書があり、個別の建物に固有の設備があればそれに付加するというようなものになっていて、今回のガス分離装置については、それが設置されている意味や重要性を理解されないまま「あるんだから一応管理の対象に入れときましょう、でも形式的な点検でいいですよね」というようなことになり、下請けにも「機械のメーターだけ目視で確認」というような仕様で発注したのではないでしょうか。


企業においてはコストダウンのために非熟練労働者(営業マンも含め)でも仕事が出来るように、業務を標準化・マニュアル化しているところが多いと思います。
それはそれで効率的でかつ顧客にも一定レベルのサービスを安価に提供できているわけなのですが、反面応用がきかなくなりがちです。
更に例外への対応も「特記事項の書き方」などで標準化してしまうと、本来の個別事情の持つ重要性を見落としがちになります。

標準化という型にはめれば、誰でも一定レベルの仕事ができるというのは企業にとって重要なノウハウです。
ただ、重要・非定形の仕事に直面したときに大事なのは、「なぜこのような業務に標準化されたのか」という"know how"の元にある"know why"であり、それを知っていることで「個別事情に対応するためには何が必要なのか」を考えることができるのではないでしょうか。

今回の事故についても、ユニマット・ビューティーアンドスパ、日立ビルシステム、更に下請の中で誰かが「この装置はなぜついているんだろう、メタンガスが危険なのであれば、この管理仕様でいいのだろうか?」という疑問を持っていれば、事故は未然に防げたのではないかと思います。


「こうすれば一定の結果が出せる」というノウハウは、逆に「一定以上の結果は出せない」ということも意味するわけで、それに頼りすぎるのも問題ということだと思います。



PS
昨今の金余りのご時勢で「ファンドバブル」などとも言われていますが、投資対象があって投資スキーム作りと資金調達と経営に「専門家」を雇えばなんとかファンドが一丁あがり、というのも、同様の危うさを内包していないでしょうか。


PSその2
J-SOX法対応の作業なんかも「こうすれば監査法人から適正意見がもらえる」というようなテンプレートを元に逆算して準備作業をする『ドラゴン桜』的な内部統制構築に走ると、将来同様のこと(体制はあるものの「仏は作って魂入れず」で有効に機能していないというような)が問題になるかも知れません

(とまた愚痴だか文句だかの多い今日この頃・・・)

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

温泉は地球に優しくない?

2007-06-21 | よしなしごと

渋谷温泉施設爆発 運営会社など捜索 ガス排出装置異常か
(2007年6月20日(水)16:00 産経新聞)

調べによると、爆発した別棟地下1階には温泉くみ上げ装置があり、地下1500メートルの地点から源泉をくみ上げていた。源泉にはメタンを主成分とする天然ガスが含まれるため、発生したガスを排出・分離する装置が設置されていた。  

別棟地下の機械室では、(1)地下からの湧出(ゆうしゅつ)時に発生するガスを天井部の換気扇で排出(2)ガスセパレーターでガスを分離(3)源泉槽にたまったガスを排出-の3段階でガスを排出していた。しかし、現場にガス検知機はなかったという。

メタンガスは二酸化炭素の21倍もの温暖化効果があるといわれていますが、温泉のくみ上げに伴うガスはそのまま排出しているようです。

ということは、地下からむりやりくみ上げて地中にあったメタンガスを放出してしまう温泉というのは、地球に優しくない施設ということなんですね。

日本は環境技術で世界に貢献、と言ってますが、このへんはどう考えればいいのでしょうか。
給湯のボイラーで一緒に燃やすとかの技術開発をしてもいいような感じもします。


昔、酪農の牛のゲップに含まれるメタンガスも合計するとかなりの量になるというテレビの番組を見たことがあります。
ということは、人間についても同じことが言えますね。
ECOを意識するとおちおち屁やゲップもできない、ということになりますが、レジ袋にしろ地道な努力が大事なのかもしれません。
もっとも努力して屁やゲップが減るのかどうかはは定かではありませんが。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水の事故

2007-06-20 | あきなひ

空梅雨でもう夏になったような天気ですが、夏といえば水の事故

特に最近、有名企業が「水に落ちた犬」になるとマスコミに袋叩きにしているように思えます。
逆にそういう風潮は企業にとっては、自分が「水に落ちた犬にならない」ことを最優先にすることになって、企業の内部統制構築に役立つよりは、かえって隠蔽体質を助長したりするのではないかと思うのですが、犠牲者は後を絶ちません。


「ベンチャーの雄」ブックオフ会長辞任 不正会計で引責
(2007年6月19日(火)22:05 朝日新聞)

このうれしそうな見出しは大新聞にしてはちょっと品がないですね。

ちょっと注目は、監査法人がトーマツなこと。大手の中で不正会計問題では今まで登場してこなかった唯一の監査法人だったのではないかと。


さらに

東京・渋谷の温泉施設建物で爆発、3人死亡 3人けが
(2007年6月19日(火)23:15  朝日新聞)
設備の安全管理は外部業者任せ?渋谷・爆発事故の社長会見
(2007年6月19日(火)22:16 読売新聞)

この「シエスパ」という施設は、㈱ユニマット・ビューティーアンドスパというユニマットグループが経営していたんですね。
ユニマットグループについては、以前触れたことがあるのですが(こちらこちらこちらなど参照)、ついにお鉢が回ってくるのでしょうか。
昔からあってかなり根を張っている会社なのでマスコミはそこまでつっこみにくいのではないか、と思いますが・・・


さて、グッドウィル・グループには特に同情はしないのですが、こんなこともありました。

文京区立特別養護老人ホーム「くすのきの郷」に係る指定取消処分等について
(6月18日 東京都福祉保険局 )
くすのきの郷介護報酬不正請求に係る文京区に対する処分について
(6月18日 文京区長)

今回の取り消し処分の影響は、くすのきの郷での特養、ショートステイのみならず、他の3箇所の特養並びに8箇所の区立高齢者在宅サービスセンターにおけるデイサービスについても来年4月からの指定の更新が認められない極めて重い処分であると認識しております。
私は、くすのきの郷並びに他の3箇所の区立特養に入所をしておられる方々が引き続き、安心してご利用いただくことが最も大切なことだと考えています。
そのためにも、入所者の生活の安定を第一に対応してまいります。 また、区立高齢者在宅サービスセンターのデイサービスに通っておられる方々に対しましても、途切れることなくサービスを提供していけるよう、最大限の努力をしてまいります。

これとコムスンのコメントを比較しても
「厚生労働省からの指導に伴う今後のサービス継続について」
(6月10日)

今後も弊社は、お客様へのサービスの継続を最優先とし、これを実現するために最大限の努力をしてまいります。 併せて、新たな方針を検討させていただく過程においては、できるかぎり現在の弊社介護担当者が引き続きサービスを継続させていただくことができるよう配慮してまいります。

結局、似たようなことしか言えないんですよね 。


これで文京区長に辞任を求めることになるのでしょうか?




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

迅速な適時開示

2007-06-19 | 余計なひとこと
2億円のティアラを強奪された銀座の宝飾店というのは、親会社がJASDAQに上場してたんですね。 

「強盗事件発生に関するお知らせ」

東証の適時開示規則(参照)を見ると、「子会社に係る発生事実に関する情報」のうちの「災害に起因する損害又は業務遂行の過程で生じた損害」にあたるということなのでしょう。
ニュースでは「時価2億円」と言ってましたが、会社としての損害は仕入れ原価なわけで、ただ、原価率を開示するわけにもいかないのでそこには触れず、ということなんだと思います。
でもそうだとすると適時開示の意味はないような気もしますが「業績に与える影響は軽微」ということに意味があるのでしょう。


ところで強盗事件の発生が6月14日の午後5時頃で、適時開示がわずか4時間後の19:16にされています。
とても迅速な適時開示ですね。
あらかじめ決まっていることでも4時間あまりで適時開示するというのは少ないかもしれません。
よほど社内の危機管理体制と意思決定が迅速なのでしょう。


しかもその時点で既に

 被害額:損害保険により全額補償される予定。

というのも手回しがいいですね。


ところで(新興市場に詳しい方には既に有名なのでしょうが)この会社、株式101分割→監理ポスト→株式併合→社長交代と、かなり元気な会社のようです。
社長の恩田饒氏も元KOBE証券社長だそうで。
大株主についてもこんな話もあるようです。


いや、それだけの話です。



わずか30秒余で完了=銀座2億円ティアラ強奪-男2人周到計画か・警視庁


少なくとも犯人は計画的だったようで・・・

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「マンタの出産」?

2007-06-18 | よしなしごと
知らなかったのは僕だけかもしれませんが・・・

世界初、飼育中のマンタが出産…沖縄美ら海水族館
(2007年6月17日(日)21:40 読売新聞)

「出産」ってマンタ(=エイ)って哺乳類だったっけ?と思わず考えてしまったのですがサメの仲間の軟骨魚類で、卵胎生(そういえばそんなのがあったなぁ)のようです。

もっともこちらによると、サメにも卵胎生、胎盤性、卵生とあるようで、必ずしも「出産」するとは限らないようですが(そういえば下田水族館かどこかで殻に入ったサメの卵を展示していたのを見たことがあったな。)。


ひとつ勉強になりました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする