一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

第三次小泉内閣

2005-10-31 | まつりごと

第3次小泉改造内閣が発足 実務型、外交路線は継続
(2005年10月31日 (月) 23:24 asahi.com)

政権発足時から経済財政諮問会議を取り仕切ってきた竹中経済財政相の後任に、党政調会長だった与謝野氏を充てた。与謝野氏は総選挙でのマニフェスト(政権公約)づくりのほか、党側で政府系金融機関改革や財政改革を主導した。今後は、政府側で経済財政政策の「司令塔」を担う。
竹中氏は総務相に横滑りさせた。郵政民営化や三位一体改革、公務員改革を担う「小さな政府担当大臣」(竹中氏)とする狙い。

個々の政治家のプロフィールについては良く知らないのですが

「竹中平蔵 総務・郵政民営化担当大臣」というのは郵政の次は地方財政、ということかと思ったのですが「与謝野馨 金融担当大臣・経済財政政策・産業再生機構担当大臣」というのはどこまでの実力なんでしょうか。ちょっと旧タイプの方にも思えるのですが。

「麻生外務大臣」というのはどうなんですかね。タカ派云々以前に思ってることがすぐに表情に出そうな顔つきなので、外交向きではないような感じがします。

首相は記者会見で、安倍氏を充てた官房長官について「非常に難しいポストだ」と指摘。そのうえで「この経験を踏むことは将来どのような立場に立とうとも政治家として非常に大きな財産となる」と述べた。公明党幹部は「首相は安倍氏が本命なのだろう」と語る。

ということらしいですが、今回は大臣の横滑りが多いので、次の政権を支える人材の登用というところまでは考えてないんですね。
副大臣のところに注目、ということでしょうか。

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かっこいいサザエさん

2005-10-30 | ネタ
See http://www.pankura.org/archives/005388.php#more



確かにGIGA BEATのCMにしたいくらいです。



でも、もともとiPodの内部は東芝製だそうで、そういう意味ではサザエさんspiritが注入されていてもおかしくないですね。

個人的にはOEM業者としての東芝とアップルの知的財産権とか競業規制に関する取り決めとかどうしてるんでしょうか。ちょいと興味があります。


ちなみにiPodのケースは、スティーブン・ジョブスが質感にやたらこだわりまくって、結局作れるのが燕市の会社だけだったとか。


これらを日本の製造業の強みとみるか、部品メーカーに甘んじてしまったとみるか・・・?
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偉大なるワンパターン

2005-10-30 | よしなしごと
昨日も書いたように、僕は本もマンガも雑食性なのですが、『週間漫画サンデー』『週間漫画ゴラク』『週間漫画Times』などの、いわゆるオヤジ雑誌系は敬遠してきました。

これらの雑誌は商店街の中華屋などに備え置いてあったりして、中を見るとヤクザとか水商売の話とかギャンブラーの話が中心の奴です。

敬遠してきた理由は、(ご覧になった事がある方はお分かりと思いますが)多くの作品が濃い目の顔の割りに表情が乏しく、また顔のバリエーションがない。アクションの描写も大げさだけどぎこちないところが好きになれなかったからです。


しかし、僕の考えは浅かったのかもしれません。

オヤジ雑誌を中心に活躍されている山口正人先生は、これをつきつめて、どの作品も主人公の顔とストーリー展開が同じというすごい世界を構築してらっしゃいます。


ここまでくると脱帽するしかありません。
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オールド・ボーイ

2005-10-29 | キネマ
『オールド・ボーイ』
もともとこの映画は日本のコミックが原作です。
これを『JSA』のパク・チャヌク監督が手がけ、2004年度カンヌ国際映画祭で審査委員長のクエンティン・タランティーノをはじめ、圧倒的な大絶賛でグランプリを受賞した作品。

原作は、作:土屋ガロン(狩撫麻礼のペンネームの方が有名か)作画:嶺岸信明

この原作は僕も昔読んだ記憶があるのですが、調べてみると「漫画アクション」で1996年11月12日号から98年7月21日号まで連載され、その後単行本になってます。

当時「アクション」は良かった頃かもしれないので(「アクション」は浮沈の激しい座雑誌で、廃刊してみたり、いきなり路線をかえてみたりするのですが、たまにすごくいい作品を載せます)連載中に読んだのか、単行本をどこかでたちよみしたのかもしれません。

※ 以下ネタバレ注意


理由を知らされずいきなり15年間も監禁されていた男が、解放されてから自分を監禁した男とその動機を探る、という話です。

映画は原作のプロットを生かしながら、監禁を命じた男の動機や2人の結末は独自に変えています。

原作での犯人の動機が、団塊(または戦後教育を受けた)世代の屈折のようなひねりすぎの感もあったのですが、映画のほうは韓国映画ならではの情念の直球勝負になってます。

映画の最後のほうは、かなり濃い展開になっているので、元気のあるときに見たほうが言いと思います。


また、この監督は映画自体も好きなんだな、と思わせるようなカメラワーク屋演出のお遊びもけっこうあります。

そういう意味ではタランティーノの好みにはぴったりはまったんでしょうね。



原作と読み比べるのがお勧めです。















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メチルはいかんだろう・・・

2005-10-29 | よしなしごと

メチルアルコール飲みロシア人船員2人死亡 青森沖
(2005年10月29日 (土) 11:50 朝日新聞)

戦後の焼跡闇市時代の密造酒の話で「エチルアルコールはいいがメチルアルコールは目が潰れる」などというのは僕もどこかで聞いた覚えがあります。

「カストリ焼酎」なんてのもありましたね

※ 戦後の「カストリ焼酎」「ばくだん」についての研究(カストリ焼酎=エチルアルコールというのは間違った解釈だという指摘)はこちらをご参照ください

戦勝国だっただけに貧乏のノウハウの蓄積が足りなかったのでしょうか・・・

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けっこう汚い・・・

2005-10-29 | よしなしごと
浄水器のフィルターを交換しました。

取扱説明書には1年毎と書いてあったのですが、流し台の奥にビルトインのタイプのため交換が面倒くさいので、「水の味もおかしくないし、まあいいか」と1年3,4ヶ月ぶりの交換になります。


古いフィルターを取り出してみると





想像以上に汚れてました・・・

新品と比べるとこのとおり



色は、配水管の赤錆ですかね?
ちょっとビビりました

これを見ると、やはり1年に1回というのは守った方がよさそうですね。


交換後の水は、(気分的なものも大きいのでしょうが)やはり美味しく感じました。
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にらみあいの原因(TBSvs楽天)

2005-10-28 | M&A

楽天とTBSについては、小康状態が続いてましたが、ついに楽天がしびれを切らして株式を買い増したり、買収防衛策を発動した場合には株主代表訴訟を提起するぞなどと牽制球を投げたりしています。

このうち、買収防衛策発動が取締役の善管注意義務違反(として株主代表訴訟の対象)にるのは難しいんじゃないかという点についてはtoshiさん(弁護士の方です)が詳しくblogで分析されています。

またtoshiさんは、両者がどういった事業計画によって「将来の企業価値の向上」を図ろうとしているのか、TBS単独での事業計画や、統合後の楽天サイドの事業計画から、買収プレミアムを支払ってでも、統合後のシナジー効果が得られかどうか、その是非を考える根拠というものを、専門家以外にもわかるような内容で示すことが必要だ、と書かれていますが、僕も同感です(以前のエントリはこちら

ところで、先日の日経新聞のインタビューで鹿子木判事(ライブドアのときの仮処分決定などを出した裁判官)が

企業防衛に関する紛争では、やや法律事務所主導で紛争が拡大している傾向が見受けられないでもないようです。小手先の防衛策に頼るのではなく、真摯な経営努力により企業価値の向上を図ることが重要。防衛策フィーバーのような状況には疑問を禁じえません。

と、現役裁判官としてはかなり踏み込んだ発言をされていますが、(ぶっちゃけて言えば「買収防衛策とか弁護士が与えてくれる飛び道具に頼らずにまっとうに利益を上げるために知恵を絞れよ」という経営者への苦言なんでしょう)

この(特に前段)に対して、47thさん(M&Aに詳しい弁護士さんです)が「買収防衛策にも問題点はあるものの、企業価値の向上だけでは対応し得ない強圧的買収者への対抗などにはやっぱり必要なんじゃないか」ということをかかれています。


で、その47thさんがtoshiさんの先のエントリへのコメントで、実際の交渉で買収後の事業計画の詳細を開示しろというのは、買収者側からすればそのノウハウを漏洩や流用をされたら元も子もないので、対象企業側の行動にも制約を加える必要がある。というこれまたとても実戦的な指摘をされています。

これは具体的には「これから言う事業計画については第三者(ホワイトナイト)に言ったり、交渉が決裂流用した場合に自分で実現したりしたら巨額の損害賠償を請求する事にあらかじめ同意しろ」などと交渉前に迫ることになるのでしょう。

ただ、開示を受けるほうも、実は自分も同じような事業計画を考えていた場合将来の事業計画に差し支える、とか、開示の中身が抽象的・包括的だった場合、今後やることなすこと因縁をつけられると困るので、そもそもそんな合意は軽々には出来ない、ということになります。
そうするとまた交渉の前段階でとまってしまうことにもなりかねません。


なんか、剣道の名人同士の手合わせや、昔の米ソの核兵器によるMAD(=Mutual Assured Distruction 相互確証破壊)戦略のように、対戦当事者のレベルが上がれば上がるほど、にらみ合って動けなくなる、という感じですね。


さらに、「楽天の意図をくじく『良い案』を私は持っている」などと思わせぶりなSBIの北尾CEOがまたまた登場したりして、事態をよりややこしくしそうです(さしずめ米ソに対する中国でしょうか・・・)


買収防衛策は解決策でなく、あくまでも相手のペースに巻き込まれずに交渉を有利に進めるための手段であるはずなのですが、M&Aの歴史が浅いなかで導入を急いだためか、残念な事に肝心の交渉への進めかたのノウハウ(またはミサイル攻撃の次に地上戦に突入する気合?)が企業(経営者)に不足しているのかもしれませんね。
※本場アメリカの実態はどうなんでしょうか?実は同じようなもんかもしれませんが・・・


このままにらみ合いが続くと、資金面の問題から攻める側の楽天の方が不利なのではないかと巷間言われてますが、TBSにもそういう兵糧攻めでなく、真っ向からの議論も期待したいところです。
もっともこの程度の兵糧攻めで音を上げてしまうなら、楽天側も買収者として力不足という事なのかもしれませんが・・・

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「ことわざの知恵」

2005-10-27 | 乱読日記

ここのところ、電車で座れないことが多いので、立っているときにも簡単に読めるもの、ということで 『ことわざの知恵』 をカバンに入れています。

薄手の岩波新書なので、片手で開けるのがポイントです。

これはことわざの解説本ではなく、『岩波ことわざ辞典』の刊行に当たって、編集部員がことわざをめぐる感想・エッセイを1つのことわざについて1ページにまとめたものです。

さすが岩波書店の編集部員だけあって、博学かつ含蓄ある内容を軽妙洒脱にまとめていて楽しめます。

たとえば「天は自ら助くるものを助く」では

自ら助けられるものであれば、天の助けなどほとんど要らないようなものなので、天の神様もずいぶんずぼらだな、という思いがする。

と、いい味を出しています。

また、「少年よ大志を抱け」では

この部分だけがひとり歩きをしているが、実際にはその前段で、何に対して大志を抱くべきなのかを言っている。「それは金銭に対してでなく、また世人が名声と呼ぶあのむなしいものに対してでもない。人間が、人間として当然身につけるべきすべてのものに対して、少年よ大志を抱け」。

 と、勉強になるところもたくさんあります。
おすすめの1冊です。

ことわざの知恵




岩波ことわざ辞典




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なすすべなく4連敗(日本シリーズ)

2005-10-26 | よしなしごと
一喜一憂する間もなく、ロッテの4連勝であっけなく終わり。

ロッテのプレーオフの勢いとか、リーグ優勝から3週間間隔があいての調整の難しさとか以前に

阪神のあまりの無策

が目立った4連敗でした。


組織としてシリーズのの流れをどう変えていこうという意識や試みが最後まで感じられませんでした。
レギュラーシーズンでは効を奏した岡田監督の頑固さ・愚直さが完全に裏目に出ましたね。


これで上場してたら、代表訴訟ものかもしれませんねw
村上ファンドは売りに回るか、買いに回るかどっちでしょう?
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もえロ~ン

2005-10-26 | あきなひ
     

これは、ライブドア・クレジットの振り込み専用ローンの商品名とキャラクター。

何か顧客誘引のマーケティング手法が真っ当ではないと感じるのは、僕が歳をとったせいだろうか?

(参考:貸金業法第16条第3項)
貸金業者は、その業務に関して広告又は勧誘をするときは、資金需要者等の返済能力を超える貸付けの防止に配慮するとともに、その広告又は勧誘が過度にわたることがないように努めなければならない。

アイフルのチワワがよければ「萌えキャラ」だっていいだろ、ということですかねぇ

そのうち「メイドサラ金」なんてのもできるのかな?
「ご主人様、利息が少々お高くなっておりますが、お許しください・・・」なんて、ね(想像図



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消費者教育

2005-10-26 | よしなしごと

愛知・無理心中:「ネット高額請求、苦に」検察指摘
(毎日新聞 2005年10月25日 14時21分)

 被告は携帯電話の有料サイトの高額請求で貯金を使い果たしたことから、将来を悲観して無理心中を決意した。
サイト側からは今年8月、約56万円の請求があり、指定された口座に入金した。同月22日にも約50万円の請求に応じたが、同日中にさらに100万円の支払いを求められ、同日に55万円、翌23日に45万円を振り込んだ。しかし、サイト側から23日に「手切れ金」として100万円の振り込みを求められ、「支払わないと一生、請求するぞ」などと脅され、心中を決意。同被告は03年にも約30万円を振り込んでおり、妻は以前から警察や市役所に相談するよう説得したが応じず、23日夜、妻にも心中を持ちかけたが、妻が親類を呼びに行った間に長男らを刺したという。

とてもやりきれない気分になる事件です。
完全に詐欺に引っかかった感じですね。

利用実績に比べて巨額な請求を受けて詐欺とは思わなかったのか(実際にそれだけ使ったとしたら別ですが)、払えないとしても、自己破産や個人の民事再生という選択肢もあったのに、相談する相手がいなかったのか、とここまでの悲劇になる前に食い止められるチャンスはいっぱいあったでしょうに。

詐欺側が巧妙になっていく中で、消費者教育の必要性はますます高まっているように思います。

「借りた金を返す」という命題と「命を捨ててまで金を返す必要はない」という命題を「借りた金は返さなくてもいい」という方向に」いかずにどのように両立させるか(※)、というのはけっこう難しいですね。
※利息制限法の上限金利と出資法の上限金利の間のいわゆるグレーゾーン(利息制限法上は無効だが処罰規定がなく、一定の要件の元に貸金業者に対して弁済してしまうと有効になる)についてはそもそも「返す必要がない」というあたりもありますし・・・

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ホワイトバンドについて

2005-10-25 | よしなしごと

ホワイトバンド:趣旨説明不足で購入者から批判
(毎日新聞 2005年10月24日 10時26分)

世界的な貧困根絶キャンペーンに合わせて国内で300万個販売された腕輪「ホワイトバンド」に対し、購入者から批判が出ている。
「売り上げの一部は貧困をなくすための活動資金となる」との触れ込みだったが、食料などを送るわけではなく、細かな使途も決まっていないため。
事務局は「ホワイトバンドは『貧困をなくす政策をみんなで選択する』意思表示が狙い。分かりにくかったかもしれない」と説明し、店頭で、募金活動ではないことを強調する表示を始めた。


「ほっとけない世界の貧しさキャンペーン」のHPはこちら
問題提起のサイトはこちら

HPによれば、ホワイトバンド運動は「貧困をなくす政策をみんなで選択する』意思表示が狙い」であって、途上国への援助活動のための募金ではなく、「ここでは日本版の『***』をあしらったホワイトバンドをご紹介していますが、「白いバンド」であれば多種多様なバンドがあって構わないと考えています。」ということなので、自分で白い布を着ければいいらしいです。

主張自体はもっともなので、それに異を唱えるつもりはないのですが、販売活動をする以上、消費者に誤認させるような営業はよくないと思います。

ということでキャンペーンのHPを見てみました。
疑問が出てからいろいろQ&Aの対応をしているようですが、「ホワイトバンドは何でもいい」といいながら、メインに「白い布をつけよう運動」をアピールするより「『***』をあしらったホワイトバンド」の購入に誘導するような作りになっているところがちょっと問題なのかな、と思います。

「(運動に賛同する)団体の活動の収益になる」ということを前面に出せばいいのにと思いますが、「それでは売れない」という判断があったのであれば、そこに邪(よこしま)な気持ちがあると勘ぐられても仕方ないかもしれません。


もっとも、寄付をする(寄付だと思って買う)方も、自分の寄付がきちんと想定の使途に使われるかどうかについて考えてからすべきだとは思います。
たとえば100万円寄付をするとしたなら、使途や結果の確認を求めますよね。
1本300円という気安さもあるのでしょうが、気楽に参加する一方で「自分の善意は当然に相手も自分の期待するように汲み取るべきだ」というのも、ちょっと期待しすぎの観があります。

どうしても文句が言いたければ、運動のありかたや主張自体の是非を争うと水掛け論になってしまうでしょうから、販売店(=事業としてやっているはず)に対して消費者契約法の「不実告知」とか「不利益事実の不告知」で契約の取り消しを求めてみたらいいと思います(300円ですけど)

ところで、最近NPOというと、企業へのクレームなどに介入して非弁行為スレスレを行う方々が「環境保護」「消費者保護」などを謳い文句にしたNPOを隠れ蓑にすることが結構あるようです。

なので、僕自身はNPOというだけで信用するのでなく、実態を確認しないと安心できない性質なのですが、
「ほっとけない世界のまずしさ」キャンペーン・ガイドラインを見ると「賛同団体の権利」の中で「別紙「公式ホワイトバンド再販の規定」にしたがい、ホワイトバンドを販売することができる。」とされています。
そして、「賛同団体の条件」として

政府機関ではなく、かつ営利団体でないこと。
実態をもつ団体であること(連絡先を明記すること、活動の実績があること)。
本キャンペーンの目的、キーメッセージに賛同すること。
当ガイドラインに合意すること。
以下の倫理基準に合致していること。
暴力団・暴力集団関係の団体でないこと。
政治団体が選挙活動等、その本来の目的を遂げるためのみに参加するものでないこと。
宗教団体が布教等、その本来の目的を遂げるためのみに参加するものでないこと。
日本の国内法及び国際法等を遵守していること。
なお、キャンペーン実行委員会が上記各条件に合致していないと判断し、かつ、勧告・指導を経てなお改善がみられないと判断した場合には、賛同団体としての資格を剥奪する場合がある。

と、意外とゆるいですね。
「活動の内容が本キャンペーンの目的に沿うもの」というのがないのは、賛同団体を広く集めようという趣旨なのでしょうが、何となく「小遣い稼ぎに便利」と乗ってくる人も拒まないのでしょうか。


賛同団体はHPに明記してありますので、ホワイトバンドの理念・仕組みを十分理解し、それぞれの団体を調べたり、賛同団体を騙った人からニセモノをつかまされたりしないように気をつけたうえで、買うなり自分でつけるなりすればいい、ということだと思います。

善意も自己責任、のご時世ということでしょうか。

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電子商取引への源泉課税

2005-10-24 | あきなひ

申告漏れ:ネット個人事業者、総額約114億円に
(毎日新聞 2005年10月24日 18時51分)

 今年6月までの1年間に税務調査を受けた個人事業者のうち、インターネット取引をしている事業者の申告漏れ所得総額が約114億円に上ったことが、国税庁のまとめで分かった。


 税務調査対象でこれくらいということは、実態はこの十倍以上はあるんじゃないでしょうかねぇ。

あまりに無申告が横行するようだと、電子商取引について源泉課税がされるようになったりする可能性もあると思います。

ネット通販・オークションの主催者や決済のカード会社・代引き宅配業者に源泉義務を課したり、電子商取引の入金については専門の銀行口座の開設を義務付けるなど、技術的には網羅的な捕捉が可能なので、素人考えでは電子商取引は源泉課税になじむのではないかと思います。

いくらネットは自由だ、といっても、稼いだ分は申告するのが国民の義務ですから、取引を捕捉されるようになっても「自殺行為」とは呼べないですね。

考えてみると、かえって青色申告事業者になれば、儲からなくてもパソコンの減価償却費や接続料を経費にできるのでいいかもしれません。
e-TAXなども出来てますから、申告納税も簡単になりますし、国民の納税意識を高めるためにはいいことかもしれません。

また、ポータルサイトも、納税代行手数料がはいるので、けっこうなビジネス機会になるのではないでしょうか。

財務省の方々は既に検討しているのかもしれませんが、「第三のビール」に課税するよりは正しい方向を向いているような感じがします。


余計なお世話ですが、楽天の三木谷社長などは、財界のお偉方に対してちょっと悪役イメージが広まってしまったのを挽回するために「お国の味方」をアピールするいい機会では?

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『暴れん坊本屋さん』

2005-10-23 | 乱読日記
日本シリーズはぐうの音も出ない状況になってますが・・・

一昨年も似たようなものだったので、特に今回はパ・リーグのプレーオフ待ちで3週間あいたうえに、勢いに乗っているロッテとの対戦というところがもろに出てますね。


で、全然関係ない話ですが、今回は「暴れん坊本屋さん」

漫画家だけでは食べていけないので、本屋でバイトしているという筆者の内幕話のマンガです。


今回特に面白かったのはこれ

      

こう考えると、"Google Print Library" Projectの必要性ってやっぱりあるように思います。
(ちなみに僕自身『失踪日記』を「吾妻ひでおの『酩酊日記』ください」と書店で言ってしまった者です)


本屋好きな僕としては十分楽しめたものの、「一発芸」風なので2巻以降でネタ切れにならなければいいな、と余計な心配をしてしまいます。

また、本業のマンガでないのでデフォルメした絵になっている(本業は立派な少女漫画家らしい)のですが、正直絵としては雑すぎて、(連載で1話ずつならいいと思いますが)通して読むとちと疲れます。

最近は立ち読みも出来ないので、友達が持っていたらぜひ借りたほうがいいと思いますが、税込み672円は微妙なとこですね。







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一気一憂の始まり

2005-10-22 | よしなしごと
今日から日本シリーズです。

野球ネタは普段は自粛しているのですが、一言コメントくらいは、とも思ってますのでご了承を。


ところで今日ラジオを聞いていたら、女優シャリーズ・セロンの出身国の南アフリカ共和国で昨年生まれた女の子供の名前の1/3が「シャリーズ」だったとか。

プロ野球で現在活躍している「松坂世代」には松坂以外にも「大輔」という名前が多いのも、ちょうど彼らが生まれた頃、早稲田実業の荒木大輔選手が大活躍していたのでそれにあやかろうと親がつけたのでしょう。
あやかりたい、というのは洋の東西(今回は南北か)を問わず同じなんでしょう。


古くは「傾国の美女」として後世に名を残している中国の春秋戦国時代の西施に到っては、結核を病んでいて(そのせいで肌が抜けるように白かったのでしょうか?)咳をする度に眉をひそめるその姿が美しいと、国中の女性が眉をひそめるマネをしたとか。

それが「(西施の)顰にならう」という故事成句の由来だそうです。


「これから一喜一憂の一週間」という話をしようと思ったのですが、「付和雷同」の話になってしまいましたw

そろそろプレーボールなので、尻切れトンボですが今日はこの辺で失礼します
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