一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

モエレ沼公園

2014-10-26 | うろうろ歩き
札幌に行ったついでに念願のモエレ沼公園を訪問。

グランドオープンのとき「今度行こう」と言ってから9年も経ってしまいました。

香川県牟礼のイサム・ノグチ庭園美術館に行ったのが2004年の12月NYの"The Noguchi Museum
2010年10月なので、足掛け10年かかった勘定になります。




北海道は紅葉も終わり、11月の初旬からは初雪、という季節。
幸いにしてこの日は比較的暖かく、最高気温は15℃。




シンボルのモエレ山。
もともと廃棄物処分場だったところを公園にしたもので、ここももとはゴミの山でした。




ガラスのピラミッド。
中はギャラリーになっています。




1Fが展示会用のギャラリーとミュージアムショップ。3Fにモエレ山公園とイサム・ノグチについての展示があります。
ピラミッドの同じ建物の中(ピラミッドの裏手)にはフレンチラストラン(有名らしい)もあります。




ピラミッドの屋上から。
こういう窪みがイサム・ノグチらしいです。


モエレ山には階段がついていて、頂上まで登ることができます。
この日は学生がトレーニングで草地の直登を繰り返してました。




頂上からのパノラマ





テトラマウンド



公園の西の端にあって、マウンドの上に登って公園を見わたせます。


ミュージックシェル



音楽の舞台。後ろは反響版と控室・トイレを兼ねた建物。


アクアプラザ・カナール



夏の水遊び場。この季節は水は抜いてありました。


海の噴水

イサム・ノグチは大阪万博の噴水など数々の噴水-水の彫刻-を手掛けてました。
これはマイアミのベイ・フロント・パークの姉妹版だとか。
残念ながら噴水は10月20日まででした。




プレイマウンテンの下で遊ぶ家族



夏はかなり賑わうそうですが、さすがにこの季節は少なかったです。


公園はメンテナンスが行き届いていて、広大な面積の芝生もきちんと刈りこまれていました。

当日は風が強かったので、芝の刈りかすできれいな風紋ができていました。



コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「どぼじょ」改め「けんせつ小町」

2014-10-24 | 余計なひとこと

「どぼじょ」改め「けんせつ小町」です 日建連が新愛称
(2014年10月22日18時35分 朝日新聞デジタル)

土木業界で働く女性を表す「どぼじょ」に代わり、これからは「けんせつ小町」を使うと、業界団体の日本建設業連合会(日建連)が22日発表した。建設業界は土木のほかに建築分野もあり、ここで働く女性に共通する愛称をつくろうと、公募していた。

個人的には「どぼじょ」のほうが音のインパクトもあるし、無難なネーミングに変えるよりはこのままの方がいいんじゃないかと思うのだが。

それに、土木と建設を「けんせつ」で総称するのは土木側から文句が出ないのだろうか。
もともと建築設計の世界では既に女性は多い一方で、人数の少ない土木専攻女子を応援する意味があるのかと思っていたのだが、建築設計などの「オシャレな」仕事をしている女子の側から土木と一緒にされるのはイヤだ、という話が出ての動きだとしたら、目的に逆行するのではなかろうか。


また、国交大臣もこう言っている中で、土木と建設は一緒と言うのもタイミング的にも如何なものかと。
クラウディングアウト論/国交相も国会答弁で否定/「現実に起きていない」
(日刊建設工業新聞 2014年10月9日)

太田国交相は、公共事業の増大が東日本大震災の復興工事や民間建設に悪影響を及ぼしていないかを「注視しながら行政を行ってきた」と述べた上で、「そうした事態は生じていない」と強調した。さらに、「公共工事は9割ほどが土木、民間工事は8割以上が建築であり、技術者も違う」と説明。建設会社にも土木と建築のすみ分けがあり、現場の技能労働者も「(土木と建築の間で)流動性はほとんどない」として、懸念される人手不足についても、「適正な賃金と工期が確保されれば人は確保できる」とする現場の声を紹介した。


さらに言えば「○○小町」というフレーズ自体がアナクロだし、そもそも「小町」には男目線で有能な女性を揶揄するようなニュアンスが込められる時もある。
卒塔婆小町とかマチ針とかね(参照)。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

観劇ツアーや下仁田ネギよりも原資の方が問題

2014-10-19 | まつりごと

小渕優子経産大臣の政治資金問題が話題になっている。

ただ、本件は小渕氏だけの問題ではなく、他の議員にもかかわる構造的な問題を含んでいるように思う。

『世襲議員のからくり』で触れたように、

政治家個人の持つの政治資金管理団体間の寄付は非課税であり、親政治家の政治資金管理団体が子政治家の政治資金管理団体に無税で寄付をすることで、政治活動資金をそっくり「相続」できる。
また実質親政治家のみを支持する「政治団体」が支持対象を子政治家に変更すれば、その政治団体の資金は子政治家が(当然無税で)引き継ぐこともできる。

という世襲議員に有利な仕組みがある。

このため二世(三世)議員や、引退した議員の地盤を引き継いだ一年生議員(自民→民主→自民の政権交代のなかでけっこう出ている)政治資金団体を引き継いでスタートできるというアドバンテージがある。

一方で、政治資金団体と同時に引き継ぐ金庫番や地元秘書などのスタッフは支持基盤を取りまとめているため、選挙区対応は地元スタッフにまかせられす反面、議員本人が口出しをできない、いわばガバナンスの効かない状態になりやすい。

父恵三氏の急逝で出馬することになった小渕優子氏もこういう状況だったのではないか。


小渕氏本人は事実関係を調査した後、自分の責任の取り方を明らかにする、というスタンスのようで、現時点ではそれが満点の対応だと思う。
 落とし所は「古い体質の地元スタッフの不適切な行為に対する監督責任」というあたりになるのだろうか。

今回の対応をきちんとやれば、大臣を辞任しても次を待てばいいし(原発再稼働などの対応を回避できるともいえる)、事態の収拾を上手くやって安倍内閣のダメージを最小限にすれば、自民党内の評価は落ちることはないと思う。
地元の後援会幹部などは「自分たちの不始末で優子さんに迷惑をかけた」という意識があるとすれば、より結束が強まるかもしれない。

ただ、本来問うべきは、「古い体質の地元スタッフとそれを可能にする父親からの政治資金を当然に引き継ぐことができる」という仕組みなのではないか。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする