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6月の下旬に米国。
New Yorkに日曜に入ったので、チェルシーを訪ねHigh Lineをホイットニー美術館まで歩いた。
天気も良く、休日だったため大勢の人出でにぎわっていて、すっかり人気スポットとして定着している感じだった。
これはアート。
実際に見てもとてもリアルだった。
ちなみにブリーフはHanes
そこで見かけたのが、オレンジ色の袈裟を着た坊主頭の僧侶風な男。
以前テレビで、日本にも外国人観光客に寄付を迫る(妙なお守りのようなものを売りつける)ニセ僧侶が出没しているという話を見ていた。
(参考: 悪質すぎ…日本の観光地に「ニセ僧侶」が増殖してる )
番組では、もともとはアメリカなどでやっていたのが、急増する外国人観光客目当てに流れてきたと言っていたので、本場(?)にはやはりいるんだなぁ、と思っていた。
ところが先日こんな記事がNYTに載った。
The fake Buddhist monks are back, aggressively begging
Reports of the fake monks spiked two years ago, then waned. But now they are back in force from Times Square to the High Line, the public park built on an old elevated rail line on Manhattan’s West Side.
On June 20, the High Line put up three posters and signs in its bathrooms and elevators warning visitors not to give to the impersonators after administrators received complaints. Aggressive panhandling is prohibited in New York.
ニューヨークに出没するのは2年ぶりらしい。しかもHigh Lineは出没場所になっていて、自分が行ったちょうど翌日からポスターで注意喚起をはじめたようで、ちょうどのタイミングに出くわしたらしい。
やはり連中も、人が集まる旬の観光スポットを目当てに稼ぎに来るようだ。
ひょっとすると、連中の目には、日本のインバウンド観光ブームはピークアウトして、これからはアメリカ回帰、と映っているのだろうか。
大分、北九州と美術館を巡回していたのが関東に来たのでこの機をとらえて行ってきた。
湘南新宿ライナーだと直通で2時間。グリーン車がついているので奮発すればのんびり本が読める。
展示の概要はこちら。
大きく2つのパートに分かれている。
一つ目は、手塚治虫、石ノ森章太郎、赤塚不二夫、藤子不二雄Ⓐ、水野英子らの「巨匠」のデビュー前後の作品を展示し、デビューに至る経緯や当時の出版状況などを解説している。
印象的だったのが、雑誌という限られたメディアを媒介にお互いに影響を受けたり、共同の活動の場をつくったりし、しかもそれらを20代前半でしていたこと。皆早熟で、しかも若さだけの熱意があったのだろう。
余計な感想だが、手塚治虫は没後勲三等瑞宝章を受勲されている。
ただ、マンガ業界の地位は内閣府賞勲局的にはそこから上がっていないようで、それ以後の受勲者のランクは勲三等以下にとどまっている(ようだ-調べたわけではなく展示からの印象)。
まあ、そこが役所らしくもあり、勲章などに合わないのがマンガ家のいいところでもある。
二つ目は、あずまきよひこ、さいとう・たかを、島本和彦、竹宮惠子、平野耕太、PEACH-PIT、陸奥A子、諸星大二郎8名の作品の展示とともに、創作の様子や、原画や拡大パネル等で提示している。
面白かったのが、各作家の描線の特徴についての田中圭一の解説。
田中圭一といえば 『神罰』 の作者であるが、ここでは下ネタ炸裂ではなく、京都精華大学特任准教授(マンガ学科ギャグマンガコース)として専門家の観点からマニアックな解説をしている(ちなみに竹宮惠子は精華大学の学長でもある) 。
パロディを得意とする田中圭一だからこその、分析が光っている。
ただ、陸奥A子の描線の解説の例で、山本直樹が出てくるあたり、「らしさ」が垣間見えた。
(ちなみにパート2は撮影可でした)
マンガ家の創作風景については、NHKの「浦沢直樹の漫弁」で見ていたこともあり(しかも、本展示にあるさいとう・たかをも取り上げられていた)、身近に感じられたのもよかった。
高崎市美術館では4/10まで開催している。
その後の巡回情報はこちら参照。
またしばらくご無沙汰してしまいましたが、中の人は生きています。
Twitterでたまにつぶやくとなんとなく達成感が出てしまうのはよくないです。
さて、6月の第一週に米国駆け足出張をしてきました。
梅雨入り前の日本の暑さを前提にしていたら肌寒くて風邪をひきかけました。
NYラガーディア空港。
ボストンへのシャトル便が悪天候で「1時間遅延」から運休となり、そのあとの便に振り替えたもののそれも1時間以上遅れて、結局空港で4時間ぐらい足止め。
シャトル便は同じ機材で何往復もするのでLCC同様一度遅延すると取り戻すのが難しい。
キャンセルした便に預けた荷物がうまく積み替えられるとも思えず、ロスバゲを確保していたのですが、なぜかボストンに荷物の方が先についていました。どの飛行機に積まれたんだろう?
空港は至る所で雨漏りがしていました。
米国の空港のターミナルは鉄骨で比較的簡単に作っている(離着陸の振動が伝わってくる)のでそのせいもあるのかもしれません。
中略でシカゴ
オヘア空港の「白タクは違法」の看板とタクシーの配車アプリの広告。この中間のUberは合法な米国。
規制の線の引き方は国によってさまざま。
シカゴはNYと比べて街中の渋滞が少ない印象です。
自転車専用レーンがあったり(左の車列は路上駐車。自転車と駐車スペースの位置関係が面白い)
自転車レーンの専用信号もあります。
中略で最後はサンフランシスコ
カリフォルニア州はエコです。
ホテルの部屋にあった紙袋。紙もペットボトルもカンもまとめて捨てるなら、ゴミ箱を分けて分別すればいいと思うのは日本人だからでしょうか。
水不足は深刻なようです。
水は言わないと出さないけど、オレンジジュースはおかわり放題というのも、トータルの水の使用量を考えると微妙。
まあ、このへん、とりあえず思いついたことからやるのがアメリカ流なのでしょう。
ここでも中国パワー
中国パワーといえば、夜遅くチェックインしたときに、ブランド品の買い物袋を両手にいっぱい抱えた中国人団体客が戻ってきたところに遭遇。
その中でおそろいのキャップとジャンパーの軍団がロビーに座ると、いきなりサプリメントを広げて商談会を始めました。
右がおそろい軍団。左が商談会。
ジャンパーのロゴを見ると...
この方々でした。
日本では最近聞かないのですが、中国の方がはるかに人口が多いし、マーケットとしては有望なのでしょう。
一定以上の売り上げがあるとアメリカ旅行に行けるのでしょうか。
そこでも売り込みをかけるアグレッシブさが、さすがです。
ホテルも会議室も使ってくれる上得意なのでロビーでお店を広げても黙認なのでしょう。
サンフランシスコに到着した前日にNBA Finalの初戦でGolden Atate Warriorsが下馬評を覆してCleveland Cavaliersを延長戦の末に破ったので盛り上がってました。
(現在4戦終わって2勝2敗のタイで地元に戻ってきたのでさらに盛り上がっているでしょう)
ただ、街中にホームレスや物乞いが目立ったのもサンフランシスコの特徴。
ちょっと通りを間違えると、ややこしい感じの雰囲気のところもありました。
今回駆け足の中で唯一のオフが金曜の午後
ナパバレーに足を延ばし
イタリアン
と
ワイナリー訪問
まあ、6泊の夕食のうち機内食2回と空港1回という駆け足だったので、これくらいないとね。
北陸新幹線の試乗会に参加させていただきました。
大宮で集合。
今のダイヤの合間に走らせるためか、受付や誘導の関係でしょうか。
確かに東京駅や上野駅だと混乱しそうです。
開業は3月14日
臨時ホームで待つことしばし。
入ってきました!
カモノハシ型からまたトレンドが変わったようで、伝統的な外観。
北陸新幹線は高崎-上越妙高間がJR東日本、上越妙高駅 - 金沢駅間がJR西日本の管轄
車両も東日本のE7系と西日本のW7系と分かれますがほとんど同じだそうです。
(これもどちらかは未確認)
運転席。
「操縦席」の方が似合いそうです。
パンタグラフ。
空力性能をを重視した感じです。
下の台のところまで赤く塗ったら「シャア専用」ですね。
今日は「団体」という扱い。
では車内の様子。
普通車は5列なので座席の幅はほとんど変わりません。
足元が若干広いかもしれません。
落ち着いた色調でまとめています。
椅子の背に収納したテーブルの裏面にある細かい解説。
枕が上下に動かせるのは新しいですが、車両清掃の人は忙しくなりそうです。
AC電源は60Hz
北陸新幹線は中部電力(60Hz、新高田き電区分所まで新長野変電所から送電)、東北電力(50Hz、新高田~新糸魚川き電区分所まで新上越変電所から送電)、北陸電力(60Hz、新糸魚川き電区分所以西、新黒部変電所から送電)と周波数が違います。佐久平以東の東京電力(50Hz)を含めると電力会社が4つ、周波数が3回切り替わります。
しかも停電などの非常時は両側の60Hzの変遷所から60Hzの電気で加圧する方式をとっているため、周波数の違う電波を拾って事故にならないようにATC装置も周波数を確認して自動で切り替わる装置を開発したそうです。
(参考1、2)
座席下のコンセント
窓側の席用のコンセント。
つぎにトイレ回り
こちらも落ち着いた色調です。
目新しいのが、女性専用トイレ。
通路から直接入るのでなく、踏み込みが入って独立した洗面所とセットになっています。
トイレから出るといきなり通路になっているよりいいですね。
トイレの反対側にある洗面所。
側面まで鏡が回り込んで三面鏡風に使えます。
こちらは男女共用トイレ
扉を開けたらいきなり自動で蓋が開いてびっくりしました。
便座開閉も電動です。
当然ウォシュレットつき。
左の隅におむつ交換用のベッドもあり、至れり尽くせりです。
車両に一か所、車いす用のトイレもあるそうです。
ちなみに男性用小便器は普通。
トイレの話のあとになんですが、お弁当が配られました。
(車内販売はなし)
なかなか豪華。
美味しゅうございました。
このまま発売してほしいです(できれば1500円くらいで)
「汁なしのっぺ」と「豆腐田楽」はグランクラスのメニューにも載るそうです。
「ミス百万石」が金沢のPRに回ってきました。
手に持っている「ひゃくまんさん」というのが北陸新幹線開業PRマスコットだそうですが、これ、「ゆるキャラ」というには凛々しいうえに絢爛豪華で媚びていないところが個人的には気に入りました。
ひゃくまんさん公式ホームページ
さて、列車の旅と言えば楽しみなのが車窓の景色ですが、これが今回予想外だったところ。
ぜひ海側の景色を見ようと受付時間の一番最初に行って、進行方向右側の窓際の席を確保しました。
軽井沢を過ぎると浅間山がきれいにみえます。
菅平付近から志賀高原方面
長野を出てしばらくは山の雪景色を楽しめます。
しかし5分くらいでトンネルにはいります。
そこからは、飯山、上越妙高、糸魚川、黒部宇奈月温泉と、トンネルの切れ目に駅がある、という感じで、海どころかほとんど景色を眺めることもできません。
飯山駅手前の雪景色
上越妙高の手前、頚城平野に出たところ。
糸魚川駅手前
糸魚川駅を過ぎて、「あ、海が見えた」と思ったら
すぐトンネル
しかも、トンネルの中は携帯の電波が届かないので、本でもないと手持ぶさたの上に携帯の電池も消耗します。
既に、「北陸新幹線、1時間は携帯圏外 トンネル内、電波届かず」などと話題になっているようです。
この記事によると長野―金沢(延長約228キロ)のトンネル率は44.3%とのことですが、長野~黒部宇奈月温泉間でいえば体感70%くらいがトンネルです。
wifiの設置はコスト的に難しいのかもしれませんが検討してもらえるとありがたいです。
黒部宇奈月温泉付近
といってもわかりませんねw
黒部宇奈月温泉を過ぎていくつかトンネルを抜けると、ようやく富山平野に出ます。
富山市街が近づきます。
高層ビルはインテックの本社。
富山駅に到着。
一番速い「かがやき」は大宮を出ると長野・富山・金沢にとまります。今回は長野・富山は時間調整で停車するだけでした。
景色のことでもう一つ印象的だったのが、橋の設計の発想。
北陸新幹線は日本海にそそぐ河川にたくさんの橋梁がかかっています。
トンネルも含め、新技術を投入して学会などで様々な賞を取っているものが多いと配布されたパンフレットにも書いてありました。
たとえば糸魚川駅の西にある姫川橋りょう。
H19年PC技術協会賞(作品部門)に輝きます。
全長が462mの7径間の連続PCフィンバック型式により形作られる本橋の外観は、隣接する高架橋との連続性を有し、背景の山並みに溶け込むなど周囲の景観に調和し、北陸新幹線長野-金沢間のシンボルとなっています。
といいますが、これを車窓からみると
自慢のフィンが邪魔になって数少ないチャンスにも海が見えませんw
富山駅の西側にある神通川橋りょう。
こちらはH25年度PC工学会賞(作品部門)に輝きます。
配布資料によると
道路橋では支間長が長くなる場合、構造物を軽量化できるPC斜張橋が代表的ですが、高速走行する新幹線では、軌道にミリ単位の精度が要求されるため、桁のたわみを抑える必要があります。
そこで、道路橋でよく使われる斜張橋と、鉄道でよく使われるコンクリート橋(PC橋)の長所を組み合わせたPCエクストラドーズド橋を採用し、更に桁のたわみを抑制する技術等を考案することで、この問題を解決し、今後の橋梁技術の発展に大きく寄与するものとして高く評価されました。
ということです。
で、車窓からみると
斜張橋のワイヤが視界のなかで上下に動き回るのでとても気になります。
新幹線の橋というのは、技術的なチャレンジや外観を重視して、車内からの眺めの優先順位というのは相当低い(または考慮されていない)ようです。
金沢到着。
大宮から2時間10分です。速い。
柱の金色の装飾がゴージャス
開業準備中を感じるところが試乗会っぽくていいです。
ホームの椅子は座り心地よさそう。荷物置き場もあります。
階段の上部の壁。どんな照明がつくのでしょうか。
それとも広告ボードがつくのかもしれません。
ホームと改札の中間階にある待合室。豪華です。
特に冬場の寒い金沢では重宝しそうです。
新幹線改札ではいろいろな「ミス○○」たちがお出迎え。
今回「試乗会」なので、駅の改札の外には出られず、また、折り返しの電車にすぐ乗るので40分程度しか金沢での自由時間はありませんでした。
でも、新幹線改札の横にある「あんと」というお土産コーナーはお菓子や寿司などとても充実していました。
試乗の客が一斉に押しかけたのでものすごい混雑でした。
駅のコンコースも追い込み工事中。
開業まであと35日(2/7時点)
ご丁寧にお見送りいただきました。
帰路、金沢を出てしばらくしたところで、正面に立山連峰が見えました。
海側に座っていたのですが線路が南の方に向いて進むところがあるようです。
帰りはコンセントのお世話になりました。
長くなりましたが以上です。
富山・金沢は食も見どころも多いので、東京からでも2時間半で行けるとなると週末ちょっと行ってこようかなという感じになります。
今回の試乗からの教訓は
・海側の席をとっても眺望はほとんど楽しめない(逆に山側のほうが平野部にでた富山以西で立山連峰が眺められるのでいいかもしれない-未確認ですが)
・携帯やネット接続機器は使えない時間が多いので、本や雑誌などは必携
というところでしょうか。
先週の週末、長野県の駒ヶ根に行ってきました。
名古屋からの高速バスは道中吹雪で先が思いやられたのですが
現地に着くころには青空が見えていました。
12月に入って急に雪が降り出したそうで、畑には金曜に降った雪が残っていました。
中央アルプスも「ハーフ雪景色」という感じ。
訪れたのは信州マルス蒸留所
きっかけはこのTweetでした。
こう言われたら、見学に行くしかないでしょう。
蒸留所と竹鶴政孝(マッサン)の関係はウェブサイトのマルスウイスキーの歴史で詳しく書かれていますが、見学コースにも説明があります。
簡単に言うと、竹鶴が入社した摂津酒造の常務で醸造の責任者岩井喜一郎は竹鶴を英国研修に送り出し、竹鶴は帰国後報告書「竹鶴ノート」をまとめた。
摂津酒造はウイスキー製造を断念し竹鶴退社(このへんからの竹鶴は朝ドラ参照)
一方で岩井喜一郎は大阪帝國大学の醸造学の講師になる。
そこに本坊酒造の(○代目?)本坊蔵吉が師事。
戦後岩井は摂津酒造を退社し本坊酒造の顧問となり、ウイスキー部門の計画を任され、「竹鶴ノート」をもとに蒸留所を設計した。
ちなみに本坊蔵吉は後に岩井喜一郎の娘と結婚しています。
こちらが入れ替え終わった新品の蒸留釜
新酒の仕込みは来年1月からで、今は水を入れて試験運転をしています。
本来蒸留釜はもう少しもつらしいのですが、生産量を増やす計画があり、一方で点検したところ厚さが2mmくらいしかなくなっているところがあったので交換することにしたそうです。
貯蔵庫も見学できます。
ウイスキーの香りが充満しています。
ここもコンパクトなので、増設するのでしょうか。
試飲コーナーもあります。
ウイスキーだけでなく、地ビール、ワイン(山梨の醸造所製)、梅酒も試飲できます。
シングルモルト駒ヶ岳 シェリー&アメリカンホワイトオーク2011
優しい香りと3年ものとは思えないまろやかさがあります。いまは閉鎖されてしまったメルシャン軽井沢蒸留所で作られていた「軽井沢シングルモルト12年」(絶版になって残念)に似た雰囲気があると言ったら、試飲所の女性が軽井沢蒸留所に行ったことがあり、「なんで閉鎖しちゃったんでしょうね、もったいない」とひとしきり盛り上がりました。
岩井トラディション
ブレンデッドならではの厚みと広がりがある。某社のシングルモルトより好きかもしれない。
コストパフォーマンス的には抜群。
竜峡梅酒
地元の竜峡小梅をブランデーで仕込んだ梅酒。甘みと香りのバランスがとてもよい。
Apple Hop
地元のリンゴを使ったヴァイツェンタイプの地ビール(発泡酒扱い)甘みと香りがうまく調和している。
以上を購入。別便で宅送。
つぎは駒ケ根といえば「駒ケ根ソースかつ丼」
タクシーの運転手さんに駅の近くでおすすめも店を聞き、行ったのは「きよし」。
駒ケ根ソースかつ丼はキャベツとカツだけ。
地元では「卵でとじて」と言わないと普通のカツ丼は出ないそうです。
ボリューム満点
駒ケ根ソースかつ丼公式サイトによると、名乗るには基準を満たさなければいけないようです。
駒ヶ根市では平成5年に市内飲食店有志により「駒ヶ根ソースかつ丼会」が発足、以来「ソースかつ丼による街おこし」に取り組んでいます。
どのお店に入っても一定の基準が保たれるよう、会ではお客様のためのソースかつ丼規定を設けています。
<お客様のための駒ヶ根ソースかつ丼規定>
其の一 器は丼に限定する。
其の二 ソースかつ丼の肉は豚肉のロースを基本とし、120グラム以上とする。
其の三 かつはパン粉を付けて揚げたものでなければならない。
其の四 キャベツは細かく切って水に浸してから水分を切って丼の飯の上に載せる。
其の五 かつを揚げる油については油脂は自由としても良いが、
揚げかすは必ず取り、汚れた油では揚げない
其の六 ソースはソースかつ丼会で作ったものを最低基準とし、
これに工夫することが望ましい。
其の七 かつを揚げてソースを潜らせる時、ソースも温めておき、
揚げたてのかつをそのままソースに潜らせて切って飯に載せても、
切ってからソースに潜らせて飯の上に載せても自由とする。
其の八 海苔等はソースかつ丼に載せない。
また、キャベツ以外の野菜は載せない。
其の九 蓋は自由とする。
店のレジに置いてあった「信州・駒ヶ根ソースかつ丼物語―ご当地グルメに託したまちおこし」という本の中に、上の基準の意味や町おこしの軌跡が詳しく書かれています。
本を読み進むと、実は「きよし」の店主は、「駒ヶ根ソースかつ丼会」の現会長(三代目)だったそうです。
なんだか得した気分になりました。
8年ぶりの石垣島。
今年の3月に新空港ができて直行便が増えたので、便利になった。
以前の空港より市街地からは遠くなりましたが、空港を出ると海が見えてなかなか雰囲気が良い。
石垣島は公共交通機関がバスとタクシーしかないが、タクシーは安いし呼べばすぐ来てくれる(せっかく街中には尾石店が多いのにレンタカーだと飲めないし)。
そのうえドライバーが話好きな人が多く、おすすめ。
こんな感じのサトウキビ畑が広がる。
日差しは強く湿度もそこそこあるが、島なので最高気温は32~33度程度にまでしか上がらない。
風もあり日陰は涼しいので、東京よりは格段に快適。
サトウキビといえば1トンあたり16000~17000円のP補助金がTPPの関税等撤廃の適用除外になるかが沖縄・離島振興策とともに議論になっている。
一人のタクシードライバー氏は、以前は1200坪のパイナップル畑の専業農家だったがウルグアイラウンドの結果1990年にパイナップル缶詰の自由化によって「畑だけじゃ食えなく」なり、タクシーを始めたそうだ。
(興味のある方は「沖縄・石垣島におけるパインアップル生産の危機と再生」参照)
とはいえドライバー氏はマンゴーも始めていて、タクシーのお客さんに営業して直販もしている商売上手。マンゴーの木は数本で、すべて売り切れてしまっているので、定年になったら少し畑を広げようかな、と言ってた。
それぞれ、世の中の流れの中でたくましく生きている。
サトウキビはそもそも工場買取価格がトン当たり5000円程度なのにその3倍の補助金というのが離島振興策として適当なのか、ということも含めて議論すべきだと思う。
サトウキビ畑へのスプリンクラーの散水風景を見ると、水利権と離島の水資源の活用の仕方についても、8年前に比べて増えたホテル(なにしろ駅がないのに東横インがあるw)などの環境負荷抑制策なども含めていずれは議論になるのではないか。
ちなみに竹富島は一番高いところで標高20数メートルのサンゴ礁の島なので、石垣島から送水管で水を送っている由。
市街地の中心部のお土産街が命名権を売って「ユーグレナモール」になっていた。
株式会社ユーグレナはミドリムシの培養技術のベンチャーで、昨年IPOして以来株価はうなぎのぼり。
ユーグレナの培養工場は石垣島にある。
ミドリムシは栄養バランスに優れ、消化吸収もよく、またバイオ燃料にもなる。それに光合成をするので太陽光と二酸化炭素があれば大量生産できるし、CO2対策にもなると、地球の未来を救う力がある、というのが、上のキャッチコピーの由来。
昨年ユーグレナの出雲社長の話を聞く機会があったが、なかなかに熱い若者であった。
IPO当時株を買わなかったのが残念だが、通販ではユーグレナファームの緑汁を買っている。
モールの端には、直営のカフェもオープン。
ユーグレナを使った料理が食べられる。
石垣島にはこんな伸び盛りの会社もある(本社は東京だけど)。
尖閣諸島は行政上は石垣市に属する。
参院選のときに安倍首相が現役の総理の選挙運動としては初めて石垣島を訪れた。
安倍首相は歴代事務官のポストだった海上保安庁長官にも現場系の人をつけたり、思い入れはあるようだ。
与那国島に自衛隊の駐屯地を作るという話もある。
自衛隊・海上保安庁の人員配置がどれくらいの規模になるかはわからないが、観光と軍隊が主要産業のハワイをふと連想。
生臭い話はここまでにして、
夕陽は日没後の空の色の変化が美しい。
そもそも日没前後10分以上景色をぼーっと眺めること自体東京では考えられないことで、それだけでリフレッシュになる。
竹富島。
町並みが重要伝統的建造物群保存地区に指定されたので、平屋で沖縄瓦の建物しか建築できないことになった。
星野や旅館が全室離れ、というのもその関係。
島内は交通機関がないのでレンタサイクル屋が盛んだが、島の道は舗装された外周道路以外は白砂なので、漕いでいる人はけっこう大変そうだった。
********************
帰ってきた翌日は社会復帰のために休む予定だったのだが、急きょ会社の偉いさんに同行せねばならなくなり、クソ暑い東京で上着を着ることに。
前日までシュノーケリングでカクレクマノミと戯れたりしていたのに、
「昨日はイソギンチャク、今日は腰巾着」
というトホホなオチがついたw
出張ネタ続き。
サンフランシスコはGoogleやfacebookなどのテクノロジー企業でとても景気がいい。
若手の社員はナイトライフ目当てにシリコンバレーでなくサンフランシスコ市内を好むので、市内の家賃が高騰しているらしい。
Googleなどの企業はサンフランシスコ市内から本社までG-Busというシャトルバスを何本も運航しているし、社員食堂は家族も含めすべて無料。社員食堂といっても多様な人種に合わせて各国の料理があり、しかもそれぞれとてもおいしいらしい。
一度家に帰ってから家族で社員食堂に出直す人もいるとか。
あげくのはてに社員食堂のシェフの引き抜き合戦も起こっているそうだ。
日本で「会社の仕立てたバスで通勤し、社員食堂で食事をする」といえば、真っ先に「社畜」というレッテルを貼られそうである。
一方でGoogleの社員を社畜とは言う人はほとんどいない(と思う)。
また、Facebookの本社は"1 Hacker Way"という自ら名づけた(と思う)住所にある。シアトルのMicrosoft本社も"1 Microsoft Way"にある。
でもそれを言うなら、トヨタ自動車の本店所在地は「豊田市トヨタ町1番地」である。
この違いはどこから来るのだろうか。
会社で若い奴に聞いてみたら「そりゃGoogleやFacebookのほうがかっこいいからでしょ」と即答された。
まあ確かに、自分のイメージでは日本の社員食堂は「トレーの上にプラスティックの食器にメンチカツか何かが盛り付けられた日替わり定食500円」という感じで、おしゃれとかかっこいい、とは無縁な感じがする。
一方で社員食堂をモチーフにした丸の内の「タニタ食堂」は人気である。
おそらく社員食堂も、高度成長期の昭和30年前後は先進的で衛生的でオシャレだったのではないか。
車も普及せず、公共交通機関が行きわたらなかったころは、専用バスは必要な足だったであろう。
社宅という制度もそうだったのだろう。
それらの進展にそって、一定条件を満たした会社の福利厚生は給与所得として課税しないなどの税制も整備された。
しかし制度は固定化する。
そしていつの間にか時代遅れでニーズに合わなくなっているが会社側は税制優遇の範囲を上限とし、従業員は安いから仕方なく使う、というものになってしまったのではないか。
格好悪いのは、社員食堂などの結果ではなく、そういう考え方のほうなのかもしれない。
駆け足で出張。
ニューヨーク
昨年のハリケーン・サンディのときにLower Manhattanは広範に浸水したのですが、ビルの地下に設置したボイラーなどの機器が取り出せないため、こんな感じで外付けにしている建物が多かった。
日本のビルも東南海連動地震による浸水リスクを考えると、考慮したほうがいいのかもしれない。
スローガンは目標であり、目標ということは現時点では達成できていないということなのだろうか。
自転車シェアリング。CITIBANKがスポンサー
自転車シェアリングは流行らしく、ワシントンでも
上下は関係ないけど(ビルオーナーが中国系?)なんか縁起がよさそう。