一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

『この世界の片隅に』(映画)

2016-11-27 | キネマ
先に読んだ原作のコミックについで、映画も鑑賞。

原作のストーリーと抑えた日常描写の積み重ね、というスタイルを忠実になぞりながらも、アニメならではの演出でより胸に迫るものがあった。

コミックの原作で感動するとアニメはそれほどでもない、ということが多いが、これは映画、アニメとしての演出の+αを堪能できた。

能年玲奈改め「のん」も、本来のキャラなのか演技過剰にならず、主人公すずのイメージや妙にあっていた。


クレジットの最後にクラウドファンディングに応じた人の名前を(たぶん)全部載せていたが、こういうのはいいよね。

クレジットでいえば、映画では取り上げられなかったエピソード、たとえば遊郭のリンとの交流などを、クレジットの背景に使っていたのは原作を読んだものとしてはちょっとうれしかった。

映画『この世界の片隅に』予告編
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「後妻業の女」

2016-11-13 | キネマ
これも機内鑑賞

映画では誇張されているが、晩年における再婚と相続争いにかかわるもめごと--老人の財産が本人の死ぬ前から「相続財産」とみられていること、晩年の世話の寄与度の評価の難しさとそこに本人が不在であること、故人または危篤状態の名義人預金は引き出せないので当座の資金に使えないこと、遺言書の優劣--を描き出しているという意味でもいい映画だと思う。


予告編では大竹しのぶのインパクトが大きいが、豊川悦司の怪演も光る。


原作を読もうと思って買わずじまいだったのを思い出した。


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『この世界の片隅に』(原作)

2016-11-11 | 乱読日記
11/12公開の映画のプレビューの評価が高いので、原作を購入
(実は電子書籍のデビューでもあった)


戦前から戦時中、戦後の日常生活を主人公のすずを中心に描く。
すずの少しぼおっとしたところが醸し出す日常の喜怒哀楽を重ねることで、「戦争」が歴史上の単発の出来事ではなく、日常から少しずつ奪っていくものであること、さらにその典型としての原爆が描かれている。

主人公すず役の声優がのん(いろいろあったらしいが)というのも、キャラがあっていて面白いのではないかと思う。

映画も見てみよう。




映画『この世界の片隅に』予告編
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『ゴーストバスターズ』

2016-11-10 | キネマ
これも機内鑑賞(なので画面が小さいバイアスがかかってます)

女性活躍の映画。

ただ、本作はリブート版として1984年の「1」をなぞっているのが、インパクトを減じているのと、「女性が男と同じ活躍をする」文脈になってしまっているのが残念。

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『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』

2016-11-08 | キネマ
これも機内鑑賞(映画の性格から小画面バイアスはより大)

実際の大統領選は...だけど、前作同様、米国大統領に地球を救ってもらう映画。

興行上の中国への配慮とか前作との継続性からの二世・身内で固めたストーリーとか突っ込みどころ満載なのも前作同様。


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『君の名は。』

2016-11-07 | キネマ
オッサンが映画館に行くのは気が引けたので、機内上映を幸いと鑑賞。

ハイゼット・デッキバンと綿半野原ビルがツボにはまって、何でも許せてしまった。


折かさなったストーリーを確認したり、わかっていながらラストの感動を味わうためにリピーターが出たり、細密な風景描写が聖地巡礼を生むのもわかる(オッサンはしないけど)。

新海誠のアニメは観たことないのだが、風景描写に加えて光線の描き方がうまいと思った。


中でも舞台になった飛騨高山はこんな盛り上がりを見せているらしい
「君の名は。」聖地凱旋フィーバー 映画館ない飛騨市で初上映会

飛騨高山で聖地といえば崇教真光世界総本山なんだが、それとは関係ないんだろう。



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