一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

「バブル経済から2007年 超現代史」だと

2007-04-30 | よしなしごと
テレビをザッピングしていたら「バブル経済から2007年 超現代史」という番組をやってました(番組は23時までのようなのですが、これは21時半時点の感想です)。

ぱっと見たときには、明石屋さんま、糸井重里、有賀さつきという面子だったので、てっきりフジテレビだと思っていたら、日本テレビでした。

フジテレビは自分がお台場に大枚かけて移ってしまったから、なかなかバブルの話はできないのかもしれません。またテレビ朝日も、もとは今の六本木ヒルズにあったのをアークヒルズに移転して「六本木にあるテレビ局」などとはしゃいでいた(まあ、住所は六本木一丁目なんですが要は溜池ですよね)過去があるので結局森ビルとの「等価交換」が本当に「等価」だったかとか自ら省みないといけないので取り上げにくい話題ですね。一方、日本テレビはバブル崩壊後に汐留めに移転したので比較的言いやすいポジションにいるのでしょう。


80年代後半のバブルの頃に若造として好き勝手やっていた私としてはなかなか懐かしいものを感じた番組です(その後始末商売歴の方が長くなったというあたりも味和深鋳物がありますがw)。

「あの人(プロジェクト)は今」風な取り上げ方になるのですが、ちょいとスポンサー企業への遠慮(と今はいなくなってしまった人々への容赦ない突っ込み)が見え隠れするあたりが良くも悪くも日本テレビなのですが、面白く拝見させていただきました。

宮崎のシーガイアが取り上げられていたのですが、総工費2000億で破綻したときに負債総額2700億円といってました。10年近く営業して2000億の総投資に対して700億しか赤字がなかった(金利が3%として年60億、10年で600億ですから要はランニングではチョイ赤でしかなかった?)とすれば、けっこうがんばったと言えると思います。
リップッルウッドに165億(だっけか)で売却というのも、粗利ベースの収益還元ではそんなもんだったんでしょう(値段がついただけ立派なもの)。
リップルプルウッドはファンドなので、コストダウンはできるけどオペレーターとしては「負け組」イメージのついた施設を挽回するほどのブランドがないのでexitにはちょいと苦労しているようですね。

そこに東国原知事がコメントしていたのですが、バブルの頃といえば、売れ出した頃の「そのまんま東」と仲間内の女の子が付き合ってたなぁ、などと懐かしく思い出した次第。


「バブルへGO!」的な話は、語りだすときりがないので、折に触れて小出しにします(本当はオフレコ前提非公開話が盛り上がるんですけどね・・・)


ということで、尻切れトンボですが、きょうはここまで。
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雨ニモ負ケズ

2007-04-29 | 飲んだり食べたり



昨日は気合を入れて庭仕事をやろうと思っていたのに、途中で夕立に邪魔をされてしまいました。

そこで、寿命のきた鞄を入れ替えるべく、雨の中買い物に行きました。
(出かけて30分も経たないうちに雨が上がったのですがw)


帰りにデパ地下の酒売場を冷やかしました。

まずはワイン売り場。
オレゴン産ワインのキャンペーンでの試飲をやっていたのました。
ピノ・ノワールがとてもおいしかったのですが、お値段も4000円台ということで、そもそも価格帯がアウトだし、ここまで出すならほかにも選択肢があります。
いろいろ見ていくと、B.B.グラーツのテスタマッタが置いてありました。これは以前某所で調子に乗って頼んだ「5桁」もので、十二分に感動的な味わいで、調子に乗ったのが報われた数少ない経験をさせてもらったものです(入手が難しいと聞いていたのですが、円安とはいえ日本のバイイング・パワーは強力ですね)。
テスタマッタがあるのなら、と安い方の棚を見てみると、同じB.B.グラーツの普及版である「カザマッタ」があったので購入。これはブドウを他の畑から買って醸造したもので、工程も違うしそれに価格も違う(約10分の1)のですが、先のお店ではデイリーなら十分という評価でした(私のデイリーだと千円台前半とかネットのまとめ買いでもっと安かったりするのですがw)。


つぎに、日本酒の試飲をやっていたのが一本義久保本店伝心という酒。

私は不勉強にもこの蔵も銘柄も知らなかったのですが、福井の地元では有名な蔵元だそうです。
「一本義」がメインの銘柄で「伝心」はその上級ブランドで「土」「稲」「雪」「凛」とそれぞれ個性を持たせた酒になっています。

最初に伝心の「稲」(純米)。スムーズな口当たりの中にも味わいがあって単に「淡麗」といってしまってはもったいないおいしいお酒です。
つぎは「雪」(純米吟醸)。明けたのが3日前で吟醸香が・・・とおっしゃっていたのですが、確かに他の淡麗系の純米吟醸から際立つほどのものは残念ながらありませんでした。
最後にいただいたのが「一本義」の「生酛造り」。これは香りと味の深みが絶妙でした。開封しておいておくと徐々に味がいいほうに変わっていくようなタイプのお酒です。
「タンク1本しか造らないんですよね」との言葉に、荷物が増えるのも承知で買ってしまいました。


昨日はカザマッタを明けました。
テスタマッタと比べては失礼ですが、口に入れた瞬間に味が広がる性格は(価格なりの10分の1ですがw)親譲りです。開栓して、しばらく置いておいたほうがいいタイプですね。
2000円弱の価格はお値打ちだと思うのですが、この価格帯だとほかにも個性的なものがけっこうあるので、コストパフォーマンスとしては「良」でしょうか。

と考えたのは、上の一本義生酛造りが一升瓶で2670円(確か)だったというのもあります。
四合瓶(売り切れでした)だと1500円くらいで買えてしまいます。

カザマッタと一本義生酛造り四合瓶のどちらを選ぶ、といわれたら間違いなく後者です。


うーん、日本酒って安いですね・・・
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野球特待生制度の何が問題か?

2007-04-27 | 余計なひとこと

高校野球の特待生制度禁止が議論を呼んでいます。  

そもそも特待生制度は日本学生野球憲章に違反するというのが理由のようです。  

第13条 
選手又は部員は、いかなる名義によるものであっても、他から選手又は部員であることを理由として支給され又は貸与されるものと認められる学費、生活費その他の金品を受けることができない。但し、日本学生野球協会審査室は、本憲章の趣旨に背馳しない限り、日本オリンピック委員会から支給され又は貸与されるものにつき、これを承認することができる。  

(2) 選手又は部員は、いかなる名義によるものであつても、職業野球団その他のものから、 これらとの入団、雇傭その他の契約により、又はその締結を条件として契約金、若しくはこれに準ずるものの前渡し、その他の金品の支給、若しくは貸与を受け、又はその他の利益を受けることができない。

憲章の13条2項は、優秀な高校生の獲得には多額の金銭が動くから、というどちらかというとプロ野球界側の事情に起因する問題です。  
13条1項はまさに特待生制度の問題で、「経済的利益を供与することで学生を集める学校」の存在を念頭においている規定です。

逆に言えば、野球で活躍することが他の競技より学校のPR効果が高い(進学校のPRには東大合格者数を増やすのが有効なのと同じ)のということを、高校野球連盟が自覚しているわけですよね。  


ところで学校間の競争(最近流行の言葉で言えば「格差是正」)という切り口で考えてみると、ちょっと違った見方ができるように思います。  

歴史の浅い高校が優秀な学生を集めるには、スポーツや大学受験で実績を上げなければならず、そのためには、はじめのうちは特待生などの形で生徒を集める必要があります。 
これを一律禁止してしまうと、学校間のランクを固定化することにつながらないでしょうか。まずは優秀な教師を集める、という考えもありますが、(普通は『ドラゴン桜』のような)即効性はないでしょうし生徒でなく優秀な教師は金で釣ってもいいのか、という議論もあると思います。  

また、能力がありながら経済的な理由で能力を伸ばせる学校に進学できない生徒を助ける、という意味でも特待生制度は格差是正に役立っているように思います。  


なので、ひとつの考え方としては、特待生制度を禁止するのでなく、野球で実績を上げてもPR効果が出ないようにして、学校間の過剰な生徒獲得競争を防止するという選択肢もあります。
その一番有効な方策は高校野球を金にならないものにしてしまう、つまり   

甲子園大会をやめてしまう

ということではないでしょうか。 

甲子園でなくても、インターハイとかと一緒に各地を回ってやればいいわけです。

しかし、この議論が(当然といっていいくらい)出ません。それはマスコミにとっては、甲子園大会は特にお盆のニュースのない時期の貴重なコンテンツであること、高校野球連盟にとっても大きな収入源であり、団体としての存在感(役員の利権?)の源だからでしょう。
つまり現在の高校野球からメリットを得ている人たちの誰の得にもならないことは誰も言い出さない、ということですね。  

こう考えてみると、学生野球憲章特に13条は、学校間の高校野球をめぐる業界内の競争ルールであり、それがために現在の有力者(たとえば特待生制度がなくても学生が集まるような名門校)に有利で、甲子園大会や大学野球などの既存のしくみを維持しようという性格をもつのは仕方がないともいえます。そして、それは当然、アウトサイダーには厳しくなります。  

これは高校野球に限らずそうです。
たとえば
IOC ドーピング違反6選手を追放
(2007年4月26日(木)06:13 スポーツニッポン)

なども、競技の公正さをアピールすることで(IOC委員の特権への批判をかわしながら)自らの正当性を維持するための行為といえます(メダルに関係ない選手の方が処分が厳しいように感じるのは私だけでしょうか)。  


この問題は本来、①「学校間の公正な競争」という見地からは、一律禁止でなく度を越したものを禁止とすべきであり、②「金品による汚染の防止」という見地からは、そもそも金品の供与の元になる収益構造を廃止すべき、という切り口で整理すべきものだと思います。 
ところが「特待生制度の一律禁止」という規約を字義通りに適用した(ねじれた)対応をしてしまったので、軋轢が生じているのではないでしょうか。 

これを機に、新設校が逆襲(逆切れ?)をして、学校間の競争と学校経営に与える高校野球の影響の大きさ(またはその是非)が問われると面白いとは思うのですが、そうはならないだろうなぁ・・・

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書面化へのこだわり

2007-04-26 | 法律・裁判・弁護士

裁判員時代の公判調書、自動化なるか 方言認識など課題
(2007年4月25日(水)12:56 朝日新聞)

裁判員制度のもとで、証人や被告が法廷で話した内容を翌日には裁判員たちが確認できるよう、最高裁は審理中のやりとりを機械で文字化する「音声認識システム」の実用化を進めている。2年後の制度開始までに全地裁での導入を目指すが、言葉の認識率をどう高めるかがカギ。全国一律のシステムのため各地の方言、独特の言い回しへの対応が困難という課題も浮上している。

朝日新聞は裁判員制度に関心が強いようで、折に触れて取り上げていますね。


裁判官は証人尋問を何回もやっていると、「この証人はウソついてるな」となんとなくわかるそうです。
それが本当だとすると、利害関係のない第三者の証人がなんと言ったかを確認するためにはこういう仕組みがあればいいのでしょうが、証言の信憑性を判断するにはやはり全体的な印象というのも大事なのではないかと思います。

だとすると、裁判記録としての位置づけではなく裁判員の判断の補助のためには、ビデオにとっておく、というのが一番手っ取り早いと思うのですが、ビデオでは何か問題があるのでしょうか。

感情的な証言に影響を受ける恐れがあるとするなら、そもそも証人尋問に立ち会うことも問題、ということになりますよね。
とすると、もっぱら頭出しに時間がかかるとかが問題なんでしょうか?

少なくとも上の音声認識システムと併用すると効果は大きいように思います。

裁判記録としてまとめたり、判決を書くには調書にすることは必要でしょうし、書記官の負担軽減にも役立つと思うのですが、裁判員の判断に資するという意味では書面にこだわらなくてもいいのでは?

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消費税増税ではなく消費税に集約というアイデア

2007-04-25 | まつりごと

「消費税を16%に」 経済同友会、税制改革提言を発表
(2007年4月24日(火)07:37 朝日新聞)  

経済同友会は23日、国の税制見直し論議が今秋から本格化するのを前に、消費税率を現行の5%から16%に引き上げることなどを盛り込んだ税制改革提言を発表した。現在約40%の法人実効税率については、法人事業税の廃止により35%程度に引き下げるよう求めた。いずれも2010年代半ばまでの実施を要望している。  

提言では、16%の消費税率のうち9%は新設する年金目的税とし、年金保険料はなくす。残りの配分先は国税分が2%、地方税分が5%。法人事業税を廃止し、税源を地方消費税に置き換えることで、「地方自治体はより安定的な財源を確保できる」としている。  

低所得者層ほど負担感が重くなる消費税の「逆進性」に対しては、基礎的な食料品を購入した場合には消費税相当額を所得に応じて還付する制度の導入を求めた。  同友会はまた、低所得者には、税額控除での対応で「所得税の再分配機能を実質的に発揮できる」としている。低所得者の控除額が所得税額を上回る場合、その超過分を現金で給付するという案だ。  

見出し自身は刺激的で、「金持ち・法人優遇」という批判が出そうですが、切り口としてはけっこう面白いところをついているように思います。  

消費税に一本化することで徴税コストが下がり、また、捕捉もしやすくなるのであれば全体としてはメリットがある話だと思います。
素人考えでは、消費税は仕入控除があるので反面調査で捕捉はしやすいのではないかと。
また税金の体系がシンプルになるのは、その使い道も含めていいことだと思います。

ただ、逆進性の緩和は還付でなく、年金額(とか生活補助など)を一律16%上げてしまえばいいのではないでしょうか(上げた分はどこかで消費税として国が回収できるので、あれ、計算違うかな?)  
また、年金保険料率には上限があることから逆進性が言われていますが、それも解消されますね。 

この案だと所得税率は据え置きですから、このベースでいくと、年収いくらくらいのレベルが負担増になるのか、という試算もほしいところです。  

いずれにしろ制度を新たに作る、という改革案よりはシンプルで面白い考え方だと思います。

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新丸ビル

2007-04-24 | うろうろ歩き
27日にオープンする新丸の内ビルの内覧会に行ってきました。

概観は「丸の内ビル」とは似ても似つかずグレー系でモダンな雰囲気です。
モダンといえば聞こえはいいのですが、建築途上にタクシーで通りかかるたびにむき出しの鉄骨をいつ石やタイルで覆うんだろうな、と思っていたら、それれが完成形だった、というような感じです。

なので、昔の丸ビル・新丸ビルのようなそっくりさんでなく、評価は分かれるでしょうが、東京駅から皇居を見ると非対称な風景を見ることになります。

しかし内部は一転してクラシックなしつらえ



昔の新丸ビルの意匠を移植したのかなと思ったのですが新丸ビルの解説を見ると、「マイケル・ホプキンス卿」のデザインなんですね。

確かに、昔の新丸ビルって、こんなんじゃなかったよなぁ・・・



写真はないですが、店舗フロアのエレベーターホールなどは、ホテルのラウンジ風にソファが置いてあったりします。

妙に感動したのが店舗フロアの階段。
見えにくいかもわかりませんが、手すりが革で覆われています。

このあたりがマイケル・ホプキンス卿のこだわりなのでしょうか。



基本はオフィスビルで店舗フロアはB1~7階、しかも面積自体はあまり大きくないのですが、逆にそれぞれの店舗区画を小さくしていろんなお店を入れています。

個人的に難点を言えば、新八など、普段行っていた店が入っているので、新味がその分ないことでしょうか(私は夜はわざわざ行かないとは思いますが、近所のオフィスワーカーにとってはいい店が増えたと思います。)


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区議会議員はおいしい?

2007-04-23 | まつりごと
区議会議員の開票結果を見て改めて思ったのですが、区議会議員って数が多すぎるのではないかということ。

都心3区では最下位当選者の得票数が1000に満たず(千代田456、中央662、港992)、千代田区にいたっては4桁の得票は1位(1020票)だけです。


投票率の低さもあるのかも知れませんが、定数が千代田区でも25人、最多の世田谷区では52人もいます。

さて、区議会議員の報酬はどれくらいなのかということで、検索で初っ端にヒットした目黒区議会議員の報酬・費用弁償および期末手当に関する条例(調査費問題以降アクセスが集中したのでしょうか)をみると、報酬月額が
 議長     915,000円
 副議長   801,000円
 委員長   664,000円
 副委員長  634,000円
 議員     604,000円

さらに「期末手当」として3/1、6/1、12/1にそれぞれ報酬月額の25/100、165/100、170/100を支給する、とされています。
合計3.6か月分ですね。

つまり、例の調査費等を除いて堂々と自分で使える報酬として、ヒラの議員でも9,422,400円の年収はもらえるわけです。

しかも、今回どこの区でも立候補者の約3/4が当選するという状況なので、けっこうリスクとベネフィットのバランスのおいしいチャレンジかもしれません。


目黒区は定数36、最下位当選者の得票数は1166票でした。
年収を得票数で割ると、一人当たり8080円。任期4年が確保できるとすると32,320円の価値があります。

そりゃ握手ぐらいするわいな、という感じです。

また、目黒区の職員数はH18年の一般行政職員で1944人ですので、職員54人に一人の議員がいる勘定になります。

うーん、直感的には多いような・・・


「規制緩和」「改革」「市場原理の導入」という昨今のコンセプトからいえば「(区議会)議員はおいしい」ということをもっと広めて新規参入者を増やし、その結果議員の淘汰レベルアップが進めば、ひいては区民のためにもなると思います。

なので、マスコミも選挙後の議員の実態をとりあげてもらえるといいんじゃないでしょうか。
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統一地方選挙

2007-04-22 | まつりごと
区議選の投票に行ってきました。

普段は居酒屋レベルでしか地元に密着する生活をしていないため、街頭演説や選挙カーのアピールが横柄だったりピントはずれな候補者とか、どこで調べたのか頼んでもいないのに家に電話をかけてくる候補者はやめよう、という程度の情報しか持たなかったので、候補者のHPを探してみました。
公職選挙法の問題(参照)もあるのでしょうが、皆さんあまり熱心ではないようです。
※ 一応このエントリも投票締め切り後にUPしました(小心者w)。

でも、プロフィールとか現職議員の活動報告くらいは入れてもいいと思いますし、選挙期間中以外のブログなどは残しておいてもいいんじゃないかと思うのですが。


以下ざっと調べた感想

<自民党>
そもそもHPを作っている区議会議員というのが少ない。
また、党のHPは区議レベルまで降りて探すのは大変。
作っている人を見ると、若手にしても家業を継いでいる地元の道楽息子名士風な人が多いですね。まあ、地元密着ともいいますが・・・

<民主党>
ググッてすぐにたどり着けました(SEOを使ってる?)。
党のサイトから各議員のところに飛べるのは親切です。
でも逆に、(規定の是非はさておき)公選法上厳密に考えると?というようなサイトもあります。
全般的に「若手」「フレッシュ」という民主党大躍進の頃のイメージの残像のあるサイト作りが多いです。
本人の写真も立ち姿で腕を組んだポーズで斜め上を見上げるようなのが多いです。
絵柄は「さわやか」を強調しているけどいまひとつ親密感がない感じ(目線は上から見てるだろ、とつっこみたくなるような?)の人も若干います。

<公明党>
ググッてみると上位に調査費問題で目黒区議が議員全員辞職した話題が出てきてしまうのがちょいと気の毒ですね。
党のサイトからもなかなかたどり着けませんでした。
全体として活動を地道にとりあげるサイトが多いようです。
組織が安定している安心感かな?

<共産党>
話題としてあまり取り上げられていないのか、公式サイトが検索の上位に並んでいて、便利は便利でした。
ここも非常にまじめでオーソドックスですね。


ところで、今回の選挙でマニフェストの配布が解禁されたためか、街頭でもマニフェストを連呼している候補がいましたが、知事や市長のような自分で決める権限のある人ならともかく議員個人のマニフェストってどういう意味があるんでしょう。
党の議員団のマニフェスト(もらわなかったのでわかりませんが実際はそうだったのかもしれません)なら意味があると思うのですが、でもそれを突き詰めると比例代表制になっちゃいますよね。
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『グレート・ギャツビー』(村上春樹訳)

2007-04-22 | 乱読日記

村上春樹がもっとも影響を受けたと言い続けていた『クレートギャツビー』ですが、僕は読んだことがなくて(もちろん読むとしても翻訳ですが)村上春樹自身がいつか翻訳するとどこかで書いていたので待っていたものです。

村上春樹のこの本に対する思い入れはあとがきで熱く語られています。

村上自身が翻訳に当たって心がけた、古風な言い回しを若干トーンダウンして「現代の物語」にすること、原作の文章のリズムを生かすことは奏功していて、物語自身は非常に面白く読めました。
ただ、その翻訳のコンセプトのためか、村上春樹自身の書いた小説のような仕上がりになっています(もともとこっちが本家だ、ということもあるでしょうが)。

人は誰しも自分のことを、何かひとつぐらいは美徳を備えた存在であると考えるものだ。そして僕の場合はこうだ--世間には正直な人間はほとんど見当たらないが、僕はその数少ないうちの一人だ。

とか。
 






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醤油の表示

2007-04-21 | 飲んだり食べたり

「しょうゆの表示に関する公正競争規約」の認定について

「こいくちしょうゆ」「うすくちしょうゆ」「たまりしょうゆ」「さいしこみしょうゆ」「しろしょうゆ」の原料・製法による分類や 「長期」「長期熟成」「蔵」「仕込み桶」「天然醸造」「手作り」「丸大豆」などの業界共通の表示基準が定められたそうです。

たとえば 「丸大豆」

原材料である大豆について、脱脂加工大豆を使用していないしょうゆに限り使用することができる。

 「手作り」

ア 天然醸造であること。
イ 麹は麹蓋又は筵で製麹し、手入れするものにあっては人手で行われるものであること。
ウ もろみの攪拌を手作業で行ったものであること。この場合の手作業とは、櫂かい棒ぼうで行うもののほか、圧縮空気を利用する場合にあっては作業者が攪拌用のパイプを直接操作しながら攪拌を行うことを含む。

丸大豆って品種じゃなかったんですね(大豆は全部丸いかw)。うーん、こういわれると、別に作業自体は手作業でなくても味は変わらないように思います。


僕は、小豆島に訪れて以来、ヤマロク醤油を取り寄せているのですが(参照)、そこでうかがった話を参考にすると、ポイントは次の3点のように思います。

「天然醸造」

本醸造方式によるものであって、セルラーゼ等の酵素により醸造を促進したものでなく、かつ、食品衛生法施行規則別表第1に掲げる食品添加物を使用していないもの。

発酵を急いでしまうと、まろやかさが出ない(「塩が立ってしまう」という表現をされていました)そうです。


「長熟」「長期熟成」

長熟、長期熟成である旨の用語は、こいくちしょうゆ、たまりしょうゆ、さいしこみしょうゆのうち、それぞれ本醸造方式によるものであって、もろみ熟成期間が1年以上のしょうゆについて、当該用語に近接して醸造期間を「○年」(年未満切捨て)と併記の上表示する。  

年数の表記を義務付けているのはありがたいですね。ヤマロクは2年寝かせるそうです。


「蔵」「仕込み桶」「木桶」 

ア 「蔵」の用語は、当該企業が通常「○○蔵」と称している当該施設においてもろみ工程を行ったしょうゆについて、「○○蔵」と当該蔵の名称を付して表示することができる。 
イ「仕込み桶」の用語は、もろみ工程を仕込み桶で行ったしょうゆについて、表示することができる。仕込み桶が木桶の場合は、「木桶」の用語を表示することができる。


木桶であることもそうですが、ヤマロクでは蔵の壁にしみこんだ麹菌が自然に発酵を促進するとか。ただ上の表記では、企業が「○○蔵」と称すればいい、ということなので、どうでしょうか・・・


今度スーパーでしょうゆ売り場を見て、いくつか買って比較してみましょう。

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決算見込みの記事

2007-04-20 | あきなひ
決算発表の直前になると、新聞(特に日経)に企業の業績見込みの記事がスクープ風に載ります。

社長交代とかM&Aとか業務提携のように、情報管理をかいくぐって綿密な取材によって書かれた記事なら報道機関としては意味のあることで、企業としても「困るけど仕方ない」と思わざるを得ないのですが、四半期決算になり、業績予想も大きな変動があった場合には適時開示が求められる中で、決算数字を一刻を争って書くことの意義はよくわかりません。


決算数字は経理部門と役員と監査法人くらいしか知らないはずで、企業からのリークだとすると監査前の数字をもらすのは問題ですし、逆に記者の推測記事の場合も含めて「風説の流布」にならないのかな、とちょいと疑問です。

最近は記者の方も強引で、ノーコメントを貫く取材相手に自分の予測数字を見せて、「これで書いていいですよね」などと迫ったりするそうです。


それを聞いて思い出したのが(かなり前の話ですが)「ロス疑惑」事件での加熱する報道についての(多分天野祐吉さんの)エッセイ。

TVを見ていたら、あるワイドショーのレポーターが、三浦氏の家の塀越しに身を乗り出して、声をかけても無視する三浦氏に対してフリップを示して「どれか指差してください」と叫んでいたそうです。
そのフリップには
 ① 私は妻を殺すよう依頼した
 ② 私は妻を殺す依頼はしていない
 ③ 今は何もいえない
とあったそうです。

そのエッセイでは、レポーターの突撃取材の姿勢と、選択肢③のギャップ(=③を想定しているなら突撃の意味はどこにある?)を突っ込んでいたのですが、上の記者の取材も、回答が③でしかないのに無理やり①に誘導しようというもので、考えようによってはこのワイドショーのレポーターより性質が悪いですよね。


「他紙に抜かれてはいけない」とか「何か話題になることを書かないといけない」という動機付けが前面に出ているのだとすると、ちょいと危ない方向に向かっているのかもしれません。

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相場

2007-04-19 | 法律・裁判・弁護士
長崎市長の射殺事件ですが、弁護士などに聞くと「一人殺しただけではなかなか死刑にはならない」というのが量刑の相場なんだそうです。

懲役の場合は刑期の1/3経過時点、無期懲役の場合は10年経過後は仮釈放の申請が可能になる(刑法28条)のですが、実際は終身刑の場合最近は20年~40年後、暴力団員の場合は認めない、というのがこれも相場なんだそうです。


へぇ


前者の相場については裁判員制度が導入された場合、やはり裁判官から説明されるのでしょうか。
またはそういう相場自体を市民感覚で検証するというのが制度の趣旨なので、自由な議論にまかせるのでしょうか。

また、懲役刑に処された者の仮釈放の相場も裁判員が知った場合、厳罰化に働く(たとえば本当に「無期」懲役に処したい場合は、死刑執行がめったになされない事も考慮して死刑を選んでしまうとか)ということも出てくるのではないかと。

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みそぎ2

2007-04-18 | よしなしごと

「市対応に我慢できず」と供述 長崎市長射殺事件
(2007年4月18日(水)21:44 共同通信)

城尾容疑者が所属していた水心会は「会員の起こした行為の責任を取る」と県警に解散届を出した。

何かあったら解散・資格返上という最近のトレンドに乗るあたり、さすが機を見るに敏な暴力団、というところでしょうか。

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みそぎ?

2007-04-17 | よしなしごと

専大北上高野球部が解散、高野連も受理
(2007年4月17日(火)09:56 日刊スポーツ)   

西武の裏金問題が野球部解散にまで波及した。元指導者が同問題に関与し、学費免除の奨学制度などでも学生野球憲章違反をしていた専大北上高(岩手)が16日、硬式野球部を解散した。岩手県高校野球連盟を通じて解散届を提出し、日本高校野球連盟に受理された。同部は同好会として再スタートを切る。一方で、日本高野連では再発防止策をきちんと講じれば同校野球部の高野連復帰の可能性もあるとし、同校も早期に高野連へ再加盟申請する意向を示した。  

除名処分を受ければ、高野連への再加盟はできない。14日に同校で高木校長を委員長とする14人の委員で「硬式野球部緊急再生委員会」が立ち上げられ、解散の方向が示され決定に至った。同日、硬式野球部の保護者にも説明がなされた。除名も予想された18日の高野連の審議委員会を前に先手を打つ形となった。  

企業不祥事において「企業ぐるみ」の場合と「従業員の私生活における重大な不祥事」(たとえば買春とか痴漢でも大手企業だと勤務先が出ますね)の場合を考えると、今回は明らかに「企業ぐるみ」なわけで、「私生活における不祥事」である万引、暴力、飲酒などでの出場停止処分に比べると、再発防止策をとれば夏の大会に参加も可能というのはバランスがどうなのかな、と思います。  

高校球児の夢は大事かもしれませんが、不二家とか雪印で「会社をつぶしては今までまじめに勤めていた従業員が気の毒」という話はほとんど出なかったように思います。  


一方でこんな話もありました。  

中坊氏、弁護士再登録を申請 自主廃業から1年4カ月
(2007年4月6日(金)19:07 朝日新聞)  

中坊氏は住管機構社長だった98年、堺市の土地の売却価格を伏せて債権者に抵当権を外させ、不正な利益を得たとして02年に東京地検に詐欺容疑で告発された。捜査した同地検特捜部は、弁護士廃業を表明したことや、個人的な利得がなかったことなどを重視し、起訴猶予処分とした。

弁護士法では、弁護士会から「除名処分」を受けた弁護士は3年間、再登録できないと定めるなど、懲戒処分経験者に対しては一定の条件を付けている。しかし、自ら廃業した弁護士の再登録には制限を設けていない。  


これに日興コーディアルの「上場廃止せず」の件を補助線として引いてみると、世の中の「責任の取り方」についてのトレンドの味わい深い変化が見られるかもしれません。

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ちょいとおでかけ

2007-04-16 | うろうろ歩き
先週末から南の方へ出張でした。


那覇では那覇空港の空弁の大東寿司を作っている喜作へ



大東寿司というのは鰆を「づけ」にしたもの
下の写真の右側にあるのが現物



なかなかの美味。
鮮度がいい鰆でないと醤油との味のバランスがとれないですね。

空弁はこんなパッケージ
JAL側でしか売っていないのは、ANA派の僕としてはちょいと残念。
でも空弁はその日の朝から仕込んでいる数量限定ものなのでお店で買っても間違いはなさそうです。




翌朝の朝食は那覇空港のA&Wで(以前も取り上げたのですが)お約束のルートビア。
今回は時間があったのでイートインでジョッキでいただきました(とても懐かしかった・・・)。



BLTサンドとのセットはなかなかヘルシーでもあります。




翌日は足を延ばして石垣島へ

トライアスロンのワールドカップの大会が行われていました。
この大会でのポイントが北京オリンピックの選考基準(出場枠?)になるということで、トップクラスの選手が集まってきていました。




スタートは浮き桟橋のようなところから一斉に



なかなかの迫力です。




スイムが終わると次はバイク



バイクで走っているときのスピードはなかなかの迫力でした。



大会は昨日(15日)だったのですが、直前までスコールのような雨が続いていましたがレースのときは曇りになっていました。
でも今日は28度と暑かったのでコンディションとしてはよかったのかもしれません。

で、羽田空港に帰ってきたら、気温が12度!


風邪を引いてしまいそうです。
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