一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

そういえばこんな話も

2005-09-30 | M&A
村上ファンド、阪神電鉄株を大量取得 筆頭株主に
(2005年 9月28日 (水) 03:03 asahi.com)


村上ファンドも「阪神電鉄株式の取得について」というコメントを大量保有報告書提出と同時にHPで公表してます。
村上ファンドのコメントとしては異例に低姿勢なコメントです。
旧い体質の企業経営者を敵に回すのならともかく、阪神ファンを敵に回しても一円の得もないということでしょう。



実は村上ファンドの裏に読売グループがいて、日本シリーズ前に阪神が巨人に吸収合併され、巨人が日本シリーズに出る、という大どんでん返しがあったりすると、ナベツネさんの面目躍如なんですけどね
(高給の経営者(選手)を寄せ集めてビジネスを構築するより、収益を上げている既存の会社を買収した方が投資効率がいいというのがM&Aの基本にある考えですから、金の使い方としてはそっちの方が常道ではあります。)

あ、でも巨人は借金を肩代わりして年棒で返済させている桑田は解雇しないくらいなので、ちょっと前までの銀行と同じ行動原理だとしたら、無理か・・・


まあ、今日はめでたい日なので、つまらん皮肉はこれくらいにしておきましょう。
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今日ぐらいは、の阪神ネタ

2005-09-30 | よしなしごと
普段は話し出すと長くなるので、blogでは書かないようにしているのですが、昨日の優勝に免じてご容赦を・・・


祝勝会を見ていて、こっちも楽しくなりました。



岡田監督、星野監督の優勝を引き継いでプレッシャーもあっただろうが、お見事でした。普段は派手な動きはせずにコーチに任せてるが、9/7の試合では熱い気持ちが伝わってきてかっこよかった。

島野ヘッド、久保・正田・和田コーチもおつかれさま。よくぞチームの形を作ってくれました。


金本アニキ。さすがの先制打。
最後はウイニングボールを引き寄せた感じだった。
捕球してバンザイしながら駆ながらも「誰にも渡さんぞ」とばかりにユニホームの尻ポケットにねじ込んだウイニングボールはどうなったんだろう?


下柳、さすがの一言です。「老練な投球術」と言われるが、気合の入り方はチーム1だろう。
ところで、祝勝会でPRIDEのグローブをはめてたのは、誰に技をかけるためだい?


JFKのF:藤川。優勝を決める試合で鉄腕稲尾のシーズン最多登板記録を更新に花を添えたね。
個人的にはMVPをあげたいと思う

J:Jeff Williams、気合が入れば無敵、というところを証明した三者三振はお見事

K:久保田。力んだのも愛嬌。いつも力があまってるところが魅力だからね


7回に追加点の連続タイムリーの檜山・矢野。
檜山は少ない出番の中で後半調子を戻してきた。もはや数少ない長い低迷期を経験した選手ならではのしぶとさ
矢野にはただただ脱帽。バッティングも戻ってきた

今岡選手会長。新人の頃の線の細さからは想像もつかないくらいの勝負強いバッターになったなぁ。

赤星。多分足の早さだけでなく気持ちの強さでも12球団屈指なんじゃないか
けっこうハード・ゲイの格好似合ってたぞw

藤本・関川。セカンドで併用されているけど、後半はペースをつかめてバッティングも上向き。シリーズのジョーカーとして期待
それから2人ともblog更新しろよ!

鳥谷。昨年の岡田監督の辛抱強い起用に見事応えた。全試合ショートで先発出場は立派。


井川、期待のレベルが年々上がるけどガンバレ。
福原、打線の援護に恵まれなくても腐らずに良く投げた
杉山、祝勝会用に伸ばしてたヒゲ剃ったんか?
安藤、奥さんの具合はどうだ?
江草、球速くなったな
橋健、祝勝会で他の選手と並ぶとやはりでかいなぁ


アンディ、小指大丈夫か?
シェーン、首がかかってるんだから日本シリーズがんばれよ


片岡、前半の故障を来年以降の糧にしてくれ
濱中、日本シリーズでのDH、期待してるぞ
中村豊、あのホームラン、皆一生覚えてるぞ~、そうそう「豊」って名前はタイガースでは活躍するんだから
浅井、身体が華奢なんじゃなくて、顔がでかいんだな・・・野口とともにバックアップよろしく
秀太、ビール瓶のかぶりものはお前さんか?



皆が次の祝勝会を見据えていたのが印象的だった。
今度こそ(できればソフトバンクに雪辱して)日本一だ!



PS 楽天に行って大活躍の沖原、ヒジの手術がんばれよ!
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祝 阪神セ・リーグ優勝

2005-09-29 | よしなしごと
中日との優勝争いは、9/7直接対決の最終戦、もつれにもつれた試合での延長11回中村豊の決勝ホームランで勝った試合で趨勢が決まった感じでしたね。


今日も今シーズンを象徴する試合で「マジック1」をきっちり消して優勝を決めました。


今期は首脳陣も選手たちも日本シリーズまで見据えての戦いをしていたようにも見えました。
2年前の経験と反省が生きているんじゃないかと思います。


今年はぜひ日本一を期待したいです。
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昔の杵柄

2005-09-28 | よしなしごと
今日は宴会のあと、二軒目は久しぶりにカラオケなどに行ってきました。


最近宴会用にネタを仕込むこともなくなったので、

 歌って踊れる
   ↓
  歌える
   ↓
サビしか歌えない

と新しい曲になるほどレパートリーが確実に少なくなっています。

特にリモコンで入力する曲番号が普通の曲は5ケタなのに、僕の入れるのは4ケタだったりすると、ちょいと寂しいです。



それ以上にショックだったのは、右手で出来るタンバリンの細かいリズム(16分音符とか)が左手だとうまく出来ない事。

やはり普段から動かしていないと確実になまるなぁ・・・(って反省するような事か?w)
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運のむだづかい?

2005-09-27 | よしなしごと
今日は仕事の途中で有楽町のビックカメラの近くを通ったので、今朝切れてしまった電球を買おうと立ち寄りました。


品物を探していると、なにやらレジの方で、福引の大当たりが出た時に鳴らすような鐘の音がします。
何だろうと思って注意していると、「50人に1人無料(タダ)キャンペーン」を実施しているました。
POSレジのコンピューターがランダムに1/50の確率で当たりレシートを発行し、当たりの人はその買い物が無料になります。
※ただし景品表示法により無料になるのは10万円が上限です。


電球を持ってレジに行く間に、ふと考えてしまいました。

僕はクジ運がまったくありません。
宝くじはおろか、福引やビンゴゲームでも、クジというもので(末等や下から2番目以外は)当たった記憶がありません。


でも、こういう「電球1個税込み230円」の買い物をするときに限って、1/50の確率がhitするのではないか?
そして、230円のためにただでさえ少ない運を使ってしまうのではないか・・・

何かついでに買うものはないだろうか?


・・・完全に店の思うツボですねw


しかし、意を決して電球1個を持ってレジに行きました。


店員がレジを打つ




・・・・・




レシートが出てくる




・・・・・





何も起こりませんでした




冷静に考えてみると、期待値としては2%の値引きなんですが、ちょっとドキドキしてしまいました。

射幸心を煽りすぎないための景品表示法の規制の意味をちょっと実感した一瞬でした。

※ ちなみに、景品表示法の景品規制では、一般懸賞(1つの店が抽選などで景品を提供する懸賞)では景品の最高額は取引額の20倍か10万円の少ない方、景品総額は懸賞にかかる売上予定額の2%に制限されています(なので、上のキャンペーンの1/50の確率も景品表示法の枠で決まったんですね)
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選挙制度チルドレン

2005-09-26 | まつりごと
昨日自民党の杉村議員を前振りに使ったのですが、考えてみると、ああいう人が出てくるのも仕方ないのかな、という話です。

※「まつりごと」のカテゴリを新設して選挙関係の記事をまとめましたのでご興味のある方はごらんください。


そもそも「小選挙区・比例代表並立制」をとって重複立候補を認めているという現行制度では

① 小選挙区では小さな得票差が大きな議席数の差になる。
② 小選挙区でA党が得票率で全般的に優勢な場合、小選挙区でA党が大量当選する。
③ 一方、比例区では得票率にほぼ準じた議席が割り当てられる。
④ しかし③からA党の比例名簿から重複立候補者が大量に外れるので、名簿の相当下位
の候補者まで当選する事になる。

という事が起きます。なので今回は名簿の最下位の杉村氏が当選したわけです。

逆にいうと、小選挙区落選者は比例区名簿に残るので、A党が圧勝しないかぎり、重複立候補者より名簿順位の下位の比例区のみの候補者は当選の見込みがないわけです。
さらに、次回以降の選挙でも名簿順位が上がらない限り同じリスクを負う事になります。


このような立場を受け入れる候補者を集めるのはなかなか困難だと思います。


地方議員であれば、立候補時点で辞職しないといけないので勝ち目の少ない戦いのためにあえて今の地位を捨てる事はないと思います。
普通は市議→県議とステップアップして小選挙区での当選を目指すのが順当でしょう。

党職員というのも考えられますが、やはり党にも序列があるのでしょうから、いきなり職員が国会議員になって、今まで仕えていた県議などの上に立つのも難しいと思います(次の選挙で落選したときに困るでしょう)。

となると、
① 立候補と同時に辞職しなくてすむ民間での定職を持っている
② 次の選挙で落ちたとしても別の就業のチャンスがある(専門資格があるとか若いとか)
③ 働かなくても食うに困らない
④ 1年生議員であっても次の選挙までに名簿上位または小選挙区候補に公認されるような大活躍をできる自信がある
⑤ まあ話の種に深く考えずに立候補してみる
のうちのいくつかを満たした人に限られるのではないでしょうか。

杉村氏は①+②+⑤に該当するように思います。

でも、④以外はあまり政治家としての資質や志とは関係ない要素が大きいですね。

なので、仕組み上は杉村氏的な議員の誕生も仕方ないのかもしれません。
杉村氏は自らを「小泉チルドレン」と言っているようですが「選挙制度チルドレン」といった方が正確だと思います。


こういう事態を回避するひとつの方法が重複立候補の禁止ですが、そうすると実質的に小政党の小選挙区での立候補を制限する方向に働いたりするので、弊害も多いのかもしれません。


とりあえず杉村氏は制度のあだ花として、どこまで咲くか(とても大輪の花は咲かせそうにないですが)見守るしかないということでしょうか。
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消費者保護と自己責任の線引き

2005-09-25 | あきなひ
定期券ばなしの続きです。

定期券を買いに行ったところ、最近自動販売機でも購入できるようになったというので、早速試してみることにしました。


券売機を見ると、クレジットカードも使えるようです。

早速トライ

① 「現在お使いの定期券を入れてください」

   はいはい


② 「生年月日を入力してください」   
   
   え? はあ、じゃ、入れましょうか


③ 「郵便番号を入力してください」

   えええ?


通勤定期って証明書がなくても買えるわけなので、なんでそこまで本人確認が必要なんでしょうか?

しかも入力は手元の小さいテンキーでは出来ずに、画面にタッチする仕組み。駅の券売機なので、周りからは丸見えです。
(新幹線の券売機はクレジットカード利用が多いせいか、テンキーも見えにくい工夫がされているのと大きな違いです)

さらにそのあとに
④ 氏名を入れてください

そして最後に

⑤ クレジットカードをいれて、暗証番号を入力してください

となるんじゃないかと考えると、どれだけ個人情報をさらすことになるのだろうか心配になり、途中で手続きを取り消してしまいました。


そして、駅の定期券売り場の窓口に行ったところ、なんと使用中の定期券を差し出すだけで、何の本人確認もせずに(もしされたら名前が判読不能なのでやっかいだった)、クレジットのサインだけで買うことが出来ました。


なぜ、機械の方が危ないのだろうか、と考えると、個人情報保護法の問題に行き当たります。
個人情報保護法では、個人情報取扱事業者は、その取り扱う個人データについての安全管理義務があります(個人情報保護法20条)。なので、クレジットカードを扱う従業員がスキミングしたりすると、企業の責任になります。
しかし、個人情報の提供の局面で他人に見られてしまうのは理屈上は個人の側のリスクなわけです。

であれば、個人情報の漏洩を心配するなら、逆に漏洩のリスクを個人の側に負わせてしまったほうが楽だ、という発想も成り立ちえます(過度な法規制に対しては、このような対応を取りたくなる気持ちもわかります)


消費者保護法制が整備される事自体は総論としてはいいことだと思うのですが、「何か不都合が起きたらすべて企業のせいにする」という個人対「法律で規制されるのなら、法律の規制のかからないところで個人の自己責任に任せたほうが得策」という企業のせめぎあい、という構図がしばらくは続くのかもしれません。


この典型的な例として、最近ゴルフ場の貴重品ロッカー(テンキーで自分で暗証番号を入れる方式)の暗証番号盗み見による盗難(テンキーのカバーの上に小さなCCDカメラを設置して読み取るらしい)が多発したという事件があります。
これに対しては、ゴルフ場側もテンキーの内側に異物を設置できないようにしたりしてい対策を施しています。
これの損害で訴訟になったという話はきかないのですが(保険会社がバッファーになっているのでしょうか?)企業側にも「個人情報の提供局面で個人が入力する情報を盗み見られないようにするような安全措置をとる義務」というのが抽象的には観念されつつある野かもしれませんね(それとも単にレピュテーション・リスクを回避しようというだけかもしれませんが)


個人情報については、個人の責任と企業の責任の線引きが落ち着くにはしばらく時間がかかりそうですね。
コメント (1)
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通ればいいってもんじゃないらしいです

2005-09-25 | よしなしごと

※自民党の杉村某氏の話ではありませんので念のため。



今日は台風の中、定期券を買いに行きました。

ふと気がつくと、自動改札に6ヶ月間通したせいで、かなり表面がかすれてしまっています。
区間と日付は太字なので大丈夫なのですが、氏名のところはほとんど読み取れなくなっています。




一応自動改札は通るのですが、万が一磁気に異常があったときに、「この定期券はお前のものじゃないだろう」と言われたらどうなるんだろう、とちょっと心配になりました。
名前ならいいのですが、経路や期限が読み取れなくなった場合にはかなりまずいことになります。

僕は1回乗り継ぎがあるので、一日の通勤で都合8回自動改札を通すのですが、2回乗り継ぐ人や(そういう定期って1枚で発行できないのかな?)、日中も頻繁に使う人は経路や期限のところも見えなくなる可能性はありますね。

まずは 定期券の裏の注意書きを見ると、


8.この他、定期乗車券の取扱いは、ご利用社局における旅客営業規則等の規定によります。

とありました。

そこでググッてみたところ、JR東海の旅客営業規則を見つけました。
多分どこの会社も同じようなもんでしょうから、これを見てみることにします。


 (券面表示事項が不明又は不備の乗車券類)
第149条 乗車券類は、その券面表示事項が不明となったときは、使用することができない。
2 前項の規定により使用できない乗車券類を所持する旅客は、これを駅(定期乗車券にあっては、発行駅)に差し出して書替を請求することができる。
3 前項の規定により旅客から書替の請求があった場合は、旅客に悪意がないと認められ、かつ、その不明事項が判別できるときに限って、当該乗車券類と引換に再交付の取扱いをする。
4 前各項の規定は、券面表示事項又は様式の整っていない乗車券類について準用する。


つまり、乗車券はあくまでも「券面表示」がベースで、表面の文字がギリギリ判別できるうちに、こちらから鉄道会社に書替え(ということはつまり新しいものに交換なんでしょう)を請求しないといけないようです。

しかも


(定期乗車券が無効となる場合)
第168条 定期乗車券は、次の各号の1 に該当する場合は、無効として回収する。
(1) 定期乗車券をその記名人以外の者が使用したとき。
(2) 券面表示事項が不明となった定期乗車券を使用したとき。


と、駅員に見つかると、無効として回収されてしまうのです。
僕の場合はやはり「これはお前のか?」といわれるおそれがあるわけです。


そもそも磨耗したのは自動改札機が原因なのに、今ひとつ納得できないものがあります。

ただ、こういう約款は企業側に有利に出来ていて、中でも企業側に不当に有利なものは、ときどき問題になったりもするのですが、この旅客営業規則は、キセルなどの不正利用防止という目的もあるのでこの程度には厳しく書くのも仕方ないかな、とは思います。

なので、本人がすりへった定期券を持っていたとしても、いきなりつかまることはないとは思います。
ただ、磁気もなくなったときはちょっとやっかいかもしれません(特に氏名情報までは磁気情報として入っていないと思いますので)


考えてみれば「従来のままのやり方で通用しているのでいいやと思っていたら、それは慣行によるお目こぼしに過ぎず、正式には正しくないやり方だった」というのはけっこうありますね(道路公団の談合だとか、鈴木宗男氏の長女の選挙応援だとか・・・)

お後がよろしいようで・・・

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"Closer" (男って本当に・・・)

2005-09-25 | キネマ
台風が接近しているので連休はビデオ三昧になってます。

今回はcloser/クローサー








ロンドンを舞台に、ジュリア・ロバーツ(アメリカ人写真家)、ジュード・ロウ(新聞記者兼駆け出し作家)、ナタリー・ポートマン(NYからきた元ストリッパーのウエイトレス)、クライヴ・オーウェン(皮膚科医)の4人の愛情のもつれを描いた戯曲ベースの映画です。


一言でいうと「男ってホント馬鹿だよなぁ」というのが感想。


「恋愛における男の愚かなふるまい」をリアルに描いたところは、同性としてもけっこう観ていてイタいものがあります。
考えてみると、女性心理を描いた映画や恋愛小説というのはけっこうあるけど、男(それも俗人)の心理や行動を描いたものってあんまりないですね。

その意味で男性陣の2人は熱演です。


ラブ・シーンは一切なく、4人の関係の変化はすべて会話で語られます。そのかわり赤裸々な言葉が飛び交います。

「ああ、こんなこと言っちゃダメだよな」「でも思わず言っちゃったりするんだよな」というようなセリフが満載です。
言ってる事とやってる事と気にしている事の整合性なんて皆無だったりします。


若い女性には単に「スケベなオヤジにからまれた女性の話」に見えてしまうかもしれません。

オジサンの自戒としては、自らの行動特性(と、単に傍からは「スケベなオヤジ」としか見られない、ということ)を自覚(できれば自制)したほうがいいですね。


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季節はずれの"BAD SANTA"

2005-09-24 | キネマ
今日は車で出かけたところ、都内いたるところ大渋滞。
ガソリンも高いのに皆よく車で移動するな~などと自分のことを棚に上げて文句を言ってました。

で、ゲン直しに借りてきたのが『バッド・サンタ』

ちょっと季節はずれですが、以前これも予告編(確か『スーパーサイズ・ミー』の)で見て、観そびれたものです。


ビリー・ボブ・ソーントン演じるろくでなしな男が、黒人の小人のピエロと組んで、クリスマスシーズンのデパートのイベントでサンタの仮装をして働きながら、実は本職はクリスマスの売上を狙う金庫破りだった、という話。

登場人物にまともな人がひとりもいないという中でも、アル中で女好きの金庫破りをビリー・ボブ・ソーントンが怪演。
とにかく悪口雑言のオンパレードとpolitical correctnessを皮肉ったきわどいセリフ続出の映画で、個人的にはけっこうツボにはいりました。


もともとアメリカではR指定(sexシーンなども満載)だったので、その後再編集して指定なしのa href="http://video.movies.go.com/products/3651503.html">"Badder Santa"<をリリースしたそうです。日本版は無指定なのでこっちのようです。
しかし"Badder Santa"って故小森のオバチャマの「モア・ベター」じゃないんだから・・・、というようなタイトルですが、事ほど左様に人を食った監督のようですね。


下品な話が苦手/嫌いな方にはお勧めしませんが(まあ、『チーム・アメリカ』ほどではないですので高校生程度なら全然平気だと思います)、テンポよく笑いながら楽しめる映画です。



ところで、最後のタイトルに"In memory of John Ritter"とありました。
John Ritterというのは、酔っ払って客から顰蹙を買ったり試着室で行為に及ぶサンタをクビにしたいものの「黒人で小人」とのコンビをクビに出来ない小心者のデパートの店長役をやっていたひとで、アメリカでは有名な役者だったようです。ところが、この映画の撮影直後に自分の主演のTVシリーズの収録中に急死してしまったそうです。けっこう向こうでは人気の役者さんだったらしく、ファンサイトもいくつかあります。合掌



バッドサンタ




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ちょっと怖い映画3題

2005-09-23 | キネマ
ここのところどうも調子が出ないので、こうなったら思いっきりサイコな映画でも観て逆療法で脳味噌の灰汁を出そう、ということで『マシニスト』を借りてきました。

1年間不眠に悩む機械工(マシニスト)の主人公が、身の回りに起こる不気味な出来事を不眠でやせ衰えた身体と精神状態に鞭打って解き明かそうとするうちに、おそろしい事実が明らかになる、という話。

どこかの劇場で予告編を観たまま観そびれていたものです。

主演のクリスチャン・ベイル(バットマン・ビギンズ、まだ観てません)は実際に28キロ以上の減量をしたらしいが生身の人間の痩せ方としては限界に近いです(下のカバーの写真をごらん下さい)
それだけ入れ込んで役作りをしただけあって、なかなかの名演技なのですが、残念な事に脚本のひねりがちょい足らないので、途中で先が見えてしまいました。
設定とか小道具(冷蔵庫のPost Itにちょっとづつ足して書かれる不思議なメッセージなど)はなかなかいいので残念です。


DVDの解説には「『SAW』を超えた傑作」などと書いてありましたが、S設定の妙だけでなく最後の最後までわからない結末や情け容赦なさ度合いも加わり、圧倒的にSAWの方が完成度は高いと思います。


で、『SAW』の話。
これは廃墟のビルのバスルームで対角線上の両隅に足を鎖でつながれて倒れていたふたりの男。その間には自殺死体が。テープレコーダー、一発の弾、タバコ2本、着信用携帯電話、2本のノコギリ。犯人から告げられたメッセージは「6時間以内に相手を殺すか、自分が死ぬか」といういきなり密室物の設定

そこから携帯電話を通じて閉じ込められた男の家族を巻き込んでの展開や、犯人を追う刑事がからんだしして、犯人の動機と過去の犯罪、2人の犯した罪そしてが徐々に明らかになり・・・となりながらも、次から次へと予想を覆す展開に、最後の最後まで息が抜けない作品です。
でも、残酷なのが苦手な方は見ないほうがいいと思います。


そのSAWのキャッチフレーズで言及されてたのが『メメント』

こちらは、数分間しか自分の記憶を保てなくなった男が主人公。彼は妻を殺害した犯人を捜し出そうとするが、いかんせん記憶が保てないために、ポラロイド写真を撮り、メモを取り、大事なことは身体に入れ墨を入れて必死の捜査をする、というもの。
証拠や手がかりはあるが、なぜそれが手がかりなのかがわからない、という主人公が苦労しながら過去を遡るという、「前を向いて後退する」ようなストーリーの進み方なので、最初のうちは観ている方が戸惑ってしまうが、ちょうどなれた頃にクライマックスがきます。

これは、着想以上に、こんな脚本よく書けたな、と感心しました。


なんか昨日観た映画の紹介じゃなくなってしまいましたが、僕のお勧めは後から紹介した順です。




マシニスト






SAW ソウ







メメント




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ガルシア・マルケス (オジサン度チェック2)

2005-09-22 | よしなしごと
電車の吊り広告で最近女性誌の見出しに「ガルシア・マルケス」が人気/要チェックというのをよく見かけるようになりました。
 

「ガルシア・マルケス」といえば、僕などは真っ先に「百年の孤独」などで有名なコロンビアのノーベル文学賞作家(正式にはガブリエル・ホセ・ガルシア・マルケス)のことだと思っていました。

で、ググってみたところ、日本のアパレルのブランドだったんですね。

googleでも、アパレルの方が上に来るくらいですし、サイトを見ると「通販での模造品に注意」と言っているので、人気のブランドのようです。





でも、コロンビアや南米の人が見たら、違和感あるんじゃないですかねぇ。


ガイジンのTシャツやタトゥーに使われる変な日本語を見たときの違和感ですね。

それが「大江健三郎」とプリントされたタンクトップだったら・・・


<想像図>

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オジサン度チェック?

2005-09-21 | うろうろ歩き
今日は早く帰れたので、一度やろうと思っていた「平日にスポーツクラブで汗を流す」というのをやってみました。
(最悪筋肉痛でも明日しのげばいいし・・・)

出かけてみると予想外の混雑ぶりにびっくり。
それも、男女、年齢層まんべんなくいます。

熱心なんだな~

エレベーターで「myシャンプー」など一式持った若い女性と乗り合わせたのですが、このスポーツクラブは何回利用しようと月会費は固定なので、入浴料を考えると入浴だけしにきても元はとれるわけです。
ジャグジーやサウナもあるし、普通の銭湯よりリッチかもしれません。
(それにしても、しばらく行かないうちに、東京都の入浴料は400円になってたんですね)


で、今日は僕もしっかり風呂に入って、家に帰れば「あとはビール飲んで寝るだけ」にすることにしました。


-------------------------------


これだけでは日記で終わってしまうので、風呂場でちょっと思ったこと。


ボディーソープで身体を洗うのに抵抗があるかないかでオジサン度が計れるのではないか?


実は僕はボディーソープが苦手です。
スポンジとかがないとうまく泡立たないし(そもそもプラスチック製品で身体をこするというのが抵抗がある)、つけすぎると洗い流すのにも手間(なんか最後までヌルヌル感が抜けない)。

やはり石鹸をタオルで泡立ててゴシゴシ、というのが入浴の基本だと思うのですが、それは古い人間の証拠なのでしょうか?
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世界はそれを仕事とは呼ばないんだぜ

2005-09-21 | あきなひ

一昨日仕事に呼び出されての車の中で、サンボマスターを聴いていました(そういえば久しぶりに買ったCDです)


♪♪
昨日のあなたが嘘だというなら
昨日の景色を捨てちまうだけだ

新しい日々を繋ぐのは
新しい君と僕なのさ

僕ら何故か確かめ合う
世界じゃそれを愛と呼ぶんだぜ
♪♪

  サンボマスター『世界はそれを愛と呼ぶんだぜ』



土壇場で約束を反故にする可能性のある相手とそれを承知で組むんだったら
その相手の過去の行状や今の評判から主観的な判断を下すのもいいけど
まずはこの取引を安全にできるような工夫をしたほうがいい

それでもトラブってしまったときは
そこからどうするかを冷静に考えるのが、仕事じゃないのか

相手をなじったり、言い訳をしたり、途方に暮れているだけじゃ
担当として情けなくないか?



シナリオが狂ったので応用がきかないのか
誰かが解決してくれるのを待っているのか
なかなか自分の意見を言わない若い担当者にちょっと歯がゆい思いをしたオジサンにとって、心に染みるサンボマスターの熱さでした。


   サンボマスターは君に語りかける
サンボマスター
ソニーミュージックエンタテインメント

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Lock On, Fire!

2005-09-20 | ネタ
あるトイレでの話。

用を足そうとして、ふと下を見ると、なにやら便器にヨゴレのようなものが・・・




よく目を凝らしてみると



なにやら虫の絵のような・・・

こうなると、そこに照準を当てて放出してみたくなるのが人情

しかし、当てても、ヨゴレはおちたり、ましてや飛んで逃げたりはしません。




やっぱり便器にプリントされた絵でした。


便器からはずして周りを汚さないようにさないように、「何か目標を見つけるとそれに狙いを定めたくなる」という本能(少年時代の記憶?)を利用して、という新商品のようです。

しかし、いろいろ考えるもんですね。


この虫の絵の場所も、どこにすると一番こぼれにくいか、とかを研究したんでしょう。


量産品では難しいかもしれませんが、絵もいろいろ変えてみたり、たまに「アタリ」(コアラのマーチの眉毛のあるコアラのように)をつけてみたりすると面白いですね。
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