これは週末に観たDVD『インサイド・マン』の話。
なかなか面白かったです。
銀行強盗のサスペンスなのでネタバレはなしです。
公式HPによると
マンハッタン信託銀行で強盗事件が発生。頭脳明晰な犯人グループのリーダーは人質全員に自分たちと同じ格好をさせるという陽動作戦をとり、やがて神経をすり減らすような心理戦が繰り広げられていく。ところが計算し尽くされているこの計画には、信じられないような衝撃的結末が用意されているのだった…。
これ以上のあらすじの紹介は自粛します。
スパイク・リー監督、主演がデンゼル・ワシントン(刑事) 、クライヴ・オーウェン(強盗) 、ジョディ・フォスター(弁護士)それに助演でクリストファー・プラマー 、ウィレム・デフォーがからむという豪華キャストもさることながら、脚本の出来が非常にいいです。
細かいセリフや動きがすべて伏線としてつながっています。
ストーリーを追いながら「なんで・・・?」という疑問を少しでも持ったらすべて裏があると疑う必要があります。
時間があれば一度観たあと観かえすことをお勧めします。
舞台はウォール街の一角にある銀行の構内とそれを取り囲む警官隊という限られた場所なのですが、(多分)手持ちのカメラを多用して緊迫感のある演出をしています。
それから、たまに入る事件後の尋問シーンのカット割も有効です。
それに、スパイク・リー監督お得意の人種差別ネタも満載です(今回は黒人だけでなくヒスパニックやアラブ系・アジア系がメインターゲットになっているのは時代を反映しているのでしょうか)。