小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

祝!!20歳を祝う会 長女の成人式

2024年01月02日 | 母島 暮らし 子供
■新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします!

元旦から能登方面で大きな災害が発生しています。
どうか1日も速い復旧と復興を祈ります。
亡くなった方、被災された方へのお見舞いを申し上げます。

そんな複雑な気持ちの元旦ですが、母島は特に何事もなく、
初詣に始まり、年賀状の配達、海開きと怒涛の様にイベントをこなしていました。
そして、長女がこの冬に帰島し、一番の目的だった成人式。
(今は18歳が成人になったので、正確には表題です)
無事に同級生4人全員が集合しました♪

元旦の海開きの後というスケジュールの中、
幼いころから知る4人の晴れ姿を見て、
ああ、ここまでよく無事に育ってくれたなぁと
しみじみと思いました☆
本当におめでとう!!

女子たちらしく、綺麗な晴れ着が揃うととても華やかです(#^.^#)

■一人一人の20歳のスピーチを聞いていて、
それぞれに想う事があって、目頭が熱くなりました。
この4人がここまで揃うのは卒業式でもなかったので、
それぞれのドラマを思い浮かべ、
本当にこの日を迎えれて良かったと思いました。

この4人は島の保育園から一緒ですが、
途中に抜けたり戻ったりと色々なドラマがありました。
※小学生時代は素敵な男子も1名仲間にいました(#^.^#)

島を離れて、内地で過ごしてみて、
初めて島の温かさ、優しさに気付かされたと話していました。

たった4人ですが、みんな個性豊かで、全然違う4人。
内地での何百人という学校であれば、
関わらない、話したこともない、名前も知らない同級生が沢山います。

しかし、母島は圧倒的少人数なので、
家族同士で知らない人はいないし、
人の子供も叱るし、
人の子供の成長を見守ります。

本土にはない環境で、ないものも多いですが、
ここでしかないものも沢山あります。

僕はここにしかないものに大好きな要素が幾つもあるので、
島で子育てを楽しんでやって来れましたが、
こうした島の子供達のスピーチを聞いていると、
本当に島で子育てできて良かったと感じました♪


■親ばかですが肝心の長女のスピーチもとても良かったです。
彼女の精神的成熟を感じさせてくれる内容でした♪

こうして生きて行きたいという部分は、
随分と僕と考えと似ているんだなぁと
不思議な気持ちになりました。

故郷の島に帰って来て、みんなに「おかえり~」と言われる喜び、
家族や関わってきた人への感謝、
人を大切にすると同じく、自分も大切にすること、
価値観の違う人を尊重できること、
どんな逆境でも楽しめるセンスを持つこと、
挑戦を恐れず、まずはやってみることなどを話していました。

人生のゴールなんて、
きっと死ぬまで分からなくて、
実はありはしないのだろうと思うけれど、
こうして自分らしく前を見て生きて行っている
成人した娘の姿と言葉はとても頼もしく感じました。

その頼もしい成人の娘を見て、親としてのゴールをひとつ感じたのです。

長女のスピーチを聞いていた島の友人が
「内面から出てる美しさを物凄く感じて、
 こちらまでなんだか素敵な気持ちにさせてもらいました。
 人間、内面の美しさって本当に滲み出るんだなぁと思いました!
 娘が、凪穂(長女です)みたいな女性になってくれたら嬉しい」
とコメントをくれて、とても嬉しかったです☆

他にも色んな島の方から嬉しい言葉を頂いています!
どうもありがとうございます


■そんな長女ですが、4年間のカナダ生活で、
前から弱かった日本語はさらに弱くなり(笑)、
英語でスピーチを作ってからわざわざ和訳し、
さらにその日本語のおかしさに悩むという前日夜でした(#^.^#)

親として、近くにいればそのツッコみ所が満載なのは相変わらずですが、
島でも別に暮らし、仕事をして、
経済的にも精神的にも自立できているので、
素直に今後が楽しみです♪

スピーチでも語っていましたが、
明確な将来の夢とかではなく、
生きたい場所、やりたいことは無数にあるので、
色々挑戦して、その時にホットな事をどんどん突き進んでいけばいいと思うのです。

そんな話をしたかどうかは覚えていないのですが、
そんな考えがとても柔軟で素敵だと思ったし、
間違いなく20歳の頃の僕には考えも及ぼないセンスと思いました☆

妻が作ってくれた色んな色のティーリーフローズが、
コンパクトだけど素敵に長女の頭を飾っていました♡


■そして、年末年始にも関わらず、
この式の為に準備、運営に動いてくれた関係者の皆さん、
元旦なのにわざわざ出向いてくれた
来賓の皆さん、島の皆さん、
みんなの着付けをしてくれた島の大先輩さん、
これまで娘たちに関わってくれたすべての皆さん、
本当に有難うございました!

子供の頃から、
小学生の頃の高遠、山村留学、
カナダでの留学に社会人生活、
コロナに帰国に今現在も、
ありとあらゆる人にほんと~~~~~にお世話になり、可愛がってもらっています。

この人のご縁が、彼女にとって本当に最高の財産と思います。
感謝してもし尽せません。

僕はこのご恩を、目の前の困った人をサポートする恩送りをしていこうと思っています。


■最後に
元旦から能登半島を中心に甚大な被害を及ぼした、大地震と津波がありました。

おめでたい元旦の時間だったのに、
被害に遭われた皆様は
余震が続く寒空の中、
家屋の損壊や津波、避難と大変な状況と思います。

亡くなった方々にご冥福の気持ち、
被災された皆様にお見舞いの気持ちでいっぱいです。
そして改めて、自分たちが住む小笠原の防災対策、
各家庭の災害時への見直しをしなければと思わされました。

少しでも速い復旧と復興を祈るばかりです。
どうかご無事でありますように。