小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

新型コロナ陽性になっちゃいました!!

2022年08月03日 | 新型コロナ(COVID-19)
■流行の最前線!!
長らく、流行というものに疎い暮らしをしていたのですが、
この度、遂に流行の波にテイクオフすることになってしまいました。

そうです。
母島において、新型コロナ(COVID-19)陽性となってしまいました。

現在は熱も喉の痛みもなくなり、
ほぼ無症状で保健所から言われている自宅療養最終日の8月6日まで待っている状況です。
大好きな友人の優君曰く「精神と時の部屋」の時間です(笑)。
結論からいうと、症状はインフルより軽く、
社会的影響はインフルよりずっと重いといった印象です。

同居の家族は僕の感染と同時に濃厚接触者になっていましたが、
現時点で感染することなく、妻と子供は自宅隔離は7/31で終了となりました。

感染してから、
沢山の友人や知人が声をかけてくれたり、
メッセージをくれたり、
買い物などのサポート、差し入れをしてくれていて、
本当に助かっています。
本当に有難うございます!!

僕の感染により、急遽色んな仕事に穴を空けてしまっただけでなく、
感染しているかもしれない恐怖、
色んな影響を母島の随所に与えてしまいました。
本当に申し訳ありませんでした。
強く反省しています。

現在、小笠原諸島では爆発的な感染が拡がっており、
8/2の段階で父島で9名、母島で1名、計10名の感染を確認。
7/8以降の累計は父島217名、母島7名、計224名となっています。

人口約2500人の小笠原諸島で、人口の約1割が感染しているのはなかなかの数字だと思います。

ワクチン接種率が世界最高クラスであり、
マスク着用率が世界最高クラスでもある日本において、
1週間当たりの新規感染者が97万人で世界最高という状況は何を示しているのでしょうか?

僕自身は新型コロナワクチンに対してまだまだ懐疑的で、
まだ1度もワクチンを接種していません。

そちらも含めて、今回色々考えさせられることがありました。
状況の経過も含め、記していこうと思います。


■さて、僕が発症したのが7月27日の午前でした。
その日は午前のみゴミ回収の仕事、午後は便利屋で草刈りの予定でした。

朝7時の朝礼時に「今日も暑いなぁ~」と職場のみんなで話していました。
確か9時頃だったと思います。
僕が一人でリサイクルゴミの回収に周っている時、おかしいな?と思ったのです。

朝に比べて、太陽はより強くギンギンと燃え盛っています。
明らかに見た目で暑くなっているはずなのに、
身体が全然暑く感じないのです。汗一つかいていない。

これはおかしいと感じ、回収ルート上の自分の自宅に寄り、
妻に体温計をお願いし、体温を測ってみると…

【37.5℃】

直観的にこれはビンゴ!と思いました。
すぐさま、職場の上司と診療所へ連絡し、仕事の退勤、
自宅隔離にできる準備に取り掛かりました。

※この7/27の時点で7/11,12に母島で3名の感染者は確認されていましたが、
それ以降はゼロという状況でした。
僕自身も7/18に内地から戻って来たばかりでしたが、
この期間を考えると内地で感染してきたというのは考えにくいそうです。
母島島内で感染したと思われるが経路が?というのが現実の様です。


自分の車で診療所へ向かい、看護師さんと約束の時間に落ち合いました。
診療所内での感染を防ぐために、基本僕は自家用車の中、
看護師さんは屋外でさらに防護服。

早速、抗原検査を行いました。
インフルエンザの検査と同じく、鼻の奥からスワプを取るアレです。

7/17竹芝から乗る時のPCR検査クリア、
母島でも7/22に抗原検査を陰性でクリアしたなど
色んな状況を踏まえ、自分が新型コロナではないことを祈りつつも、
きっとコロナだろうなと思っていたら、
やはり今回の検査では見事に【陽性】がでました!!

この時点では症状は暑さを感じない事と、発熱があったことだけでした。

ドクターと電話で話し、その後は保健所と30分ほど電話で話しました。

こちらは竹芝出港前日午前までに提出する唾液のPCRキットです。
ゆうパックで郵送の場合は事務手数料として3000円もかかってしまいます。
ご自身で他の検査機関でPCR検査をして、結果のみ報告もアリだそうです。



■いざ陽性となり、自宅の一室に隔離生活することになりました。
幸いにも濃厚接触者は同居の家族2名のみで、
コロナ禍になってからは基本的に一緒の食事を避けていたなどの対応のお陰か、
家庭内での感染が拡がることがなくて、ホッとしています。

発症した当日に一気に熱は39.8℃まで上がりました。

僕の前の島感染の先輩からは、
「東京都が沢山の支援物資(食料など)を用意してくれた」と聞いていたので、
すごいなぁ、ありがたいなぁと思っていたのですが、
僕の場合は「もうその支援物資の在庫がないんです」と申し分けなさそうに
保健所の職員さんに言われました。
「濃厚接触者のご家族は必要があれば外出OKなので、ご家族に買いに行ってもらってください」と、
言われました。

すごいスピードで広がる小笠原の感染者の対応に、
全然追いついていないようでした。
電話で話しても気の毒に思えるほど、忙しいようです。

しかし、こうなる可能性はずっと前から分かっていたことだとも思うので、
在庫がなくなったら、島内で調達する、内地に発注するなど、
色んな手立てはあると思いますが、そこまで整備できていないようでした。

僕の場合は本当に有難いことに、
島の人の温かいサポートのお陰で、
家族が買い物に行かなくても大丈夫なように連絡をもらえて、
支えてもらっていますが、
それが出来ない人の場合は?と思うと、
やはりそこは対応の穴なのではないでしょうか?
(その穴をこれまで僕自身が便利屋で埋めてきていました)


■今回、感染したからこそ、色々見えてきた、分かった事はあります。

診療所と保健所と直接連絡を取ったのは、発症当日のみです。
それ以外は毎日の様子を聞かれることもありませんし、
何か具合が悪くなったら、自分から診療所に連絡するだけの状況でした。

あとは日々、厚生労働省による療養中の健康管理webサービスMy HER-SYS(マイ ハーシス)に、
朝と夕方の2回、体温と血中酸素飽和度(SpO2)やその時の症状の変化を送るのみでした。

ここまでに感染が日本中に広がって、保健所や医療従事者が頑張る中、
色んな部分で無駄のないシステマチックな仕組みが出来上がっているなと感じました。

そして、家族が日々の家庭内感染を防ぐための工夫や、
僕の食事や水、共同でもあるトイレやお風呂の管理をしてくれていました。
感染者の僕の洗濯物も様々な観点に注意して実施してくれています。
ありがとうございます!
僕が家庭内に感染を持ち込まなければ、こんな大変なおもいをすることはなかったのにと思うと、
本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

発熱自体は
7/27~29 37.5~39.8℃
7/30~8/1 36.7~37.3℃
現在は平熱+α程度です。

症状は
7/27~8/1 喉の痛み
7/31~8/1 鼻水
7/31~現在 喉のイガイガ+軽い咳

現時点ではこんな感じです。
ワクチンを打っていない、疾患なし40代男性の症状となります。

僕個人の印象としては、現時点のオミクロン株における感染拡大で
重症化した人は周りにはおらず、
ワクチン接種の有無に関わらず、
症状は概ね似たような感じです。


■そして、今回はお隣の父島でも7/8から島内における感染の拡大が続いており、
島民に限らず、来島者の方の発症も相次いでいるようです。
僕の友人、知人の多くが感染していると聞いています。

おがさわら丸の乗船前のPCR検査で陰性で、
島に来てから発症するケース、
そもそも強制ではない検査をスルーするケースもあるようです。

そこで島民であれば自宅療養となるのですが、
問題となるのが来島者の療養場所です。

村としては、来島者の療養用として13部屋の確保をしていたようですが、
そこキャパを軽く超えてしまい、かなり現場は混乱しているようです。

宿としたら、お客さんが予定通りチェックアウトできず、
次のお客さんが来る予定もあり、というところのようです。
そして、トイレやお風呂が他のお客さんと共同というケースもあるので、
事態はより逼迫したものになっているようです。

宿としても商売でこの8月は稼ぎ時です。
この2年間、厳しかっただけになんとかお客を確保したいのでしょう。

父島も母島も想定を超えた時のシュミレーションを
もっともっとしていかなければ、お互い辛いですよね。

今、直近の課題として動いていると思いますが、
よりよい打開策を願うばかりです。

みんなが1日も早く普通の日常を送れることを願うばかりです。


発症したその日、診療所の外で自家用車で検査の結果待ちの時、再度検温したら38.1℃まで上昇。


■最後に4回目となるコロナワクチン接種についてです。

冒頭で触れましたが、現在の日本は
ワクチン接種率が世界最高クラスであり、
マスク着用率が世界最高クラス、
1週間当たりの新規感染者が世界で最も多い(7/27 WHO発表)という状況です。

これは一つの手詰まりを否めない状況なのではないでしょうか?

僕自身の友人・知人の中でコロナに感染して後遺症が残っているという人が1名います。
一方、コロナワクチンを接種して今も後遺症に苦しんでいる人が4人います。

ワクチン接種後から長く続く微熱や倦怠感、だるさ、
肺の違和感、動悸、
性格が変わる程の体の異常が数か月以上続いている…
これは年齢も性別も関係なく、です。

ワクチンの恩恵があると、実際の現場で働いている友人や知人からも聞こえてきていますし、
実際、そうだと思います。
だけど、そうじゃないケースも、実際の手応えとして感じるようになってきました。

7/8厚生労働省の発表によると、
これまでファイザー社製とモデルナ社製の新型コロナウイルスワクチンを接種した後に、
亡くなった12歳以上の方が1761名いることが発表されていますが、
ワクチンとの因果関係が認められているケースは7/25に一例だけだそうです。

重篤な副反応は22989人(7/8 厚生労働省発表)と発表されています。

「後遺症」ではなく、「副反応」と言葉は濁していますが、
死亡にまで至らないケースでも接種直後のアナフィラキシーショックじゃない限り、
なかなか認められない状況であるようです。

世界的なパンデミックな今、
日本国内でも億単位のワクチン接種がある中で、せいぜい死亡例数千のエラーケースは、
どの世界にも起こりうるバグのような捉え方をされているように感じます。

強制接種ではなく、あくまで任意接種なので、
打つ本人もしくは家族がよく考えて接種してくださいという表向きとは裏腹に、
医療現場や公務員、介護の世界でも半ば強制的な接種の雰囲気です。

でもその中で、ごく少数の後遺症が残るケースになってしまった場合も踏まえて、
そしてそのアフターフォローがほぼない現実をしっかりと踏まえたうえで、
よく考えて接種しなければと思います。

明確に特に子供向けのワクチンの接種に反対を示している東北有志医師の会という団体もいます。

決してワクチン接種を否定しているわけではありません。
おかげで救われている命、現場があることも事実だと思います。
でもその中でも、100%はないってことを、しっかりと考えて
接種する人は接種に向き合う必要があるのではないか?と思います。

僕はこうして感染した今でも、今後自分自身がワクチンを打ちたい!と思う状況が来るのかな?
と思っています。
必要性と納得が伴えば打つとは思いますが、
今のところはないような気がします。


■新型コロナウイルスは、感染力が強く、
人によってはほとんど軽症でただの風邪程度といいますが、
場合によっては重症化したり、命の危険にさらされたり、重篤な後遺症を引き起こす、
厄介な感染症だと沖縄のドクターがおっしゃっていて、
素人ながらに的を得た表現な気がしていました。

ウィズコロナと言われて久しい昨今、
どのような付き合い方になっていくのか。
海外ではマスクの義務もなくなり、どんどん通常に戻っていると聞きます。
先日行った内地では、みんなマスクをしているけど、
普通に過ごしている様に見えました。

ワクチン接種が進んでいる今は、重症化を避けれるはずなのに、
どうしてここまでマスク着用や社会的不安が続くのか?
ここにもっとフォーカスしなければ、と思うのです。

そんな中、
「困った時はお互いさまだからね」
そんな暖かい島の人の言葉に救われ続けている日々です。
本当に有難うございます!

どうか、この症状で苦しんでいる人がいなくなり、
みんなが平和に笑顔で暮らせる日々に戻れることを願わずにはいられません。

【参考】
4回目のワクチン接種、逆転現象、浜松市の年代別公表データから読み解く
こちらの野中しんすけさん(看護師)の発信がとても興味深いです!