日曜日は12時から、あやべ太鼓保存会の50周年記念式典に出席した。九鬼水軍の陣太鼓にルーツがあるという「あやべ太鼓」は綾部地区に育った私にとっても、最も聴き馴染みのある身体に染み込んだリズムだ。
長年、子どもの指導に取り組まれた森一郎さんが感謝状を受けられた。
懇親会では山家太鼓、位田太鼓などのグループが順番に出演され、賑やかに盛り上がった。
途中で失礼して、京都綾部ユニセフ協会の総会へ。総会の最後で挨拶させていただき、日ごろの感謝を述べ、学校や地域での学習活動によって、市民理解を求めることに大きな意義があるということをお話した。
総会後は綾部世界連邦運動協会の鹿子木旦夫会長による講演会があった。
朝日新聞論説主幹であった笠信太郎というジャーナリストが、「憲法9条の無防備規定は世界連邦実現とセットでなければ成り立たない」とおっしゃっていたという話を聞いて、よく理解ができた。
憲法9条を成り立たせるには尾崎行雄が唱えたように世界連邦による「世界の廃藩置県」がまずなければならない。
そこを抜かして議論するので、議論がすれ違ってしまうだと思う。
安倍総理は日本の最高責任者として、理想と現実で言えば、どうしても現実的な対応をせざるを得ないだけであって、「戦争へ導こうとしている」という世論操作による誤った先入観は、むしろ国内の無益な争いを助長するだけだ。
世界連邦実現までの間、憲法改正や安保法制によって、日本の安全保障を図らなければ、世界連邦を実現しようとしても、それを実行する人がいなくなってしまう。