ジェンダーからみるカンボジア

カンボジア社会について、ジェンダー視点から色々な情報をお届けします。

お母さんを殺さないで

2011年01月22日 | カンボジアの生活

出張中、母子保健の仕事をしている友人から聞いた、
最近出産直後に亡くなった女性の話。

呼吸困難に陥っていたのに、ちゃんとケアが
提供されず、双子を出産した3日後になくなったそう。
かなり状況が悪化していたのに、歩いて病棟を移動
させたことも発覚。むむむ。

カンボジア、まだまだ母子保健ではやるべき
ことがあるなあ・・・・


写真は、天使のような子ども@シエムリアップ





バンテアイスレイ

2011年01月22日 | カンボジアの生活



仕事で訪問したのは、バンテアイスレイ郡。

ランチをとりに遺跡の前まで行ったので、
ちらりと遺跡の中にも入ることに。


10年以上ぶりのバンテアイスレイ遺跡、周辺は
おみやげもの屋とかレストランとかでにぎわっててびっくり。
前は何もなかったのに・・・

↓遺跡はやっぱり素敵




「東洋のモナリザ」を見ることもなく、さっさと
写真だけとるクメール人たち。


↓バンテアイスレイ地区は、ノムバンチョップが有名らしい


お花とか、好きなだけセルフサービス。

↓屋台の裏で水浴びするこども



この水、きれいんだろうか・・・・

ま、いいか、水浴びしたほうが気持ちいいし。


↓訪問した学校では、英語の授業をちょっと見学





stop は過去形にするとstopped になるとか、
なんとも懐かしい授業。

シエムリアップは、観光客が多いからなのかな、
子どもの保護者からは「英語の授業に力を入れてほしい」
という要望。


シエムリアップは、実はとっても貧しい州。
遺跡のにぎわいからは想像できないような、貧困の
中で生きている人たち。むむむ、この国の発展いかに。







シエムリアップの行政都市

2011年01月21日 | カンボジアの生活


シエムリアップの役所にインタビューに行った知り合いから
「すさまじいよ!!」って聞いてた、行政都市。

ぜひ行ってみたいと思ってたら、今回教育局のインタビューで
いけることに。

↓国道5号線沿いにある入り口



シエムリアップ州都からは20キロ






↓なんだか、とっても不思議な空間



↓教育局、女性局の向かい


インタビューした教育局の局長さんは、
毎月車での通勤のためにガソリン代に150ドルかかるそうな。
女性局の人に聞くと、毎日バイクのガソリン代が1ドル。


安月給では、出勤するのがいやになるだろうなあ・・・・




シェムリアップへの移動

2011年01月20日 | カンボジアの生活


コンポンチャムをあとにして、次はシエムリアプで
仕事。


途中、知り合いの家によって、子どもを披露。


↓小さい子たちが珍しそうに子どもと遊ぶ


田舎の子は、下半身裸だったり、足の裏真っ黒だったり
元気でたくましい~

無事ついたシエムリアップでランチ。

↓子どももテーブルの上で一緒に食べる気分





シエムリアップでの料理ってことだったんだけれど
特に変わったものはないそうで空芯草とか。




シエムリアップでも学校訪問。

子どもにアンコールワットを見せる時間あるかなあ・・・・


僻地にある学校へのアクセス

2011年01月19日 | カンボジアの生活

久しぶりに超僻地の学校訪問。

2組に分かれて調査することになり、
わたしは車を運転して子どもと移動
することに・・・

ところが、道が悪すぎて、とても前に進めない!!
道のぼこぼこが深すぎて、深みにはまって横転
するか、横のたんぼに落下してし
まいそうな感じだし、ともかく危険・・・


↓お手伝いさんに子どもを抱いて歩いてもらう




えんえんと歩いたり、車に持ってもらったりを
繰りかえして、

すさまじいぼこぼこに突き当たり、

「もうだめ~!!」

結局回り道して、目的の学校に到着。


↓3時間以上かけて、たどり着いた学校


いまどき、まだあんなひどい道があるのね・・・

学校では、最近の様子を聞いたり、貧しい生徒への
奨学金の様子などを調査。

↓ちかくに学校が建設されたので、訪問した学校の
学生数は減ってる


30年も教えてる先生にインタビューできたのは
いいんだけれど、歯が何本か欠けてて、うまく
聞き取れない・・・・1年生を担当らしいんだけれど
生徒も大変だなあ。


↓図書館・・・?らしい


図書館は場所がないので、職員室兼校長室を使ってる。



いやはや、調査そのものより、でこぼこ道での
超たいへんな移動が印象的だったのであった・・・・


あとから聞いたところでは、この道、5年前は
泥棒が多発してて、とても通れなかったそうな。
泥棒といっても、多くは牛泥棒だっらそうだけれど。


なんでもいいから、早く道なおしてよ~







台湾系の餃子屋さん

2011年01月18日 | カンボジアの生活


とってもとってもおいしい餃子屋さんがあると
いうので、連れて行ってもらうことに。


St225という、プノンペン中心街からはちょっと
離れたところにあるお店。

↓内部は台湾にいるみたい



↓台湾ビールもある




カンボジア人かな?ちょっとお茶を飲みにきた
ってかんじのグループもいたりして、不思議な雰囲気。


↓餃子は、たしかに一風変わったかんじでおいしい



お店独自のたれで食べる餃子は、なかなか
いいかんじ。肉がぎっしりつまってるし。


お店の周囲は、漢字ばっかり、まるで台湾にいるみたい。
プノンペンでも、面白いエリアかも・・・・



ジャングル気分

2011年01月17日 | カンボジアの母子保健



いただきものの、子どもの遊び道具。

森の音楽とか、たくさんの遊具がぶらさがってて
見ているだけでも楽しくなっちゃう。


子どもは、おさるのぬいぐるみが怖いみたいで
泣いてるけれど、しばらくして慣れてきたら
にこにこして身体をばたばた。

カンボジアにはまともな動物園がないから
いつの日か動物園とか水族館とか、遊びに
いけるところができるといいなあ・・・



初等教育のジェンダー課題

2011年01月16日 | 女性の自立


学校の先生と話していると、
「女子のほうが優秀だし、落第も退学もしない」
という意見ばかり。


↓教員室というのはないので、校長室でインタビュー



授業でも、宿題をしっかりしてくるのは女子、
質問したり挙手するのも圧倒的に女子が多いそうな。


「自分のクラスは、女子だけのほうが
いいくらいだと思っている」という先生まで
いるし。

確かに、子どもたちにインタビューしても、
意見を言うのは女子ばかり。男子は、もそもそ
してて、自分たちで遊びはじめるし。

要は、「女子に対する奨学金」という
コンセプトはすでに古くなりつつあって、
男女を問わず「貧しかったり困難な状況にあ
る子どもたち」を支援することが重要なわけだ。


もちろん、北東州などの少数民族が多い地域
ではまた違った課題があるとは思うのだけれど。


↓保健室はないけれど、救急箱らしきものが・・




↓教員は使いたくないだろうなあ・・・と思ってしまうトイレ





インタビューしてて思い出したのは、
ローラブッシュ元アメリカ大統領夫人が
自伝で書いていた、教育分野のジェンダー課題。
アメリカでは、ジェンダー配慮のある政策のおかげで
女子の就学率などはあがっているけれど
男子の麻薬問題や退学などが深刻な問題になっていて
政府が男子に焦点をあてているとのこと。

カンボジアも、初等教育についていえば、ちょっと
似た感じかなあ・・・




農村の小学校訪問

2011年01月15日 | カンボジアの生活


今回の仕事は、女子の就学率をあげるために
実施されている事業の評価。

↓地区では一番優秀校と表彰された学校



校長先生も副校長先生も立派な方。
「あ、子ども?何ヶ月?」とかさらっと
言って、こどもの存在を完全に無視して
仕事を進めてくれる。
・・・なのだけれど、すぱすぱタバコ吸ってるのは
いかんなあ。


↓どこに行っても見学者がくるこども



田舎の人は、みんな子沢山だから、
子どもにもなれて、次から次へと
寄ってきて遊んでってくれる。
それにしても、クーハンのベッドかばんは
大活躍。


↓図書館、きちんと整理されてる


図書館は大人気だそうで、中学校に進学した子ども
も勉強しにくるそうな。中学校には図書館がないらしい。

↓すごろくやってる子ども



↓算数の授業、足し算勉強中


インタビューしなきゃいけないんだけれど、小学校
っていうのは、まあにぎやかなことにぎやかなこと。
インタビューしている部屋の隣の教室では、国語
のクラスで、子どもたちが大声でアイウエオを叫んで
るし、他のクラスでも読み取りの勉強してて大声
で子どもたちが叫んでて・・・
わきあいあいとしてて、とても楽しいと思ったのであった。

お昼の休憩中、「水あびさせておこう」と
いうことで、食堂の裏の人家の水道を借りて
水浴びさせられる子ども
↓すさまじく泣くし



子連れの出張も、なかなか楽しいのであった。




コンポンチャム教育局

2011年01月14日 | 女性の自立


今回訪れたのは、コンポンチャム教育局

↓町の真ん中なのだけれど、緑がたくさん




教育関係者から、カンボジア政府が実施している
「子どもにやさしい学校」政策の実施状況に
ついてのヒアリング。


子どもも一緒なので、「こんな小さいのに
もう仕事してるのね~」と大人気。
寝てるだけなんだけれど・・・・


カンボジアは、なごやかでいいなあ。
日本なら役所に子ども連れてインタビューに行くなんて
発想すら生まれなかっただろうに・・・・



仕事している間、しばらくはおとなしくしてたんだけれど
ぐずりはじめたので外で待ってもらうことに。

↓気持ちよさそう



インタビューが終わって、次のインタビューまでの
間にぐずってくれた子ども。車の中でさっさと
授乳して、仲間と打ち合わせして、次の仕事へ。

むむむ、母親業にも早く慣れねばなあ・・・・