ジェンダーからみるカンボジア

カンボジア社会について、ジェンダー視点から色々な情報をお届けします。

出生証明書がもらえない・・・

2011年01月26日 | カンボジアの生活

「大変よ!」って友達からの電話。

子どもの出生届、生まれてからすでに2ヶ月になった
のに、役所がまだ出してくれないのだ。






カンボジアでは、カンボジアで生まれた子どもはすべて
カンボジア人。わたしがカンボジアで出産したのも、
カンボジア国籍を子どもにとってほしかったからっていう
のが大きな理由のひとつなのだ。



出生届は、賄賂が必要なので、予定していた額【40ドル】
を大幅に越えるのかしら・・・、


すると、「20ドルでやってくれるって言ってるんだけれど
父親の名前がないと出さないって言ってるのよ!!」

弁護士の友達、「そんな規定どこにもないんだけれど・・・」


「死んだってことにしたら?」って提案したら、
「死亡証明書が必要」

むむむむ。

小学校に通うのに必要なので、どうしても必要な
出生届。なんとかならないかなあ・・・・

「適当に誰かの名前入れとこっか」って言うと、
「子どもの将来のこと考えなさい」と怒らるし。

日本にいるおじいちゃんに「まだ出生届が受理されてない」
って言うと、「そんなはずないだろう、役所の仕事だろう」
とか正論言ってるし。このカンボジアの不思議な制度を
日本でまじめに生きてきた人に説明しても理解不可能だろうなあ。


いはやはや、いろいろあるなあ。