ジェンダーからみるカンボジア

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女性に対する暴力撲滅

2015年07月29日 | カンボジアのジェンダー規範

 

バンコクでの買い物のひとつ、新しい手帳。

この2年ほど使ってるファイロファックスはぼろぼろなので、とりあえず急場凌ぎ。ネットで買おうと思って探しているのだけれど、販売されているのはどれもすでに使ったことがあるものばかりで、同じものをまた買う気になれないのであった・・・

↓ちょっと男子学生みたいかな?サザビーのカバン

あっという間のバンコク、新しいデパートに巨大なZARAがはいってたのが嬉しくて、通ったのである。

ただ、ポルトガルではピンクのグラデーションがきれくて感動したのに、バンコクではシックな黒ばっかり。ちょっと残念かな。ポルトガルとかフランスのZARAでは、黄色やピンク、ブルーやグリーンなどのグラデーションがとってもきれいで感動的なんだけれど、アジアはやはりもっとシックなのかもしれない。

 

大学では、女性に対する暴力撲滅のためのキャンペーンが実施されて、男子学生たちがステッカーを体に貼り付けて歩いてたり講義にやってきた・・・

↓とある男子学生、「暴力はふるわない!!」

若い学生を対象に啓発活動をやってて、なかなか、いい試みだと思ったのである。

↓「商品化される女性たち」と題する中国花嫁の本のカバーを検討中

建築学科の学生であるデザイナーの卵がやってくれることになった本のカバー。携帯メッセージを頻繁に交換しながら、瑣末な作業を含めて、デザインを進めていってもらった。「突然知ったのですが、明日の講義でプレゼンしなきゃいけなくなって、カバーのデザインが遅れます」と言うために夜9時すぎに電話してくれたり(その時間はすでに寝てるんだけど・・)、SMSでなくでちゃんと電話してくれるっていうところが真面目で、若者から学ぶことが多いのである。

彼は3歳の時に母親を亡くして、自分の祖母とプノンペンで二人で住んでる。田舎にいる農民のお父さんが学費を支援してくれているそう。とっても一生懸命デザインしてくれて、日本語が縦と横が間違ってたりして変に入力されてたりするのも全部いちいち直してくれて、超感激。「初めての作品になるから、とってもうれしいし、いいものを作りたい。」ちなみに、建築のデザインと本のデザインはやはり全然違うそうなんだけれど、「Youtubeでなんでも学べる」から、デザインのソフトを研究してくれたそうな。

今学期はどの学生からも家庭の事情とかをヒアリングしてたので、若いのに苦労している学生が多いのに、とても驚かされた。でも、母親を小さい時に亡くして一人っ子で育ったのは、100人くらい担当した学生の中で、彼たった一人だけ。「人生を向上させたいから」建築家になろうと思ったそうなんだけれど、ぜひ成功してほしいな。

この学生は、次の本もデザインしてくれるとのことなので、すっかり頼りにしているのである。今回の本はいい写真がなくって、ちょう立ち話をしてた時にとった写真を使うことになって残念なんだけれど、次回の本はいい写真があるので、デザイナーとしてもやりがいがあるかもしれない。

 

 


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