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ずっとやりたかった企画のひとつ、カンボジアの若者の意識調査を実施してみることにしました。
タイトル(仮称)は「カンボジアの若者たちの声ージェンダー関係と恋愛ー」
これまで何度も大学で学生相手に意識調査を実施していたものの、まとめて本にするというところまでいかず、集めてきた統計もすでに時代遅れ。
よくご飯をいっしょに食べてる大学生たちを呼んで、私が興味のある以下の題目で意識調査をしてみないかと相談してみました。
1.婚前性交渉
2.セックスワーカー
3.ゲイ・レズビアン
4.中絶
5.不倫
6.シングルマザー
まず学生から指摘を受けたのは、「中絶とシングルマザーは同じだ」という点。
シングルマザーがあり得ないカンボジア社会、中絶とおなじ題目になってしまうそう。
この2つがまったく別のカテゴリーだと理解してもらうのにちょっと時間がかりました。
「ほかに何かいい題目ない?」と聞くと、「インターネットを通じた恋愛」。
相当数の若者がネットを通じて出会っていて、成功例も失敗例も枚挙にいとまないそう。
女子学生の一人は、「内務省で仕事している姉は、スイスに留学しているクメール人とネットで知り合って、彼が戻ってきたら結婚する予定」といって、すでに「義理のお兄さん」とその男性を呼んでいました。
「援助交際」も実際にけっこう事例があり調査対象として面白そうだなって話になったので、調査の進捗をみて入れるか検討することに。
さっそくこの企画を、大親友の女性活動家に相談したら、「絶対気をつけたほうがいい!」とまず警告。「年配の世代は、若者が風紀を乱しているって恥ずかしくおもってるから、若者のナマの声をひろって本にするだけでもあなたが非難の対象になるかもしれない!」とわたしにアドバイスしつつ、ほかの仲間ともいっしょにばっちり「検閲」してくれるとのあたたかいお言葉。結婚制度そのもについて若者がどう考えているかも聞いたらどうかとのアドバイスも。
これからはじめる調査、若者が夜遊びしているクラブなどに出かけ、インタビューをとるっていう手法が中心。若い子達は気軽だから、初めて会ってもインタビューが簡単にとれるだろうとのこと。若者が遊んでいる最先端の場所で飲み歩けるのかと思うと、調査も楽しそうだけれど、自分が若返られる気もしてとっても楽しみ。モードを作り出している若者が、どんなことを考えているのかなって想像するだけでもわくわくします。
写真は本文とは一切関係ありません。