ジェンダーからみるカンボジア

カンボジア社会について、ジェンダー視点から色々な情報をお届けします。

今日からバンコク

2015年07月25日 | バンコク滞在

 

 

日本帰国前に、一人の時間がほしいと思って、4日間だけだけれどバンコクに行くことに。

↓この呪縛からちょっと逃れよう・・・・

↓通ってたSOSの検査部屋に貼ってあったのである・・・・

中国花嫁の本が一段落したこともあったり、いろいろあって、料理したり、片付けしたり、こどもと一緒に連日「トトロ」みたり(歌まで覚えてしまった・・・・)、すっかり「母親業」をやってるところ。

空いてる時間に家事をやってるのもそれなりに面白いんだけれど、やはり自分の時間をもって仕事に集中したい。そもそもわたしは母親には向いてない性格なのだ。

タイでは、依頼されている仕事の、「都市に住む疎外化された女性と行政の対応」の報告書と、自分が今一番情熱をかけてるMotherhood at War の本をちょっと書き始めようかと、思っているところ。

↓久しぶりにTHE 240に、巨大なランチ・・・・・

疎外化された女性たちの方は、友達が同じような仕事を別の団体でやってるので、「ライバル!!」とか言いながら、二人で分析したり情報交換できるのがうれしいかな。やっぱり、調査の醍醐味は、先行研究分析やインタビューとかでの情報収集も楽しいけれど、集めた情報をどう料理していくのかが楽しいプロセス。

↓THE 420では大好きなYOGI TEAが販売されてて、思わず買ってしまったのである

↓ちょっと甘いけれど、お茶大好き、楽しめてうれしい!!

Motherhood at warの本は、ついにやっと翻訳がぼちぼちあがってきているので、細かいチェックをいれて、正確な翻訳をしているところ。なかなか難しい言い回しがいろいろあって(あと方言も)、翻訳がそう簡単ではないのだ。

例えば、ある女性は、シエムリアップで生活していた時、池を掘って尋問して殺害してたのを目撃した。このシーンなんて、みんなでクメール語であーだこーだってインタビュー内容を分析したのはいいけれど、英語に翻訳できない・・・さらに「11回妊娠した」って発言した女性がいて、みんなで数えて確認したんだけれど、10回しか妊娠してないのでは・・・?ラッキーなことに、たまたまこのややこしい人は息子経由でインタビューしていたので、息子を廊下でつかまえて、「お母さんの出産歴を一覧表にして!」って頼んだり。この女性、2番目の子どもは出産後1年で死んでしまったので、3番目の子に、その死んでしまった子の名前をつけてたり・・・

講義の一環で、みんながわたしとインタビューした出産経験のある女性の分析をしてもらったので、インタビューメモや翻訳と確認する作業ができて、さらに、わかってなかった情報が新たに得られたり、とっても面白い作業もしていたのだ。

この本は、きっと間違いなくとってもとっても素晴らしい女性視点の歴史書になるという確信があって、集めた情報をいかに上手に料理できるか、腕の見せ所なのだ。バンコクでは、飲みすぎないようにして、がんばらないと・・・・