「超貧しい人、6人探してきて!」という、モデル兼ボランティア活動に精力的に取り組んでいる学生の指令を受け、村長さんと相談して、極貧者6名を探し、写真をとって映像まで撮影するミッションを与えられていたわたしたち・・・・
↓村はこんなかんじ、トンレサップ湖まですぐ
↓まず選出されたのは、この家
この家の人は、撮影のあと、わたしがランチ休憩している時にやってきて、「クメールルージュ時代に出産してない?」って聞くと、出産していたので、インタビューした。貧しいから食べるものもなく、近所の人のところを回って、食料をわけてもらってるそう。クメールルージュ時代に悲惨な思いをして産んだ息子は、遠くにいて、ぜんぜんケアしてくれないそう。
↓こちらの家も、たった一人で超細い高齢者が住んでる
↓村では、いろんな人がいろんなものを売りに来る
↓ランチに出された・・・・・・けっこう大変な料理方法で時間がかかってた
依頼されていた「極貧者を探すミッション」は無事終了。予定通り、全員写真と映像をとれて、プノンペンに戻ってから資金集めをして、みんなでドネーションに来るそうな。大学の動きを見てて、最近こういうの多くて、いいことだけれど、学生の中にも極貧でがんばってる子もいるんだけれどな・・って思うのである。
ほぼ全ての家庭から出稼ぎ者がでている村。わたしがホームステイした家も、娘がポイポトのカジノに、息子がタイのパタヤに出稼ぎに出てる。「息子はねえ、自分がタイに行っていうと私が心配すると思って、行った先から突然電話してきたのよ。」とのこと。弟にはFacebookで写真とかいろいろ送ってて、パタヤでイカ釣りしてる写真とか、欧米人にダイビングの準備している様子を見せてくれた。夫婦で出稼ぎにでていて、なかなか楽しい生活を送っているみたい。ただ、子どもは、妻の実家のバッタンバンに預けてる。
↓水瓶が大活躍の村の生活、時間がとまったよう・・・高齢者ばかりだし
今回は、子連れで行かなかったので、「次回はぜったい子どももいっしょにきてね!」って言われたのである。そうなのだ、この村、他の村とも同じなんだけれど、高齢者と小さい子どもばかりの村で、いわゆる働き世代がいないのだ。子どもがうじゃうじゃ、高齢者がふらふら、なんとも典型的な村・・・・でも、出産3ヶ月後に乳幼児をおじいちゃんに預けてタイに出稼ぎにいってしまった女性がいて(わたしはおじいちゃんと2歳くらいに成長している孫娘が遊んでるに遭遇した)、なんとも複雑な気分になった。祖父母に育てられる子どもばかりがいる村、どんな将来になるんだろう・・・