先月初め、読売新聞に「すばる望遠鏡10周年記念シンポジウム」の案内記事が載っているのに気がつき、早速申し込みをしました。後日送付されてきた聴講券を持って、千代田区一ツ橋の学術総合センター内一橋記念講堂へ出かけてきました。
講演そのものは写真撮影禁止となっていましたので、何もご覧いただけませんが、「すばる」に関係する最近の天文学の話題についての非常に興味深いお話でした。ただ、最近の例に漏れず、予算凍結の影響をまともに受けているようで、この「すばる」望遠鏡に限りませんが、行方が非常に不透明になっているとか。この問題に限りませんが、マニフェストに記載してある、と言うことを錦の御旗にしての何が何でも執行停止という、民主党政権の横暴には、全く同意することが出来ません。一体日本をどうしようとしているのか、理解に苦しみます。
講演の中でも一部触れられていた話題で、口径30mの望遠鏡計画が進行中とのことです。ただし、計画予算1000億と言うことは、現行の文部科学省下の日本ではとても実現の可能性すら見えません。数カ国共同での計画になっているようで、最短2018年完成予定と言うことでした。建設場所は、すばると同じハワイ島マウナケア山頂です。
略称TMT(Thirty Meter Telescope)と呼んでいる、30m望遠鏡の模型が展示されていました。こちらは撮影は自由と言うことだったので、撮ってきました。これは、主鏡が合計492枚の六角形分割鏡で構成されると言うことです。
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