これも今年の1月12日の京都観光の一ショットです。昨年11月末にも、紅葉期の東福寺を拝観しました。そのあまりの落差をご覧ください。冬期とはいえ、季節にあった観光地は、それなりに人はでています。でも、その季節の観光ポイントを持たないところは、このような閑散とした状態となるようです。このような状況を少しでも改善しようとする努力の一つが、「非公開文化財特別公開」と銘打った各種の行事かと思います。普段は見ることができないところを拝観できるので、地元の方にとっても、私のようなたまたま訪れる観光客にとっても、ありがたいことではあります。
以下の写真は、紅葉期のものすごい人出が見られる通天橋と、真冬の私たちのような観光バス利用の観光客のみ、という冬の時期の通天橋です。書き忘れていましたが、この日の大型観光バスの乗車観光客は、私を含め、たったの18名でした。昨日乗車の小型バスでも、十分収容可能な利用者でしかありませんでした。
次は、戊申戦役の薩摩藩関係物故者を悼んで西郷隆盛が揮毫した「東征戦亡之碑」です。この碑が、東福寺塔頭の一つである即宗院奥にひっそりと佇んでいます。この碑のそばには、物故者一人ずつの名前が記された碑も、同じくひっそり佇んでいます。
冬の東福寺、さすがに空いていますね! 紅葉時も通天橋、こういう状態だったら、私のように撮影する者にとってはうれしいのですが。
東福寺も観光バスで参観ですか、私の場合は、大抵、東福寺駅から徒歩です。観光バスは、短い時間内で色々な所に行けるのが魅力ですが、私のように目的が撮影の場合、それも人を入れずに撮ろうと言う場合は向いていないので、観光バスは今まで2回しか使ったことがありません。内、1回は、札幌に泊まって積丹半島に行った時でしたが、昼食や酒工場での時間が長くて、景色を撮る時間が短いのには参り、翌日は別な観光バスに乗ろうと思っていたのを諦めてしまいました。