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ベルギー、中世の都「ゲント」へ ⑫

2011年06月13日 08時54分38秒 | オランダ・ベルギー旅行

旅行六日目、ブルージュを後にして、東フランダース州都の「ゲント」に向かいました。

ここは、東フランダース州州都で、中世は毛織物業で「花の都」とも呼ばれ繁栄しました。
今もベルギー有数の工業都市で、同時に大学も多くあり、アカデミックな都市となっています。

ベルギーの行政区分は、①ブリュッセル首都地域政府 ②フランダース政府 ③ワロン地域政府 の3つの地域政府に分かれています。
これの区分は、一つは公用語の言語区分となっています。
フランダース政府、ブリュッセル首都では、オランダ語   ワロン政府は、フランス語  但し都市部は英語が通じます。

         
           聖バーフ教会                    サン・バブォン広場に面した鐘楼

「ゲント」は、青い鳥の作者メーテルリンクの故郷で、スヘルド川とリース川の合流点にあり、ケルト語で合流点で「ゲント」という意味だそうです。
「ゲント」というのは、英語、ドイツ語読みで、オランダ語読みでは「ヘント」というようです。

  
   市庁舎 (1302年に建設)            市内には、路面電車(トラム)が・・・

今回の旅行での、ここの目的は、聖バーフ教会の中にあるファンアイク兄弟の作品「神秘の子羊」を見ることで、この絵は1432年制作された板絵の多翼祭壇画です。

           

  翼(パネル)を広げた状態の「神秘の子羊」  大きさ タテ 375cm ヨコ 520cm
    
聖母マリアと洗礼者ヨハネにはさまれて、イエス・キリストが、そしてその左右には、    
                 アダムとイブが描かれています                         

   
  翼(パネル)を閉じた状態       
          左右の赤い服を着た夫婦が、この作品の制作依頼者(パトロン)だそうです。

ここは、撮影禁止となっています。(上記は、ウエブから転載しました)
周りには、座り込んで、長い間、絵画と向き合っている人がたくさんおられました。

中世に描かれたものとは思えない程、色鮮やかで、繊細でリアルな描写です。

  

今日の予定は、ここゲントを後にして、昼食は、日本料理店「やぐら」で久しぶりの日本食「幕の内」を堪能して、ブリュッセルに向かいました。
ここでは、ブリュッセル市内観光のあと王立古典美術館でルーベンスなどのフランドル絵画を中心に見学する予定です。
この様子は、次回に・・・・・・



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