6日、広島が負けたために、タイガースが2位となりました。
それはそれで良かったのですが、今日の球団のニュースを見て、何かちょっと違うんではと思いました。
今年で3年契約が満了する和田監督に対して、来季も続投させる方針を内部で再確認したということが報道されました。
その理由が、最終的に2年連続2位に食い込み、その手腕を買ったということだそうです。
続投ということは、来季も和田監督で優勝出来ると、球団は判断したのでしょう。
確かに、2年連続の2位は、結果としては立派なものですが、それは、優勝を期待されているのに、2年連続の2位は、決して満足できるものではありません。
優勝を期待していたのは、どうやらファンだけだったようで、球団は優勝より、なんとかCSに出て、それも甲子園球場で試合が出来、その収入をあてにしていることの方が、良かったのではないかと勘繰りたくなるのは、僕だけでしょうか・・・・・
確か、和田監督が就任した時には、少しのスパイスをかければ、優勝できるようなことを言っていたのですが、そのスパイスは3年たってもかけらません。
その上、和田監督が続投して、コーチ陣を入れ替える話が出ています。
現場のトップが責任を取らず、それを部下であるコーチ陣に責任を取らすということも、トップとして、そして多くの選手を束ねる監督として、いかがなものかと思わざるを得ません。
コーチを入れ替えるのは、決して悪いことではありません。
全体を締めるということにつながると思いますが、それだけ、監督自身の能力が問われるのです。
選手個々の成績は、見事なものだと思います。
多くのタイトルを取っていながら、それを優勝という結果が残せないのは、なにか采配に問題はなかったのでしょうか?
そして、首位になる機会を何度もありながら、ことごとく、ここと云う時の勝負弱さは、選手だけのセイでしょうか?
昨年と同じ轍を踏んで、絶好の機会を逃がし、優勝を逃がしても良しとする球団の姿勢も、事なかれ主義の表れではないでしょうか?
まだ、最終的に決まった訳ではないようですが、シーズン中にも、そしてこの微妙な時期にも、球団が中途半端な発表をすること事態が、おかしいのではないでしょうか?
続投させるなら、そう言えば良いところ、このCSの結果によっては、辞めてもらいますよ・・・というようなエサを釣るようなことでは、監督自身もさることながら、選手も戸惑うのではないでしょうか?
来年は、球団創設80年です。
2005年の優勝以来、来年で10年。 9年間、優勝から遠ざかっています。
優勝への意気込みをファンに見せて欲しいものです。