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旧愚だくさんブログ

愚だくさんブログ過去記事蔵です。

Hello It's me

2009年06月14日 | 音楽

昔好きだったTodd Rundgren(トッド・ラングレン)に、カメ再燃中。

この人は70年代ミュージックシーンに少なからず影響を与えた人で、残念ながら日本では今ひとつパッとしなかったんだよね。

カメは、こーゆう病的な男子が好みだ。
生涯一愛すると思う男子は、普通にカッコイイのだけど。←意味シン

病的な・・・
妖的な・・・
嗚呼、こんなやる気のなさそうな人に全ての自由を奪われてみたいっ!・・・って変か?

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このトッドが、ミュージシャンとして脂が乗り切っていた頃に愛したのが、大人気プレイメイトのべべ・ビュエルで、トッドからは随分と年下だった。

ある時、べべはジミー・ペイジと恋に落ちる。
ジミーにのめり込んで行くべべを見るに見かねたトッドは、
「あいつは邪悪に満ちた悪魔だ。君はすぐに飽きられ捨てられてボロボロにされる。」
と、べべに忠告したと言う。

トッドの言う通り、やがてべべは捨てられトッドの元に戻る・・・・が、トッドの元にありながらも幾つかの浮名を流した末に、今度はエアロスミスのスティーブン・タイラーと激しい恋に落ちて結婚してしまう。

そして、ベベはスティーブンとの間に女児をもうけるものの、スティーブンのドラッグ漬けの生活に耐え切れなくなり再びトッドの元に戻って行く。

疲れ切ったべべ母子を温かく迎えたトッドは、女児を自分の娘として育て、やがて女優に育て上げる。
それが、現在活躍中のリヴ・タイラー。

・・・とまぁ、何かとっても一途で良い人なのだ、トッド・ラングレン。
一途と言うよりは、心から愛するべべを束縛することもせず、べべの奔放さを拒絶することもせず、ただ成り行きまかせ・・と言う気もしなくもない。

才能溢るると言うのに、今ひとつ熱心な音楽活動をせず、時に投げ遣りだったとも言われるし、恋愛にしてもこんな体たらく。
つくづく熱意が足りなかった人だなぁ、と思う。

ま、そんな希薄なとこが魅力なのだけどね。

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ところで、先のべべのように、時としてまるで蝶のように芸術家の間を飛び回る美女が現れる。

竹久夢二、伊藤晴雨、藤島武二と関係を持ったお葉。
坂口安吾と中原中也が奪い合いの喧嘩をし、尚且つ菊池寛、小林秀雄とも関係があった坂本睦子。
そして、ラファエル前派を代表する画家、ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティとウィリアム・モリスの間を彷徨ったジェーン・バーデン。
など等。

美しさと魅力に溢れ、蠱惑的ですらある女性が若き芸術家達に恋われ乞われて行く様は、とても生々しくて、あられもない。
きっと、上野千鶴子や田嶋陽子はこの種の女性達が大嫌いだろうな。

でもね、女の弱さを上手に使い分けつつ強かに生き抜いた女性には、すご~く魅かれちゃう。
何も男性と肩を並べるだけが強いのでなはい。
弱い存在だからこその強さってのがあるよね・・・それを知りぬいた女性が、本当に強いのだと思う。


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
はじめまして。ぶんままさんのところより、おじゃ... (あまむー)
2009-06-14 22:54:14
はじめまして。ぶんままさんのところより、おじゃましました、あまむーといいます。

いきなり、ハローイッツミーに、心は高校時代へと、とびました。ジミーペイジや、トッドラングレンの、写真見ながら絵を描いていました。なつかしすぎる・・
ロッキングオンの渋谷陽一さんのラジオ聞いたり、ロックの日は渋谷さんの誕生日だったな、とカメさんの記事を読みながら思い出しています。

今日は、ロバートプラントのプレミアムライブがあるので、少し見ようかな・・
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あまむーさん、はじめまして。 (カメ)
2009-06-15 09:59:41
あまむーさん、はじめまして。

やはりお好きですか?この時代。
ワタクシも大好きで、you-tubeでこんなのばっか見てますね。

渋谷陽一、懐かしいなぁ。
先日、栗本薫の逝去のニュースに際して渋谷陽一を思い出しておりました。
高校時代の愛読誌は、勿論ロッキン・オンで、松村雄策や岩谷宏なんてライターも好きでした。

もぉ、この頃のミュージックシーンを語り出すと止まらなくなります。

ちなみにワタクシ、ロックはU2で終ったと思うております。
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はじめまして。偶然ここを見つけました。トッド・... (ありがとうさぎ)
2011-09-02 22:08:19
はじめまして。偶然ここを見つけました。トッド・ラングレンはまぁ良いミュージシャンだと思いますが、ベベ・ビュエルって自身の本の6~7割は捏造という話のトンでもないおばさんだと地元のアメリカ人が言ってましたけど、ずいぶん美化されて書かれてるんでびっくりしました@@;確かに綺麗です(でした)が、あれだけグルーピー活動(?)をしながら私はPじゃなくてミューズよ!とか、冗談みたいなことを仰っているのには開いた口が塞がらない感じです。この人はどこからどう見てもスター・フ●ッカーですよ。当時のスターたちには実に都合の良い女性だったでしょう。トッド、スティーヴンにエルビス・コステロはまぁ「彼氏」といってもいいかもしれませんが(しかしそのコステロも自伝では全く彼女に触れず仕舞い)、その他のビッグ・ネームには、ピンク・フロイドのデイブ・ギルモアが昔言ってたように「お金のかからない売春婦」(つまり典型的グルーピー)の1人でしかありません。私自身も向こうの掲示板で彼女の嘘を何度も見ました。この人、今でも普通に掲示板になんでも書いていくんです。下品で押しが強くていかにもな感じ。夢を壊すようなことを書いてすみませんが、現実あるいは事実を知らないことは不幸なことだと思いますので、もし興味を持たれれば是非調べてみてください。いろいろわかりますから・・・なお、このコメントは掲載されないほうが良いと思います。
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ありがとうさぎさん (カメ)
2011-09-03 15:23:56
ありがとうさぎさん

べべビュエルの捏造とな?
そうなんですか~

彼女は今でも掲示板とかに書き込んでいるのですか?それとも、ツイッター?

ありがとうさぎさんが教えてくださったことで夢が壊れたりはしません、だからこうしてアップしました。

何て言いましょうか・・・
例えどのような存在であれ(単なるピーだとしても)べべを巡ったミュージシャンの相関図みたいなものが出来ていた一時代があった・・・と、そこに惹かれるのですわ。
若き日本画家たちの「お葉」、ラファエル前派の「ジェーン」を巡る展開のロックバージョンってだけで充分に面白いのです。ちなみに、お葉もジェーンも決して褒められた女性ではなく、性に堕落的なタイプです。

「この腐れビッチが!」と思いつつも惹かれて行く・・・そんな要素をべべは確かに持っていたと思うのです。
例え自伝がフェイクであったとしても、ラングレン、タイラーを虜にし、タイラーとは結婚までし、ペイジを通り過ぎたあまた大勢の女たちの中で名を挙げたのは確かなわけで、それだけで天晴れものです。

べべと結婚してからのタイラーは、見る見る顔相が良くなりまして・・・
「ああ、幸せになるとこんなに変わるものか」
と目を瞠った憶えがあります。

・・・以上、ツラツラと書いてしまいましたが、だからって別段ベベのファンってわけじゃありませぬ。

それにしても、現在はお婆さんだろうなぁ・・・(トオイメ
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何年も前の記事に今頃申し訳ありません。。 (みさき)
2011-09-04 22:45:16
何年も前の記事に今頃申し訳ありません。。
エアロのメンバーや元彼女、妻たちの告白の載ったエアロスミスの自伝「WORK THIS WAY」によるとベベビュエルはヤク中毒のスティーブンのもとを逃げ出し(妊娠中に)、トッドラングレンの元に戻り許してもらい結婚しました。
なのでスティーブンとは結婚はしておりません。
スティーブンの最初の奥さんはシリンダフォックスです。
すいません・・突然に。でもちょっと気になったもので。
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みさきさん (カメ)
2011-09-05 10:31:43
みさきさん

コメントありがとうございます。
そして、ご指摘恐れ入ります。

中2の時に読んだ「ROCK SHOW」にはトイレでイチャつくタイラー&ビュエルの写真と共に「結婚」の文字が躍っていたと記憶しているのですが(かなり明確に)記憶違いでした。

お詫びの気持ちで、現在のベベビュエルの記事を貼り付けておきます。
閲覧注意(笑

http://news.ameba.jp/20110726-4/
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