茨城県筑波山界隈には何故かB級スポットが多い。
ガマランド、東筑波ユートピア、牛久大仏、ダチョウ王国、わんわんランド、はに丸タワーなどなど、思いつくだけでもこんなにある。
そして正月二日の昨日、子カメ達と筑波山系Bスポ巡りに出掛けた。
先ずは一番気になるガマランドから。
・・・と、此処でトラブル発生!
ナビが連れて行った先はガマランドらなぬ筑波山神社。
・・・・・・・。
あれ~?何で~?
しかし、
「まだ時間があるし折角だから初詣して行こう!」
と神社に行った。
↑楼門
↑楼門を見上げると参者札だらけ!
↑本殿銅版葺きの屋根が美しい。
大きな賽銭箱にも銅が張られ、見事な細工がなされていた。
相当腕の立つ板金職人の仕事だと思われ。
境内は初詣客でごった返していた。
・・・けど、破魔矢や正月のお飾りは売れていなかったような。
↑境内では、ガマの油売り口上が行われていた。
筑波山と言えばガマの油。
ガマの油と言えばこの売り口上。
これは最早伝統芸能。
この刀で実際に自分の腕を斬って、その傷口にガマの油を塗って
「この油で傷は直ぐ治る!」
と締めくくる口上だけど、幾ら浅い傷とは申せ、実際に腕を斬るのを見るのは結構な迫力。
血の滲む努力とは、まさにこのことか(笑
そうして、近くの土産物店でガマの油(店主が言うには、何処よりも良く効く油だそうで。笑)を買って、
「さあ!今度こそガマランド!」
と走り出したら・・・ありゃりゃ!またもやナビは筑波山神社を指して来た。
うーむ・・・
渋滞の時は渋滞回避の道を確実に案内するほどの高性能ナビで、今までに一度たりとも道を間違えたことはなかった。
目的地の電話番号の入力ミスもなし。
なのに筑波山神社・・・何で?
自分達は呼ばれてる?筑波山神社に・・・
それとも、自前の初詣ばかりせず、たまには他をお詣りしろとの御仏の思し召し?
「ガマランドに行きたいのですが・・・」
と地元の人に訊くこと3回。
しかし、何れも
「ガマランド?」
と訊き返される始末。
マニアの間では超のつく有名スポットなのに地元民は知らないなんて~!
それでも何とか教えてもらって向かった先は、筑波山神社からエラく離れた場所だった。
筑波山の山道を走りながら
「もしかすると辿り着けぬまま終わってしまうかも・・・」
と不安に駆られたその時、目の前に広がったのはワンダーJAPANで見慣れた光景!
ワオ★
↑コレだ!コレ!コレ!
やっと着いた~☆
山の斜面を覆う散乱物の数々!
これぞガマランド!
↑願いガマ。
あのぅ・・・これって半跏像・・・?
如意輪観音のような・・・?
↑如意輪観音像(観心寺)
↑脇には薄暗い小屋があったので覗いてみたら、アヒルが数羽、とっても可哀想な状態で飼われていた(涙
「何処が小鳥園?何が自然とあそぼう?」
と、早くもツッコミ処満載。
↑ランド内のいたるところ、この手の看板だらけ。
↑さあ!いよいよガマランドのメイン、ガマ洞窟へ。
↑ちょっと中を覗いてみると、入り口からしてゴチャゴチャとして取りとめのない雰囲気。
使わなくなった人形や時計などを思いつくままに並べてみた・・・みたいな。
良く見ると「入場料の払い戻しはいたしません」の貼り紙が。
「何だこりゃ!金、返せ!」
と詰め寄られたことは一度や二度じゃないのだろう。
ちなみに、入場料は大人500円、子供200円。
それが高いのか適正なのか・・・・まあ、敢えて言うまでもないわな。
・・・で、ガマ洞窟と言いながらもコンセプトはお化け屋敷。
ショボイお化け人形がアチコチにぶら下がり、手作り感いっぱいの人形が置かれているだけ。
しかし中は暗く、せめて足元くらいは照らして欲しいもののそんな配慮もなく、突如エアーマットが敷いてあるわ、段差があるわで、ハッキリ言って危険、お化けの何倍も怖かった。
しかも、僅かな明かりを頼りに天井を見れば、鉄骨の柱と天井や壁の間に隙間が!完全剥離の状態!
元が老朽化した建物に先の大震災のダメージが加わったせいだと思うが、どう考えても営業許可が下りる状態ではないと見た。
「ヒョエ~!こんなところで死にたくないよ~!」
と足早に逃げ去った。
・・・と、命の危険すら感じつつ出口をくぐったら、何とそこは隣のドライブイン「ニュー三井谷」の食堂なのだった。
ガマ洞窟で遊んだ後は、此処でお腹を満たしてください・・・ってか。
ま~、良くも悪くも別世界だったガマ洞窟。
↑二階の遊び場には遊具がいっぱい。
しかし、どれも老朽化が激しく動かぬ状態。
このライドは東北新幹線の0系?
これが最先端だった時代もあったねぇ・・・
↑遊園地廃墟の趣き
↑何故かカメラ目線のキリン
↑神秘ガマの滝って、コンクリ流して色塗っただけじゃん!
佇むシマウマ・・・何でシマウマ?
とまぁ、最初から最後までツッコミどころだらけ、終いにゃ何が何だか分からなくなって来たガマランド。
「カオスだ!!!」
と下子カメは叫んだが、此処まで混迷すりゃ無にも近付こう。
うん、まさしくカオス。
ガマランドだけで疲労困憊。
この近くにある東筑波ユートピアにも行こうと計画していたが、そこまでの気力&体力は残っていなかった。
そうして、遅いお昼ごはんとカニを求めて、那珂湊おさかな市場に向かった。
↑津波の被害を受けたおさかな市場だけど、この看板は助かったらしい。
↑森田水産の回転寿司は美味いっす♪
↑津波の被害をリアルに物語る
それから、おさかな市場を後にして、この近くにあると言う上子カメの同期研修生の寺をお参りさせてもらった。
↑もの凄く大きな寺でビックリ!
何でも道場まであり、多数の職員を抱えているとか。
学生の文化祭そのまんまのノリのガマランド、筑波山神社、那珂湊の大寺、おさかな市場・・・と、本日も具&愚だくさんで満足。
那珂湊駅のおさむに会いたかったが、その気力すらガマランドに吸い取られてしまったのだった。
恐るべしガマランド。
ガマランド
ガマの油 買って来ましたか
そうそう『ガマの油』と言う映画見たことありますか
役所広司が初監督作品だそうです
ガマランド・・・おもしろそうですね!
筑波山までは行ったことあるのですが、そっちは知らなかったです。
洞窟とか、ぜひ私も行ってみたいと思います
ガマの油、買って来ましたよ。
ところで、ガマの油ってどうやって絞るのでしたっけ?
秘伝なのかな?(笑
役所広司監督の作品?
武士ものかな~
見たことないですね~
去年、一昨年と鹿島臨海工業地帯に行っていたのですが、工場萌えが続出する昨今のせいか監視が厳しくなりまして、今年はBスポに転向。楽しかったです。
筑波界隈にはこの他にも東筑波ユートピアやダチョウ王国があってBスポ盛りだくさん!
朝早くに出掛けて暗くなるまで居れば確実に3箇所は回れると思うので、今度Bスポ巡りツアーやります?
脱力加減が楽しいですよ~
ガマの油の製造方法が此処に出ています
本当かな~
ところで、カメさんのところでも何か製造して販売する計画でもおありですか
そーです!そーです!
思い出しました!
ガマが己の姿の醜さにタラーリとたらす油汗を集めてガマの油でした。
それじゃ、ウチではカメの油を販売しませう。
しかも肝油・・・飲めばたちまち酒豪になれる、夢のような肝油ざんす。
先日、薬膳ラーメン店がありまして食べてきました
メニューを見ましたらなんと
亀ゼリーパフェ
がああり、370円
おそる、おそる食べましたらこれが美味しい
中国産のゼリーだそうです
亀の甲羅が入っていると記してありました
ヌルヌル、ゼリーでした
今度一緒に食べに行きますか
インド料理店のそばです
亀ゼリーは随分と前から知っています~
何と、あの叶姉妹が宣伝したのですわ
「美容には天然コラーゲンタップリの亀ゼリーが最高!」
と・・・。
それからと言うもの、香港に行く日本女性が亀ゼリーを所望するようになり・・・一体、どれだけの亀が惨殺されたことか(涙
これはもう南京大虐殺に匹敵する社会的問題である!・・・と、カメ&子カメ達は激怒しちょります(笑
ヌルヌルゼリーなら「アレ」で充分♪
イチゴやバナナの香りつきだったりして~♪
(*`▽´*) ウヒョヒョ
いやあ、ロープウェイの駅から見えるあのガマガエルの坐像はインパクトありましたが、中がそんなんなっているとは知りませんでした(=^_^;=)。
珍妙なものといえば、1月3日に散歩にいったところで、「狛象」というのを見つけたんですよねえ。以下車中の会話。
「片方は鼻をあげていて、片方は鼻を下げている。阿吽の像なのか?」
「それはダジャレかっ」
いや、ダジャレじゃなかったんすけど・・・なんかうまくハマってしまいました(=^_^;=)。
「なんで象なんだろう」
「お釈迦さまのエリアには普通に象がいたからじゃないか?」
しかしなんで象が神使になっているのだろう。あ、お寺だったから神使じゃないのか。なんて呼べばいいんだろう。とりあえずはやっぱ狛象と呼んでいるのですが。
今年もよろしくお願いします。
そーなんです!ガマ大明神と名付けられた巨大ガマの下には、更にディープな世界が繰り広げられております・・・(汗
なぜ筑波にはBスポが多いのか?
それは、昔からの売りが「ガマ」ってところに「因」があり、Bスポは「果」なのではないかと・・・
ガマランドに行って、そんな考えが浮かびました。
ところで狛象!
白象は釈尊誕生の折に登場し、普賢菩薩や帝釈天の乗り物と、仏教では慣れ親しんだ存在。
なので、仏法を守る意味合いで狛犬や獅子のように象が配されるのでしょうかねぇ・・・
呼び方は・・・???
仏画や御仏の乗り物の象は「白象(びゃくぞう)」と呼びますが・・・