GW後半に足尾行きを計画していたものの、雨に祟られて頓挫。
なので今日、子カメ達と行って来た。
先ず向かったのは製錬所。
3月のオフ会以来の製錬所は、更に解体が進んでいた。嗚呼!
↑足尾の人気者、硫酸三兄弟。
↑足尾銅山のシンボルとも言える「足尾製銅」の文字。
↑この球体の設備はガスタンクだよね?
↑製錬所の中で一番高くて、一番重要な溶鉱炉がある棟。
入りたくて入りたくて、この目で見たくて仕方がない建物。
なのに、解体の魔の手は、とうとう此処まで・・・。
↑この建物の下部分に注目すると、本来あったはずの機械類がキレイに取り払われているのが分かる。
もしかすると、溶鉱炉棟よりもコチラの方が先に解体されるかも。
↑煙突は健在。
製錬所内の幾つかの施設は保存されるとのこと。この煙突は、きっと残されるのだろう。
あ、ちなみに硫酸三兄弟も残留確定組。
↑そして、製錬所向い側の「龍蔵寺」に行った。
つーか、カメが製錬所に夢中になっていた間に、子カメ達は境内に入ってお参りしていた。
流石は寺の子よのぅ。
↑旧松木村の墓石群。
鉱毒と大規模な火災により廃村に追い込まれてしまったのが松木村。
↑この様に俗名のまま葬られた墓が沢山あった。
貧しくて戒名をもらえなかったのか、それとも昔はこんなものだったのか。
↑龍蔵寺境内から見た製錬所。
↑それから、「鳥丼」を食べに鰻屋「川本」に行った。
鳥丼、うまいっ!
↑川本の廊下には、こぉんなレトロな鏡が!
カブトビールだって!
↑それから足尾駅に行って、連休中に塗られたはずのキハ車両を見に行った。
お!キレイになっとる!
でもまだ下塗りの段階だね。
↑2両あるキハの、下塗りされた車両と手付かず車両。
足尾歴史館の長井館長の計画では「燃えるようなあかがね色」になるらしい。
↑それにしても気になったのは、このボディの剥落。
前回来た時もこんなだったっけ?
もし、人為的なものだとしたら許さないからな!
以上、今回は時間がなかったので駆け足探索。
歴史館にも寄らずに帰って来てしまった。
それにしても・・・返す返す惜しいのは製錬所。
溶炉棟を失くした製錬所なんて・・・。
かつて(株)古河鉱業足尾鉱業所に勤務し、定年退職後は足尾銅山に関する著作物を出している村上安正氏は、このように述べている
「現在も足尾製錬所の施設は残っているが、産業廃棄物からの金属回収に一部施設が稼動しているだけで、他は放置されている。自溶炉周辺は無残な状態であり、わびしい思いにかられる。」
まったくだよねぇ・・・。