旧愚だくさんブログ

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足尾プチプチオフ会

2009年05月12日 | カメ的世界遺産・足尾

今日は今日も足尾に行って来た。

カメ、住民票を足尾に移す時も近いか!・・・なんつって。

今日の足尾組オフ会は、参加者も滞在時間もプチプチサイズ。
でも、楽しかったよね、1192さん、ね!ね!←脅迫

・・で、先ずは解体が進む製錬所レクイエムを・・。

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↑やがてなくなる溶炉棟・・・今のうちにシッカリと見ておかねば!

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↑シックナー

それから足尾歴史館に移動。
嬉しいことに長井館長ご在館で、また色々な話をうかがうことが出来た。
1時間ほどしてから1192さんは仕事のために帰られ、一人になったカメは、その後1時間の間、長井館長から「足尾のガイドをやってみませんか」と熱いラブコールを受け続けておった。
ご自分では「私は、歴史館のために何でもタダでやってもらう(つまり、無償提供やボランティアのこと)“タダの長井”と言われています。」と謙遜される館長だけど、いえいえ凄い人物との評判の方。
そのような方から請われるとは、カメ恐悦至極に存知たてまつります・・の心境。

それ以外にも、館長とは「足尾の歴史観」の話で熱くなった。

歴史教育で教えられる足尾とは鉱毒であり田中正造でしかなく、一時は世界的な鉱山王と呼ばれた古河市兵衛と古河の功績には全く触れられない。
つまり、足尾の影の部分だけ教え込まれ光の部分が何故か削られてしまっている。
確かに、鉱毒がもたらした深刻な被害を伝えて行く責務があるだろうし、急速な産業発展の影には何時も弱者の涙があったことを教育に織り込むのは、後世の教訓になるだろう。
が、しかし、そればかりと言うのは一方的過ぎやしないか?
足尾銅山、そして古河鉱業が、どれだけ経済に利潤をもたらしたか、そして産業発展に貢献したかを、鉱毒と共に伝えるべきだと思う。
カーネギーと並ぶ鉱山王とまで賞された古河市兵衛は、田中正造の直訴から一転して悪人にされてしまったのだ。

何て言うのか、この足尾ひとつを取っても日本人の自虐的歴史観が表れていると思う。
「つまらないものですが」と言いながら人に物を贈る国民性だから仕方がないような気もするが、もっと「良いところは良い」と認めても良いのではないかと思う。

・・・みたいなことを館長と話していた。
何てディープなんだ!

そして、門外不出の調査報告書2冊(文化庁と栃木県教育委員会のもの)をお借り出来た。

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此処には、あの宇津乃火薬庫の調査報告書が載っているのだ。マジで嬉しい。
コピーして大切に保存しよっと。
館長、ありがとうございました。

2冊の調査報告書を大切に抱えて歴史館を辞した後は、評判の「ますやのコロッケ」を買いにますや精肉店へ。

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↑これがますや精肉店。
シャッキシャキのおばあちゃん3人で切り盛りしている。

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↑調子に乗って15個も買っちった。ヘヘッ
ホクホクと言うよりはモッチリとした美味しいコロッケだった♪

さてと、歴史館の大切な本をお借りしてしまったことだし、また近々足尾に行かなきゃならぬなぁ~。エヘヘッ