民俗断想

民俗学を中心に、学校教育や社会問題について論評します。

NHKを見直しました

2017-06-21 11:38:22 | 政治

国会は閉会しましたが、加計学園問題は終わりません。まずは、NHKのクローズアップ現代+です。国谷さんをおろして、自前の女性アナウンサーを民放の女子アナみたいにそろえて放送する、ろくな番組ではないと思い見ていません。そこで19日に、未発表の文科省作成文書を報道したというのです。それで、文科大臣が翌日記者会見を開き、文書の存在を認めるという動きになりました。ここで問題にしたいのは、政府にとって不利になるような情報をよくNHKが報道したということです。おそらく文科省の役人からのリークがNHKにあったのだと思います。役人はよく握りつぶすかもしれないNHKを選んでリークしたものですが、おそらくそれは人間関係でしょう。絶対握りつぶさないという確信があったればこそ、NHKを選んだ。次に、文科大臣がよく公表したものですが、これは公表しなければ実名を出して記者会見するくらいの勢いが文科省の役人の間にあったのでしょう。文科省と官邸との対立は、抑えようがないところまでいっています。で、話にあがった萩生田官房副長官は、不正確な内容が書かれた文書だと、全否定したわけです。全否定というのが、自分のいうことは嘘だと証明しているようなものじゃありませんか。文書の出処が不明確が怪しい文書だからコメントできない、文書の存在が確認されれば内容が虚偽だという。では真実はどこにあるかといえば、私が言ってないというのだから、それ以上でも以下でもないと言い切る。都合の悪いことは全部嘘だといえばそれが通るとすれば、この国には真実はどこにも存在しません。権力者こそが真実だということになります。北朝鮮や中国を民主主義国ではないとかと、与党の議員はすぐ引き合いに出しますが、日本という国も負けないくらい独裁国家ではありませんか。そして、それが強化されようとしています。


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