ヤスジロウのdiary ♪

未だみぬ過去を探し求めたい

南岳西尾根から槍ケ岳

2011-05-05 | 山登り

11・5・3 Tue  5・4Wed

GWの後半は二泊三日で北アルプスの南岳西尾根から槍ケ岳~中崎尾根
を辿るコースに行ってきました。メンバーは 頼りになる相棒K君です。

 

 5月3日に鯖江を出発して新穂高へ。その足で槍平まで上がりお昼過ぎ
からテントを張って昼寝をしながら休養しました。翌日に備えて早めに
就寝しますが夕方から天候は雪になりました、、、

 

 

 

四日の 翌朝、6時に槍平を出発。南岳西尾根の末端に取り付きます。
初っ端から雪壁のような急登を強いられます。GWとは思えない雪質
の硬いこと、冷や汗タラタラです…僕には。

 

 

 

 

西尾根に乗って登ってゆくと、先ずはデルタ状岩壁が立ちはだかります。
ここはロープを延ばして確保しながら登りました。K君の厚意により僕
がトップを(^^)V

デルタ岩壁を過ぎるとしばし尾根が続きます。ルート自体は単調にみえ
ましたが雪質は硬く、表面には氷状の箇所も多くみえます。スリップは
そのまま谷底へと滑落だな。上の画像はマッチ箱を越える手前でのK君
と西尾根上部です。

 

 

 

 

 マッチ箱を難なく越えると次の核心部というべき長い長い雪壁が現れ
てきます。雪が柔らかければ何でもない雪尾根ですが今回はそうはい
きません。硬い雪が尾根を覆い画像の下部の方は急激に谷へと落ち込
んでいます。緊張・・・ 前の画像のココの部分。

 

 

 

 

雪壁を越えると後は南岳小屋へと続く雪稜を辿るのみです。ようやく
心に余裕が出てきました。ここまできたついでなので獅子岩の上から
北穂高をバックに一枚 

 

 

 

 

南岳の山頂(10:30)からは中岳、大喰岳と続きます。無雪期ならダラ
ダラとした何でもないコースですが、ここでも硬い雪に緊張を強いられ
ます。転んだら滑落停止をして云々、、、なんてそんなのは無理です、
とにかく転ばないようにと緊張感を持続させています。

 

 

 

 

大喰岳を越えれば槍ケ岳はもう目の前です。天候地形共に上々。ここに
きてようやく気分も盛り上がってきました。

 

 

 

ようやく槍ケ岳の山頂(13:50)に着きました。ここでも例年よりも多い
雪質と硬い雪で登降には予想外の緊張感が登山者が多いとはいえ鎖場
の鎖は埋まりフリーの雪壁部が長く、下降にはとても気を遣いました。

 

 

 

 

槍ケ岳を登った後は西鎌方面へと下って行きます。千丈乗越の手前から
飛騨沢へ下って、途中より本日のテント場予定の中崎尾根へと取り付き
ます。ここら辺りから雪質はみるみる腐ってきました。
午後には気温も上がったのと標高が低いのと斜面の向き等、先程までと
はいろいろと条件が異なるようです。

 

 

 

 

中崎尾根の中ほどの処でテントを設営しました(16:40)。展望は良いし
何といってもラジオが聴ける!これは僕にとっても嬉しい。ちなみに、
後ろに連なる山並みは弓折岳~双六の連なりです。

 

 

 

 

今夜の夕飯は前の山行でお世話になったNさんの「すいとん」を見まね
で作りました 具材は野菜やベーコン、ソーセージetcと適当に入れて
味付けを「信州みそ」で仕上げました。お味の方はとっても good! 
量の方も奮発して多めで

 その夜も20時に就寝、、、。

 

 

 

11・ 5 ・5 

早朝(4:10)にお湯を沸かす音で目を覚ましました。珍しくK君が早起
きをしていたのでした。仕方がなく僕も起きて朝食の支度を始めます。

 

 

 

朝食の「ネギラーメン」を食べて、その後にテントを撤収。奥丸山の
手前で日の出を迎えました。

 

 

 

 

中崎尾根からの展望は槍ケ岳から西穂高岳までがグ~ンと見渡せます。
展望の満足度に関しては評価が高いです、ここは。

 

 

 

 

中崎尾根を下って槍平を経由して新穂高に下山しました(9:40)。下界
では緑の景色が広がっています。仰げば笠ケ岳が遠く聳えているのがカ
ッコいいです(画像真中/やや右側の白くて小さいピーク)。

 

 

 

 

さっそく新穂高の温泉(ひがくの湯)で汗を流しました(六百円)。
ここの温泉は洗い場には屋根がありますが、露天風呂なので内湯は
ないです。雨天用でしょうか、傘もありますよ♪  
風呂につかりがら空を仰げば錫杖岳が。

 

 

 

 

 同温泉施設内にはこんなものまで!運転料二百円が必要ですが。ついで
に「ウマイ棒」も食べ放題。あとは明日からの仕事に向けて心を仕事モ
ードに切り替えるべくゆっくりと富山を経由して鯖江へ帰りました。

K君、ありがとうございました、&お疲れさまでした

 

今週のオマケ(^^)  ※ 歌の後の、ドラマに注目。     と、もう一つ(^^;  
                    僕もそう
思っていました・・・。