17・9・30 Sat
お天気に恵まれた週末です。朝起きて何となくバイクに乗ってな
んとなく橋上で佇み、ぼんやりと川面を眺めていたらこの浅水川
を辿って海まで走ってみるかなと思い立ちふらふらと出発(9:05)。
走り始めてしばらくの区間は僕が福井方面へ行くときのお決まり
コースです。北鯖江PA近くの鞍谷川出合を越えて橋立山の裾から
離脱してR8号と福鉄高架下を潜って堤防沿いを走ります。
しばらくで北陸街道との辻になります。福井市街へ行くときはこ
こから街道を進んで行くのですが今日は浅水川の右岸をひたすら
辿るのでそのまま直進。
三尾野町まで来ると少し気分が盛り上がってきました。ここらの
景色は僕が車の免許を取り立ちの頃に同級生とよく通ったのを思
い出します。そんな日野川出合です。
江端川の水門が目につく出合を越えて朝宮橋、久喜津橋と進んで
ゆくと一部ダート区間になります。
日光橋をCRで抜けてゆくと足羽川出合になります。対岸へは大
瀬橋から捲いて再び日野川右岸へと戻ります。
来るたびに思います、ここのCRは長閑で快適です。九頭龍川出合
の高屋橋までは気持ちの良い区間といえるでしょう。
この先にある河を渡ると坂井市になります。こんな時でないと走
ることのない道と、見ることのない景色が僕には新鮮。
布施田橋は好きな橋です。この橋をみると若い頃に三国の海浜公
園へピクニックに行ったのを思い出します。でも、隣りの新しい
橋が完成すればこの橋のある景色も消えるのでしょうね…淋しい。
そんな感傷に耽っている間にも川幅や見わたす景色は広くなってゆきま
す。角松敏生や今井美樹あたりを聴きたくなってきそう。
あの向こうの端っこの所が河口かなとか思いながら走っています。
ここら辺りは走ってても何やら退屈な区間です。
やっと三国が近くなってきた。
見えてきた。
竹田川との出合まで来れば河口も近いです。
サンセットビーチを横目に河口の突堤(エッセル堤)を詰めて行
きます。
この先へとバイクを入れるのは気が引けるので、ここを右岸を辿
るサイクリングの終了点としました。
素適なプジョー(かなり重いけど)。
帰りは坂井平野を抜けて福井駅前へ。Loftとや本屋をブラブラし
ていつもの北陸街道を通って帰りました(16:20)。
後日、ふらふらと走っていると”浅水川を遡ってみるのもいいかも
と衝動にかられ とりあえず行ってみることにしました。
中新庄町を越えた辺りから浅水川の堤防上の道を辿るのが難しく
なってゆきます。堤防の上に道が無かったり道があっても草でボ
ウボウ…
右岸がダメなら左岸から、またあるときは急がば回れをして遡っ
て行きました。福井鉄道南越線の浅水川橋梁を越えてしばらくは
堤防沿いを走ることが出来ました。
東運動公園手前でまたもや草ぼうぼうの砂利道になりました。
バイクで走れなくはないようなので強引に進んでゆきましたが、
脹脛が痒くなってきたような気がします…
宮谷辺りから上流を眺めてます。僕が小学生の頃の文室川はもっ
とスッキリした河原だったような印象があるのですがごらんのよ
うに草ぼうぼう…。
味真野から更に上流ではもはや草で水面さえみえない状態です。
この先しばらくの区間はバイクで川沿いを走るのは無理な様子。
文室集落に入ると景色にとけ込むような感じの流れになってき
ました。
僕の息子たちが産まれる前と後で幾度とお世話になった子安観音
です。昔のことがことさら懐かしい。
集落の最奥には五皇神社があります。御祭神は応神天皇、稚野毛
二派皇子太郎子、汗斯王、継体天皇の父彦主人大公の五柱を祀っ
ているそう。そうそう、四世紀頃はまだ「天皇」ではなく「大王」
だった、って何かで読んだような…そんなことを考えながら道路は
更に奥へと川に沿って延びているようなので行ってみます。
奥へと延びている道は舗道からダート道になります。午後の曇り
空と人気なさとが相まって何やら不気味な雰囲気を味わいながら
走りました…。
途中に大きな堰堤を見送って更に進んで行くとコンクリ舗装した
坂道になりました。左岸に小さな枝沢を見送ると舗装が終わり、
然程ゆくまでもなく林道は薮に塞がれてしまいました。
奥を覗けば径のようなものがつづいているようですが、プジョー
と一緒にゆくのは無理のようです。帰宅後、地図で確認してみる
と今回の終了点は標高230m付近のようです。浅水川の源流をみ
ることができなかったのは残念ですが此処で帰ることにします。
帰路の途中に再び五皇神社へ。ここ五皇神社の参道に沿って流れ
ている小滝の水源はこの裏山の沢から取水しているのですが、こ
の流れも浅水川に注ぎこんでいます。
意図せ不、浅水川を遡っていったら応神天皇へと繋がっていたこ
とに改めて気づきました。これも何かのお導きかもしれないな等
と勝手に解釈して参拝してから帰りました。
せっかくなのでお寄りで息子達と過ごした毫摂寺を絡んで走って
ゆきます。ちなみに近隣では稀なバットレスだとは思うのですが
どうだろう。
ついでに「水」つながりで若宮不動尊があるお清水と治左川にも
寄りました。ここの流れも浅水川へと注ぎこんでいますがとくに
五皇神社でのようなお導きは感じませんでした。
ものを辿ってのんびり走るのもいいですね。
今年は福井方面走ってないし、年内にもう
一度行ってみようかな・・・。悲願の永平寺も
まだ行けてないことですし(笑
永平寺はまだ来られてませんか、そうでしたか。
じつは道中のロケーションもなかなか素適なので、
のんびりを愉しんでみるのもいいかも
おススメですよ