ヤスジロウのdiary ♪

未だみぬ過去を探し求めたい

ジョーゴ沢から硫黄岳と裏同心沢

2022-12-17 | 山登り

22・12・14 Wed 

行きたかった北アルプスの天候がよくないので山域と内容を変更して八
ヶ岳でアイスクライミングへ。前夜発で美濃戸口へと目指しますが夜の
雪道と朝の渋滞とで遅めの美濃戸口からの出発(10:03)。南沢から行者
小屋へと辿るコースに踏み跡はありましたが中程で踏み跡の主が引き返
してきて以降は20㎏を越えるザックの重さに喘ぎながらツボ足ラッセル
で前進…、ようやく小屋に到着(15:20)した頃には膝までの積雪となり
僕達はすでにヘロヘロに仕上がってしまいました…。なので今日の行動
はここで終えることにして幕営。コンロを使っても寒すぎるテント内の
状況に、何だか冬山に向かう自信がグラつきそう…。

 

 

 

 

22・12・15 Thu  

今日はジョーゴ沢でアイスクライミングです。行者小屋(6:40)を発ち
赤岳鉱泉(7:40)を経てジョーゴ沢へ。入門ルートとはいえクライミン
グが苦手な僕にはなかなかキビシイ…、でもこれはこれで楽しい♪

誰も居ない閑なジョーゴ沢で氷の感触を楽しんだり足の運びを教わった
りしながら下部の滝群を越えて左俣にある大滝を目指して登ってゆきます。

 

 

 

 

 

岩稜に挟まれた小滝を越えると二俣(11:07)になり、僕たちは左俣にあ
る大滝(11:35)までやってきました。まだ若かりし僕が会のメンバーと
四人でピッケルやらバイルやらを駆使して若さと勢いでここを乗り越えて
いったあの頃が懐かしく思い出されます。あれから20年余後の今、まさか
自分がこうして再訪することになるとは思ってもいなかっただけに何だか
感慨深いものがあります。

 

 

 

 



ボンヤリした視界と相応の寒風が吹きまくるジョーゴ沢の中、ここで追
いついてきた後続パーティーは引き返してゆくようです。再び閑な大滝
の前で引き返すか稜線へと抜けるかを悩みつつも意を決して稜線へと抜
けることにしました。とはいえ全く歯の立たない僕に代わってⅠ垣さん
のリードでここを乗り越えてジョーゴ沢の源頭へ。

 

 

 

 

 

大滝を越えて風を遮るものがない源頭の斜面の広がりを登り詰めてゆく
と強風に撫でられて休憩のとりようもないので歩き続けました。大滝終
了から1時間で稜線に立つと風により身体が持っていかれて真面に歩けな
い状況なので四つ這いで前進してケルンの陰で暫し休みます。ケルンの
有難さを感じながら硫黄岳(13:25)へ。誰がいるはずもない稜線を辿っ
て赤岩ノ頭(13:43)に辿り着いてようやく休むことができました。あと
は樹林帯を下って赤岳鉱泉を経て行者小屋(16:31)へ。
夕食時にテント内の生卵が凍ってゼリーみたいになっていたのに驚きな
がら食べたカルボナーラが疲れた身心にとても沁みました。

 

 

 

22・12・16 Fri 

三時半に起床…眠い。下山日の今日は7時に赤岳鉱泉でN尾さんと待ち合わ
せて3人で裏同心沢へ。赤岳鉱泉のあたりで既に風が吹いており今日もなん
だか天気が悪そうです。昨日の内容を教わりながら氷瀑を登りますが、その
内容を成果として活かせないままに時間ばかりが過ぎてゆきます…トホホ💦

 

 

 

 

そうして誰も居ない裏同心沢でそれなりにアイスを楽しんでいると後続の
パーティが追いついてきました。Ⅰ垣さん、N尾さんの登りを眺めながら
ツボ足ラッセルを交えつつ裏同心沢を遡ってゆきます。

 

 

 

 

 


F5(10:20)に着いた頃には更にもう1パーティが追いついてきて賑やか
になりました。ここはN尾さんのリードで突破です。アックスを刺して
抜いた途端、その穴から水が溢れてきたのには驚きました。

 

 

 

 

F5で氷瀑は終わり後は下降路である大同心稜(1250)へと向かいます。
他のパーティーも本日の状況では継続登攀は止めて下山するようです。
帰りは新雪でフカフカの大同心稜を下りて赤岳鉱泉(14:30)へ。そこ
でまたこの三日間の重荷を担ぎ直して赤岳山荘の駐車場(16:14)へ。
そこからはN尾さんの車に同乗して美濃戸口へと下山してお風呂と食事
をしてからN尾さんと別れて帰宅しました。

今回も皆のおかげでこうして冬山を満喫することができました。そんな
日々にただただ感謝です。ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

翌日は池長SCの部活メンバー達と桜ケ池でのんびりと練習をして
過ごしました。ここのオートビレイが楽しすぎでした 


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