ヤスジロウのdiary ♪

未だみぬ過去を探し求めたい

剱岳・早月尾根 2019

2019-11-24 | 山登り

19・11・23 Sat 

四年ぶりとなる11月の早月尾根を登ってきました。メンバーはsさんwさん
僕の三名です。閑散とした馬場島駐車場を7時半過ぎに出発。
そうそう、登山口前で石川のIちゃんパーティとの出会いがありました

 

 

 

急登と重荷に加えて、気温が高めなので、もぅ暑くて堪りません。積雪の
少なさと、暑さを思うと、今回の早月尾根のルート上でワカンを使うこと
もないだろうと思い早々に登山道の脇に置いてゆきました。

雪景色を感じたのは1800m辺りからでしょうか、、、黙々とトレースを辿
って早月小屋に到着(11:44) 

 

 

 

2450mの幕営予定地に到着(13:20)。しかし積雪が少なく藪が露出して
いる状態なので一段低地にある台地にテントを張りました。ここは昨年に
も登ったsさん達が幕営した場所です。

その後、夕飯までには時間に余裕があるのでピークに腰を据えて立山や富
山湾など周囲の景色を眺めながら日当ぼっこをして過ごすことにしました。

 

 

 


↑画像:Iちゃん提供

Iちゃんパーティが上がってきたので、僕たちのテントに並んでここで
一緒に泊まることになりました。剱岳の夕照に気をかけつつ、テントに
入り夕飯の支度にとりかかります。時折、外を覗きながら過ごしている
と剱岳の雪衣がそれまでの橙色から仄かなトキ色へと染まるのでした。

 

 

 

さて、sさんが作ってくれた鳥野菜鍋で体が満たされると代わりに
眠気がムクムクと這いだしてきました。
今夜は冷え込みもなく穏やかな夜になりそうです、19:30就寝

 

 

                            

 

 

 

19・11・24Sun  

三時起床で目覚ましが鳴りました、、、きこえないふりをして
そのまま寝ていたら30分オマケで寝ることができました

朝食にはラーメンを食べて、五時半過ぎに幕営地を出発。いつ
もなら冷え込みのキツイ時間帯ですが、アレレ、寒くない

 

 

 

 

富山湾の夜景を背にして山頂へと延びるトレースを追ってゆきます。

 

 

 

鎖場を越えた辺りからクラストした雪面となり緊張感がでてきました

 

 

 



下山時はここでロープ使用だな、とか思いながら早月尾根の核心部を
慎重に登ってゆきます

 

 

 

別山尾根と合流すると圧迫感から解放されて、眺望も全開
初雪景色の早月尾根となったwさんも大満足、かな

 

 

 

 

剱岳山頂目前

 

 

 

振り返る景色は何度来ても素晴らしい。

 

 

7:40 剱岳山頂にて。しばらくするとⅠちゃんパーティも到着、
喜びを分かち合いました♫

11月の山頂なのに、あれれ、、、今日は寒くない

 

 

山頂から見る「影剱」です、光線の収束感が良い感じ♫

こないだ行った立山本峰方面の眺めです。下山時は山頂に居た単独行の
二十歳の青年と共に下りました。

 

 

 

青年よ、剱を仰ぎ何をおもう。

テントを回収した後は、下るしかない早月尾根をただただ下ってゆきま
した 13:30 暖かな馬場島に到着です。

 

 

 

sさん、wさん、今回もよい経験をさせていただきました。

ありがとうございました♫

 

二月から三月にかけて、魚津はやまへ行きたい気持ちと闘った。
小坂がいまでも雪の中で眠っていることをおもうと前穂へ出掛け
て行きたくてたまらなかった。