あたらしくない仕事にも、僕らの未来はあると思うよ。ただ、そこにあたらしい発想やあたらしい工夫は必要だと思うけどね。実は未来って今だったりもする。
黒夢
AVBD-91953
13 JUN 2012
http://kuroyume.jp/
やりたいことが全てやれるほど世間は甘くない。これをやりたい。でも、これをやるためにはこうしなければならない。わかってないなあ。それじゃあ意味ないじゃん。ならやめようか。それでもやろうか。
武道館ライブが終わった深夜にシークレットライブを行うこと。その事実には意味がある。でも、ただそれだけ。そういうメッセージが込められたDVDだね(笑)。アーティストとオーディエンスの意識は、少し違うところにあるのかもしれない。それでもファンは理解しようとする。それでも理解できない人がもっと別のところにいるわけだ。
こういうことが続くと、また黒夢は終わってしまうよ。
東京R不動産
6 MAR 2010
太田出版
Amazon.co.jp
「初台駅徒歩5分。改装OKアパート。空き部屋が、今ではデザインで埋まっている。」
という本を読みました。「デザインで埋まっている」というフレーズがとても気に入りました。デザインというものの本質を見事に突いています。今ある状況を的確に把握すること。その状況を活かす手立てを考えること。モノの置き方や並べ方だって立派なデザインです。この感覚がわかる人とは、多分仲良くなれると思います(笑)。
昨年末あたりから会社の共用棚整理委員会というのに加わって活動していました。作業効率を上げるための職場環境改善を目的とした委員会です。メンバーのみなさんが一生懸命努力した甲斐があって、その効果はある程度結実したと思っています。この活動を単なる設計室の掃除と捉えている人がいたかも知れませんが、自分はただひたすらデザインのことを考えていました。さて、この現実をどう受け止めればよいのか。そして、何をすれば良いのかと。
ピッカピカの新しいものを生み出すこと以上に、使い込まれた現実を受入れるために試行錯誤を繰り返すことに価値がある。これが今の時代感覚なのかもしれません。そうだよなあと思う方は是非ご覧くださいな。デザインの奥深さを実感できます。
東京R不動産
http://www.realtokyoestate.co.jp/
UEFA EURO 2012 グループD
2012年6月16日(土)1:00キックオフ
ドネツク(TBS録画)
ウクライナ 0 - 2 フランス
雷雨で中断というアクシデントがあったけど、ウクライナがホームの大歓声を受けて躍動した。黄色いユニフォームを見ると、どうしてもAXISを思い出してしまうので、どちらかというとウクライナを応援してしまう。シェフチェンコも健在だ。
イングランド戦でその予感はあったけど、フランスは完全に復調してきている。リベリーはキレキレだし、新しいタレントも出てきている。解説の金田さんが絶賛していたメネーズが先制点を決めた。 その軽やかなボールタッチは、実にフランスらしい選手である。続けざまにキャバイエが2点目を決めたところで、試合はフランスのものとなったようだ。点の取り方、取る時間がとても良かった。選手交代を駆使してゲームを終わらせたブラン監督の采配も堅い。
かつてW杯とユーロを制したフランスは、前回W杯で世界中に醜態をさらけ出してしまった。どん底からの復活と言うのは簡単だけど、一度栄光を手にしただけに、その道程は想像以上に難しいだろうと思う。それでも成し遂げなければならないのだから、強豪国に課せられる使命というのは大変なものだね。
UEFA EURO 2012 グループC
2012年6月15日(金)1:00キックオフ
ボズナニ(TBS録画)
イタリア 1 - 1 クロアチア
スペインとの第1戦がとにかく面白かったので、俄然期待が高まるイタリアである。とは言え、FIFAランキングはクロアチアの方が上なのね。知らなかった。
序盤はそのイタリアが主導権を握っているように見えたけど、クロアチアもサイド攻撃に活路を見出す。イタリアの3バックの外からセンターリングを繰り返すという、シンプルながら効果的な戦略だ。ただそれでもやはりチャンスはイタリアの方が多い。バッジョやデルピエロ、トッティといったかつてのタレント頼りの攻撃ではなく、中盤に人数をかけてパスを繋ぐという、およそイタリアらしからぬスタイルのおかげか。
ピルロのFKが決まった瞬間、解説者が絶叫したフレーズがいかしてた。新生アズーリ、しかし決めたのは33歳!それにしても、無回転のブレ球ではなく、緩やかに弧を描いた美しいFKであった。勢いやパワーで圧倒するのではなく、技術とセンスで勝負する、実にベテランらしいプレーだ。素晴らしい。
いろいろなところで「世代交代」が叫ばれているけど、自分もその必要性を強く感じている。AKB総選挙でマリコ様が言われた通りです。場所によって置かれる立場は違うけど、できれば自分は下を潰しておいた方が良いかなあと思っている(笑)。
UEFA EURO 2012 グループB
2012年6月14日(木)1:00キックオフ
リビウ(TBS録画)
デンマーク 2 - 3 ポルトガル
オランダに勝ったデンマークとドイツに負けたポルトガルとの対戦。試合開始から地味に戦うデンマークであったが、それ以上に何だかパッとしないのがポルトガルである。チームのまとまりがないねえ。そんな感じで見ていたら、ペペとポスティガがものすごいゴールを一瞬で決めてしまった。そしたら今度はベントナーが美しい展開から1点を返す。あれ?どうしたの?いきなりゲームは加速する。予想外の撃ち合い。
もちろん、クリスチアーノ・ロナウドやベントナーは超一流のスター選手なわけだけど、こういう突出した選手がいるチームというのは、決して幸せなことばかりではないような気がする。良くも悪くもスター選手に目が行くので、チームバランスに微妙な影響が出てしまうと思うのだ。かつて「スターはいらない」といったどこかの国の代表監督がいたけれど、その気持ちもわかるような試合であった。
解説の金田喜稔さんも思わず笑ってしまう、松井大輔の選手目線コメントが面白かったね。
UEFA EURO 2012 グループD
2012年6月12日(火)1:00キックオフ
ドネツク(TBS録画)
フランス 1 - 1 イングランド
面白い対戦が続くねえ。復活を懸けた両チームの対戦とあっては、そりゃあ期待してしまう。特にブラン監督が率いるようになってからのフランスは、完全に復調してきているようだ。クラブで絶好調のベンゼマやリベリーがいるだけでも、イングランドより分がありそうだ。
しかし、前半は期待を裏切られた試合展開。ルーニー不在で攻め手を欠くイングランドは特によろしくない。後半になってようやく動き出した選手達だったけど、試合の重さは相変わらず。さらに選手交代で何とかしようとするのだが、結局最後まで動かすことができない試合であった。その責任は多分にイングランドにあったと言わざるを得ない。というわけで、どちらも復活を宣言できず。まあ、フランスには可能性を感じることができたけど。
もちろん、面白い試合ばかりではない。期待が大きいと落胆も大きい。でも、それもサッカー。
FIFAワールドカップ・ブラジル大会 アジア最終予選 グループB
2012年6月12日(火)19:00キックオフ
ブリスベン(EX)
オーストラリア 1 - 1 日本
ユーロを見たからといって、スペインやイタリアと日本を比べてもあまり楽しいことはない。日本は日本で良いところがある。アジアのサッカーがどうのこうのと今ここで言ってもやはり楽しくない。W杯予選という真剣勝負を純粋に楽しむ。それが正解。
帰宅して後半からのTV観戦。前半はホームのオーストラリアがペースを握っていたようだけど、後半は日本のパス回しが随所に見られた。ペナルティエリア付近でのパス回しは確かにワクワクしたけど、もうひとつ早いフィニッシュがあっても良かったような気がする。敵も見方もどんどん人が密集してきて、あれじゃあシュートコースが見つからないでしょ。
お互い1点ずつとって1人ずつ退場者を出した。そういうことも含めて、アウェーで引分というのは悪くない結果だと思う。判定に対してブツブツ言うのも嫌だし、それはそれで楽しんだ方が良い。最後のFKを蹴らないで試合終了だって。時間が来たらセットプレーの前でも笛を吹く審判がいるというのは何かで読んだことがあったけど、本当にあるんだね。
そういえば、オジェック久しぶりに見たわ。
UEFA EURO 2012 グループC
2012年6月11日(月)1:00キックオフ
グダニスク(TBS録画)
スペイン 1 - 1 イタリア
3バックのイタリアに1トップを置かないスペイン。最新の戦術を演じる最強の選手たち。面白くないわけがないでしょう。特に脱カテナチオを掲げた新生イタリアに注目したい。サイドを高く上げたシステムと前線からのプレスが功を奏して、スペインのパス回しに少なからず影響を及ぼしていた。
後半に入ると、スペインらしいワンタッチ・パスが見られるようになったけど、そこはイタリアを舐めてはいけない。可憐なリズムを崩すがごとく、ズシズシと突進していくイタリアの守備。結局は守備なのかといえば、カウンターからの攻撃も繰り出すのだ。いやいや、こんなに面白い試合をするイタリアは久しぶりに見たような気がする。
この試合、両チームとも好きな選手は背番号21を付けている。アンドレア・ピルロとダビド・シルバ。そしたらその二人がそれぞれアシストを決めた。少しでも遅れればオフサイドという、どちらもタイミングが全てのスルーパス。思わず「オオッ!」と叫んでしまう。あくまでゴールにではなくパスにである。素晴らしいパスは、時にゴール以上に美しい。