明治安田生命Jリーグ・ディビジョン1 第31節
2017年10月29日(日)16:00キックオフ
エディオンスタジアム広島(DAZN)
サンフレッチェ広島 0 - 1 浦和レッズ
興梠
ラファエル シルバ 長澤 柏木 武藤
青木
宇賀神 槙野 阿部 遠藤
西川
前回の対戦から指揮官が代わってシステムも代わった。浦和はタイトルから遠ざかり、広島は残留争いに巻き込まれている。かつてのような白熱のミラーゲームは、もはや期待できない。しかしこの両チームから根深い因縁が消え去ることもない。お互い複雑な気持ちを抱いてピッチで向き合うことだろう。それにしても、一体何が起こったというのか?昨シーズンもしくは今シーズン序盤まで、3-4-2-1という特異なシステムは、少なからずJリーグにおいて機能していたはずである。その終焉は突然訪れてしまったのか。
ボールは保持するものの攻め手が一向に見えない浦和は、それでも我慢の時間をやり過ごす。失点を避けるという意識統一は、徐々に強固になりつつあるようだ。前半はそのまま終了。後半もじっくり時間が過ぎて行く中で、チャンスをモノにしたのは、遠藤からのクロスに合わせた長澤のセンスあふれるボレーシュート。交代の準備をしていた堀監督は、これを見て迷わず長澤をピッチに残す選択をした。この機転がその後のゲームコントロールにも大きく貢献することとなった。
ラファエル シルバ
梅崎 長澤 矢島 ズラタン
青木
宇賀神 槙野 阿部 遠藤
西川
2列目をリフレッシュして最後に守りに入った浦和は、なんとか逃げ切ることに成功した。この結果は、西川の復調に寄るところも大きい。一時は完全に調子を落として、日本代表からも外れることとなったが、徐々に本来のプレーを取り戻しつつある。チームにたったひとつしかないGKというポジションは、気持ちの調整が難しいだろうなあと思う。それにしても、ズラタンの使い方はこれで良いのか?堀監督に対する唯一の疑問である。