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J2 熊本 vs 横浜C(うまスタ)

2013-11-17 | J2

Jリーグ・ディビジョン2 第41節
2013年11月17日(日)14:00キックオフ
うまかな・よかなスタジアム
ロアッソ熊本 0 - 1 横浜FC


以前、なでしこリーグのRFC(現在九州女子サッカーリーグ所属)を応援していたことがあって、いつか行きたいと思っていた熊本ですが、念願叶ってようやく来ることができました。熊本空港でイマノ氏と落ち合って、一路うまかな・よかなスタジアム(すごいネーミングだ)へ。しかしまあ寒いです。九州は暖かいものだと勝手に思い込んでいただけに、これは予想外の寒さでした。

昨晩TV観戦した日本vsオランダの記憶が残っていたこともあって、J2の18位と13位の試合は、今日の気温よりさらに寒く感じました。どっちもどっち。特に攻撃に関しては双方まったく工夫が感じられず、ゴールどころかチャンスの気配すらないまま前半終了。ハーフタイムにくまモンが登場しようが、この寒さは一向に収まりそうにありませんでした。

ところが後半途中、今シーズン限りで引退を表明している熊本の北嶋秀朗がピッチに立つと、ようやくうまスタに熱気が出てきました。対する横浜FCは永井雄一郎を投入して応戦。これで両チーム共に攻撃の核ができたようで、あわやというチャンスの応酬が始まりました。トップを張る北嶋、下がってボールをさばく永井。もはや全盛期の活躍は期待できませんが、まだまだ観客を沸かすプレーを随所で魅せてくれるあたりは流石です。

試合終了の笛が鳴ると、永井は真っ先に北嶋へ歩み寄って声をかけました。同学年のベテランFW2人が、この寒い試合を立て直したことは明らかで、そういう選手がまた1人ピッチを去る寂しさを実感したのでした。そして、柏レイソルと浦和レッズ、各々のタイトル獲得に君臨したスター選手の晩年の活躍を、遠く熊本の地で観ることができた幸運に、ただただ感謝しました。

引退会見で北嶋は「熊本に来て良かった、ここで引退できて良かった」とコメントしています。柏の象徴であった選手が、ここ熊本で何を想ってプレーをしていたのか?試合が始まる前、熊本の選手はホームのゴール裏に一列に並んで、サポーターと一緒に歌を唄います。その時だけ一瞬、スタジアムが日射しに照らし出されました。それはそれは素敵な光景でした。なるほど、北嶋はこのことを言っていたのだなと思いました。どこへ行ってもサッカーと、そして感動がそこにあるのでした。

PS
横浜FCを退団する永井雄一郎は、現役続行を宣言しました。

            
            

コメント
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