藤田晋
31 MAR 2005
アメーバブックス
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「会社が始まってしばらくすると、私は週に110時間労働を目標に掲げ、日高にもそれを伝えました。「週に110時間ということは、9時に出社するだろ、そして深夜2時まで仕事する。それを平日5日間。あとは土日に12時間ずつ働くと110時間だ」と私。「オッケー。どうせ今もそのくらい働いているからな」日高は明るい声でそう答えました。」
という本を読みました。今更ですが、電子書籍が出ていたので、iTunes Storeで購入してiPhoneで一気読みしました。紙には紙の良さがあるし、データにはデータの良さがある。そういう感じで、電子書籍に対する抵抗は以外とありません。起業すること、会社を作ること、社長になること、そういうことが目標になるんだなあというのが正直な感想です。事業内容をどうしようかと悩むくだりは、かなり違和感を覚えました。 やりたいことがあって起業するわけではないのね。そういう違和感はともかく、すごい人だとは思います。まあ、こういう人でなければ、社長なんて勤まらないのでしょう。週に110時間働くかどうかはともかく、仕事に対する熱意は見習うべきものがあります。文章も上手いし、表現力もあるし、物語としても楽しめました。