football smile

the days turn into months and years

執念

2011-10-10 | music

NHKで放送された「執念~小澤征爾76歳の闘い~」を見ました。音楽ホールの改修設計を担当していなかったら、おそらく気にも留めなかった番組です。この仕事をしている限り、自分はいろいろな世界とつながっていられるのだなあと思います。CDを買ったり、コンサートへ行ったり、日常生活が少しだけ変化します。なかなか良い仕事です。

誕生日を祝って、チャイコフスキーの弦楽セレナードがハッピーバースデイへ変わるという楽団員の粋な計らいだとか、楽器を持っているため拍手の代わりに足を踏み鳴らす習慣があるとか、普段知ることがないオーケストラの日常が垣間見えた気がしました。まったくもって縁がない世界なので新鮮です。

サイトウ・キネン・フェスティバルの最終公演を終えて「最高の舞台だった」とスタッフに感謝の言葉を述べ続けたというくだりが印象的でした。世界のオザワだって感謝の気持ちを忘れないのです。来年はサイトウ・キネン・フェスティバルを観てみたいなあ。

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