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the days turn into months and years

J1川崎vs神戸(等々力)

2005-11-12 | J1
Jリーグ・ディビジョン1 第30節
2005年11月12日(土)16:00キックオフ
等々力陸上競技場
川崎フロンターレ 3-1 ヴィッセル神戸

朝まで降っていた雨も上がり秋晴れの空がまぶしい土曜日の昼下がり。サッカーの神様からもらったチケットを握り締めてやって来たのは、今シーズン5度目の等々力陸上競技場です。今年はいまだここで川崎の負けを見ていない(3勝1分)という、もしかしたら私が神様ではないかと思ってしまうような相性の良さ。今日も期待が膨らみます。

普通S席というのはどこのスタジアムでもメインスタンドにあるものです。しかし等々力ではバックスタンド上段にそれがあります。ご存知の通り、かつてヴェルディ川崎(懐かしい)全盛期に改修工事を行ったため、メインスタンド以外に屋根がつくという非常にイレギュラーな構造となったためです。バックスタンドの方が立派になっちゃった!ってわけです。まあ確かに見やすいけれど、ちょっと不思議な感じです。

最下位神戸は予想通り積極的に攻めてきます。もはや欲しいのは勝点3のみ。とにかく勝たなければならない状況では悠長なことは言ってられません。播戸竜二と平瀬智行の2トップに期待ができるのかどうかは多少疑問ではありますが、とにかく点を取るぞという気迫は伝わってきます。一方の川崎ですが、心配されたDF陣も久しぶりに周平が復帰していつも通りの3バックがそろいました。ボランチの原田も頑張っています。谷口、久野がいなくても大丈夫。思えば我那覇が負傷した時は黒津が立派に代役をこなしていました。バックアップの選手を充実させることは、強いチームを作るために欠かせない要素です。こういう面を見ても川崎のチーム力は確実にステップアップしていることがわかります。

どちらも決め手を欠きつつ、どこかドタバタした印象を受けながらゲームが続く中、川崎がFKから2得点。決めるべきところを確実に決めるのはさすがです。改めてアウグスト上手いです。FKもそうですが、左サイドはオレのモノと言わんばかりに縦横無尽に支配しています。サポーターのアウグスト・コールに合わせて踊っています。もうノリノリ状態。そんな彼は私と同じ歳です。

が、しかし後半になると神戸が反撃。播戸がヘッドで決めると流れは神戸へ傾きぎみ。それを受けて川崎はカウンター狙い。憲剛のスルーパスが裏のスペースを突く。次の1点が大きいのはどちらも一緒。ここで神戸はいよいよ三浦淳宏投入で勝負に出ました。改めて三浦淳も上手いです。華麗なボールさばきを見せてくれます。なんだか白熱してきたゲーム終盤、原田のスルーパスに追いついた我那覇はシュートを撃たずに余裕でジュニーニョに折り返し。これを難なく決めて勝負あり。そしてそれは神戸に降格マジック1が点灯した瞬間でもありました。

ロスタイムに入ると関塚監督は、今シーズンで現役引退を表明している相馬直樹をピッチに送り出しました。これにはグッときましたね。川崎に来てからはケガで思うようなプレーができなかったようですが、日本代表としてフランスW杯に出場した選手がチームへもたらした影響は決して少なくなかったと思います。ベテラン選手の引き時というのは、いつも心にずっしりと響きます。

そんな感動を胸に帰宅して今度はG大阪vs浦和をビデオ観戦。浦和敗戦。優勝争い脱落。こちらも心にずっしりと響きましたとさ。

コメント
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