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the days turn into months and years

L1浦和vsバニーズ(駒場)

2005-10-09 | nadeshiko
Lリーグ1部 第17節
2005年10月9日(日)13:00キックオフ
駒場スタジアム
浦和レッズレディース 6-1 宝塚バニーズ


ゲートを抜けるとそこには緑の芝が広がります。その瞬間、日常はどこかへ吹き飛んでしまうようです。

朝起きると雨が降っていましたが、観戦をあきらめる気なんて元からありませんでした。駒場のバックスタンドなら雨に濡れずに観戦できるし、何しろ中断期間も含めて3ヶ月ぶりのホームゲームです。この試合を見逃すわけにはいきません。相手は、前節ベレーザが9-0で勝っている最下位バニーズです。「絶対負けられない戦い」っていうのは、何も日本代表ばかりに課せられるものではないのです。当然のことながら。

中盤をダイヤモンドに置く4-4-2の布陣。DFラインを高い位置で保っていられるのは、GK山郷のおかげでしょうか。何かDFが5人いるように見えます。守備範囲の広さと声の大きさで守備陣を統率しています。守護神の復帰は思った以上に大きいようです。

前半は北本の1点に終わりましたが、チャンスはかなり作れていたと思います。それも場当たり的なものではなく、チームとして攻撃の形が明確にできていました。中でも前節からスタメンを張っている法師人の動きが良いです。小さい体でも相手に負けていないし、スピードで抜け出すと確実にチャンスに絡んでいます。右サイドは完全に支配していたと思います。

ゴールラッシュを期待して始まった後半、早速見せてくれたのは安藤です。やはりフィールド上ではひとり別格のような気がします。敵味方に関係なくスタジアムがどよめく瞬間というのがありますよね。「おお~っ」とか「すげ~っ」という歓声の中心にはいつも彼女の華麗なプレーがありました。本当にすごい選手です。かっこいい選手です。光り輝く背番号10はこの日も健在でした。

この日もうひとり、注目すべき選手を見つけました。東アジア大会のなでしこジャパンにも選出されていた北本綾子です。ヘディングで決めた先制点もさることながら、実にFWらしい動きというか働きをこなしていました。「すごく上手くなったなあ」と感心して見ていました。これからもっともっと点を取って、立派なストライカーになってほしいものです。

結局終わってみれば6-1の快勝。1失点が悔やまれますが、ともかく結果が出たことが何よりです。特に北本、保坂、若林、安藤と攻撃陣が全員得点を決めたことを、残りの試合に向けての自信につなげてくれたらと思います。

先日、「女子の試合見て面白い?」と聞かれました。答えは、「すっごく面白いよ」です。

コメント
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