谷口建築設計事務所
MAR 1999
S+RC / +4F-1F / 4,030m2
https://www.tnm.jp
谷口吉郎設計の東洋館で開催されている展示を見てから、次に足を運んだのが谷口吉生設計の法隆寺宝物館でした。これはもちろん素晴らしい建築なわけですが、こういう建築を見て感動することはなくなりましたね。どちらかというと、東洋館の方が好きだし、渡辺仁設計の本館はもっと好きです。まあ比べるものではありませんが、時代とか歴史を纏った建築の奥深さや重厚感みたいなものは、侮れないものだと思いました。
何はともあれ、法隆寺宝物館1階の暗闇に林立する観音菩薩立像は圧巻ですぞ。
東京国立博物館 東洋館
特別展
6 NOV 2019 〜 9 FEB 2019
https://www.tnm.jp
前から行きたかったトーハク(この愛称どうなの?東京国立博物館のこと)へ。開館時間に合わせて上野に到着しましたが、そこそこ混んでいました。渋谷や原宿ほどではないにせよ、久しぶりにやって来た上野の盛況ぶりに驚きました。
照明が絞られた暗い館内で、紀元前に創作された美術工芸品を眺めるというのは、なかなかの現実逃避感を味わえるものです。古代文明へタイムスリップ。時代を超えたそれらには、確かにデザインというものが存在していました。そしてそれは、いつの時代も大切なものであったという事実に、妙に納得させられたのでした。デザインといえば、この展覧会のポスターは傑作!
また渋川の現場です。今日はゲストが沢山来ました。懐かしい顔も見られました。みなさんが帰った後、ヤマハサウンドシステムのトダさんが声をかけてくれました。「天城越え、聴きませんか?用意してあります」貸切状態の大ホールで一人「天城越え」を聴いていたら、何故だか泣きそうになりました。泣かなかったけど。
また渋川の現場です。音響設備が整ってきたので、試しにスピーカーを鳴らすことになりました。現場代理人さんに「何かリクエストありますか?」と聞かれたので、師走の渋川には演歌が似合いそうだなあと思って「天城越え」と答えたら、相手にされませんでした。やっぱり、ベートーベンだったかな。
師走の横浜で会議に出席。準備不足で心配していたけど、何とか乗り越えたぞ。そして、いつものコースを歩いて帰る。どんより空から小雨がパラつくあいにくの天気だけど、それでも横浜は絵になるね。
というわけで、本日のBGM。
Snow Borne Sorrow/Nine Horses
Origin Of Symmetry/Muse
Yield/Pearl Jam
認定コンストラクションマネジャー(CCMJ)になりました。3年前に取得した認定ファシリティマネジャー(CFMJ)に続いて、2つ目のマネジメント資格になります。どんだけマネジメントするんだよ!って感じです(笑)。正直、50歳を過ぎて、親父が死ぬの死なないのという時に試験勉強をするというのは、かなり惨めなものでした。まあ、時宜ということもあるのでしょうが、若いうちにちゃんと勉強しておいた方が良いですよ。何はともあれ、これから会社のために活かせるように頑張ります。
ベルンハルト・シュリンクの「朗読者」という小説にこんな一文があります。
「正しいタイミングを逸してしまい、あまりにも長いあいだ拒んだり、拒まれたりしていたら、最終的に力を注いだり、喜びを持って取組んだりしても、もう遅すぎるのだ。それとも「遅すぎる」ということはなくて、単に「遅い」というだけであり、遅くてもやらないよりはましということなのか?」