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ポリーニ、ベーム&ウィーン・フィル 「モーツアルト/ピアノ協奏曲第19番・第23番」

2012-03-30 11:06:41 | 協奏曲

 先日、「1977年ザルツブルク音楽祭」におけるライヴ、ポリーニのベーム&ウィーン・フィルによるモーツアルト「ピアノ協奏曲第23番」(FMエア・チェック)を取り上げたが写真のLPはこのコンビのセッション録音である。(国内盤DG/MG-1038、1976年録音)「第23番」のほかに「第19番」も収録されている。因みにこの録音がポリーニ初のモーツアルトの「協奏曲」のレコードだった。

 レコードのポリーニもべームと息のあった颯爽としたモーツアルトを聴かせている。当然のことながらバックの「ウィーン・フィル」の優美なアンサンブルも素晴らしい。特に「第19番」は「第23番」に比べてコンサートで演奏される機会が少ないためレコード録音等で接する機会が多いがなかでもこの演奏はベームの風格とともにふたりの気品を感じとれる名演だと思う。

 ところで「第19番ヘ長調K.459」は1784年にモーツアルト自身のコンサートのために書いた作品だが後の1790年に神聖ローマ帝国皇帝「レオポルトⅡ世」のフランクフルト・アムマインにおける「戴冠式」で有名な「第26番ニ長調K.537」と共に演奏されている。



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