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カラヤン/ベルリン・フィルの全てライヴ録音によるベートーヴェン交響曲全集

2008-12-14 17:28:25 | ヘルベルト・フォン・カラヤン
 ヘルベルト・フォン・カラヤン/ベルリン・フィルの全てライヴ録音によるベートーヴェン交響曲全集がイタリア・メモリーズ(Memories Excellence)から出ている。(写真)CD5枚組BOXで解説書は添付されておらず各録音年月のみが記載されている。第5番ハ短調作品67の1988年録音を除き1976年~1977年のライヴ録音である。私の資料で各交響曲の録音年月をよく調べてみるとカラヤン/ベルリン・フィルの公式演奏記録から下記の通り年月日が判明した。また1977年11月のライヴ録音は来日公演ライヴで私も会場に足を運んだ東京・杉並・普門館でのベートーヴェン・チクルスのライヴであることもわかった。
 1)交響曲第1番ハ長調作品21   1977年11月13日 東京/普門館
 2)交響曲第2番ニ長調作品36   1977年11月14日   同上
 3)交響曲第3番変ホ長調作品55「英雄」1977年11月13日 同上
 4)交響曲第4番変ロ長調作品60  1977年11月15日   同上
 5)交響曲第5番ハ短調作品67   1988年12月 3日または4日 ベルリン・フィルハーモニー
 6)交響曲第6番ヘ長調作品68「田園」1977年8月28日 1977年ザルツブルク音楽祭
 7)交響曲第7番イ長調作品92   1977年11月15日 東京/普門館
 8)交響曲第8番ヘ長調作品93   1977年11月17日  同上
 9)交響曲第9番ニ短調作品125「合唱」付 1976年8月29日 1976年ザルツブルク音楽祭 祝祭大劇場
 以上の詳細データが判明した。演奏はいずれも流麗・スマートなカラヤン・スタイルで貫かれているが特に第5番と最後の第9番が印象に残るインパクトの強い演奏である。第9のソリストはソプラノ/アンナ・トモワ=シントウ、アルト/アグネス・バルツァ、テノール/ぺーター・シュライヤー、バリトン/ホセ・ファンダム、合唱 ウィーン楽友協会合唱団で当時並行して行われたレコード録音セッションと同メンバーである。また1977年の東京/普門館のライヴはこれまでレコード・CD化共これまでされてなかったもので資料価値は高いと思われる。


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