教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

姫路科学館のロボット作り学校いいですね!

2008-01-26 06:42:56 | 文化・芸術
産経新聞(1月25日16時28分配信)によると、

兵庫県姫路市の姫路科学館が、小中学生を対象に開いているロボット作りの学校が成果をあげている。ここでの体験をきっかけに、理系の高校や大学に進学、なかにはロボット競技の全国大会出場を目指す高校生もいる。理科離れ、理科の学力低下が心配される中、注目を集めそうだ。(姫路支局 秋山紀浩)姫路市青山の姫路科学館では、ロボットを科学教育に取り入れる試みが行われている。2足歩行ロボットを製作するイベント「はりまロボットスクール」だ。小中学生に物作りの面白さ、科学の奥深さを知ってもらおうと開催されている。

☆この「科学の奥深さ」とものづくりの技術が融合するところを目指しているのが実によい。従来のものづくり技術には、この点が抜け落ちることが多かっただろう。

☆さらによいのは、同紙による次の記事。

同市伊伝居にある県立姫路工業高では、来年4月から新たにロボット開発技術を学習に取り入れ、部品からの開発を行う。3次元で製図して、ロボットの動きをパソコン上で再現する。レーザー加工機で精密な部品を作るなど、ロボット製作の先端を行く機械もそろえた。製図の基礎から教育プログラムに取り入れ、最終的には一つ一つの部品も自作というロボット作りを目指す。

☆ロボット開発技術体験→パソコンによる3次元製図→自作の部品づくり→経験値アップ。

☆この体験が、実際の実用力・応用力につかえる経験値アップのシフトに、パソコンとの格闘がはいっている。ここから実は科学的発想が生まれ出る可能性がある。パソコンは科学の知の結晶で、活用している間に、科学の発想のミームを受け継ぐ偉大なアナロジーだからだ。

☆すべての工業高校で、このようなロボット開発をすると、日本の未来は明るい。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。