教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

EU 国家 企業

2012-05-09 07:17:11 | パラダイム
☆EUというヨーロッパ共同体は、

☆その連携や協調の仕方を

☆どのようにしていくのか

☆そこが実のところ明確でないようで

☆明確。

☆なようで、明確ではない。

☆フランスやギリシャの選挙で

☆足並みがそろわなくなっているわけだが

☆その足並みのそろわなさが、

☆国家における二大政党の政策論議の違いを

☆等身大に反映している。

☆そういう意味で、EUの連合体のモデルは

☆近代国家がモデル。

☆しかし、それでよいのだろうか。

☆そういう意味では過渡期であり方は明快ではない。

☆したがって、EUの新しいモデルはどこから生まれてくるのか。

☆アイルランドの動向がヒントではないないだろうか。

☆ロイター 5月9日(水)6時31分配信 によると、

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのホノハン・アイルランド中銀総裁は8日、欧州の救済基金に銀行への直接支援を認めなければ機会を逸することになるとの見解を示した。・・・・・・総裁は、欧州救済基金が政府に対して行った融資によって当該国の債務がいっそう膨らみ、格付け会社の懸念につながったと指摘。財務基盤の弱い銀行の資本を増強し、将来の問題を防ぐ手段として救済基金の枠組みを直接活用すれば、ソブリンと銀行の間の連鎖を断ち切ることができるとの見方を示した。

☆国家と企業の一蓮托生を防ぐ目的だろうが、

☆EUが各共同国を超えて、民間とやりとりをする

☆動きを加速する予兆なのかもしれない。

☆民族や国民を超えた共同体への道が開けるのか。

☆アメリカ合衆国をモデルにした着想

☆であるヨーロッパ合衆国であったが、

☆どこかがが違う。移民あるいは植民というプロセスがなく

☆即共同体に移行するということなど起こるだろうか?

☆もし起こることが可能だとすれば、それはなぜなのか?

☆ヨーロッパ中世とシュンペータとサンデル教授にそのヒントがあるだろう。

☆シュンペータは中世にプレ資本主義をみていた。

☆しかし、それは近代資本主義と非対称的な部分がある。

☆剰余価値を認めない資本主義。

☆そんなことは可能なのか?

☆サンデル教授も中世にコミュタリアニズムのプロットタイプを

☆アリストテレス経由でみている。

☆実はアリストテレスは中世神学とマルクスに発想を与えている。

☆共通善資本主義がプレ資本主義であり、

☆マルクスが分析した近代資本主義は、非共通善資本主義。

☆資本主義のシステムは、その両方の資本主義にとって重要なのは

☆交換である。

☆等価交換という交換正義は、正義があっても

☆共通善という配分正義を配慮するかしないか

☆で、資本主義のあり方の違いがでてくる。

☆もちろん、中世の共通善資本主義は、神学上の話であって

☆リアルには存在していない。

☆神の名を語って、やっていたことは非共通善資本主義の初期段階である。

☆神学と経済の亀裂。

☆一般にはそれでよいのだと認識されているが、

☆シュンペータは、その亀裂の片方に近代資本主語の展開を洞察し、

☆創造的破壊によって、近代以降の資本主義の新たな可能性をも予告していたのかもしれない。

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