教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

ブログについて知る座談会

2005-08-19 14:17:37 | 戦略
論座9月号(2005)の特集は
おもしろい。

特集「ブログの実力」

特に

ネット創業者座談会が
必見。

1965年生まれの(株)インフォバーン会長小林弘人氏
1975年生まれの(株)はてな社長近藤淳也氏
1976年生まれの「2ちゃんねる」管理人西村博之氏
?年生まれの学習院大学教授 遠藤薫氏

が座談会をやった。

○世代の開きを感じさせない知識が行き交うが、
やはり開きのある話し方。
○組織作りが完全にシフトしていることは共通している。
○企業として成功するには、どこかに必ず痴的なところが
なければならないという点が、強烈に教育と違うところだ。
教育はこれをどのように昇華しているのか。ここに世界を変える
キーがある。
○マスメディアの未来像がなんとなくイメージできる。
○知的財産権の未来がわかる。
○インタネット時代でも日本は鎖国状態。やはり「英語」がキー。
○日本の「日記文学」とブログの関係。なるほど日本にも公共性はあった。
○ヨーロッパでは教会権力が衰退したときに「告白文学」が起こる。これも
なるほどだ。要するにブログは新しい言論の自由の技術。
○既存の組織ジャーナリズムの5つのコンポーネンツ独占支配を
切り崩すブログ。ホリエモンはやはりこの社会映像を映し出している。
○私のブログの使い方はどうやら一般的ではないらしい。

ホリエモンは社会映像を投射する

2005-08-19 10:47:35 | グローバリゼーション
堀江社長
キャラクターであるホリエモン。

ホリエモンは今のパラダイムの上で
生まれている社会現象を映し出す
キャラクターである。

今回の選挙に出馬するしないという動きも
古いパラダイムに打ち勝つ=新しいパラダイムの促進活動。

ホリエモン化された堀江社長は、パラダイムを生み出す
わけではない。パラダイムを確定させる
キラー・キャラクターではある。

ミネルバのフクロウは空が灰色になってから飛び立つ。
つまり新しいパラダイムが生まれてきてから飛び立つ。

ホリエモンもそうだ。新しいパラダイムを支える
法律という枠組みの中できちんと動いている。
法実証主義者で、その法律が悪法か否かの正義は
どうでもよい。

一見フラットなスタイル→ネットビジネス→
サイバー通信→ファンドビジネス→
新パラダイム維持のための立法活動

などなどは情報が金を生むというパラダイム
を強化する活動である。

ホリエモンの想定内というのは
このパラダイム内ということなのだろう。

次は地政学的な拡大とホリエモンに憧れる
優秀な人材を育成する中等教育参入。

つまり市場拡大とマーケットファミリー作り。

海陽学園や公文国際、郁文館、に続く
株式会社「的」学校に対し
どういう揺さぶりをかけるのだろう。

ビル・ゲイツはすでに学校を支援している。
孫正義はこれからだろう。

次にホリエモンがその生まれたパラダイムを促進
するように活動する。

今の教育という現象を映し出すだろう。

もっとも今の私学もルーツをたどれば
政財界人が創立した学校は多い。

孫正義やホリエモンが参入したら、
従来の政財界人とは
どのような違いを見せるのだろうか。

そのときこそパラダイムのシフトが明確に
社会映像化するに違いない。